概要・あらすじ
赤塚不二夫生誕80周年を記念して、『おそ松くん』が再アニメ化されることが決定。喜び勇む松野おそ松兄弟とかつての登場人物たちだが、果たして「昭和」のアニメが現代に通用するのか、一抹の不安がよぎる。そこで、長男おそ松が作風のリニューアルを提案、手始めに全員をイケメン化したアイドルアニメ風、さらには某有名巨人マンガのパロディ、突然のスポーツアニメ化と、迷走に次ぐ迷走を重ねていく。結局、再アニメ化への回答は見つからず、それから10数年が経過。おそ松兄弟たちは、20歳を過ぎて特にやりたいことも見つからず、体だけは大きな「おそ松さん」となってしまったのだった。
登場人物・キャラクター
松野 おそ松 (まつの おそまつ)
松野家の長男。イメージカラーは赤。小学6年生の気持ちのままオトナになってしまった「奇跡のバカ」。パチンコと競馬が生きがい。何か行動を起こすときは、リーダーシップを発揮して弟たちを引っ張っていっている。
松野 カラ松 (まつの からまつ)
松野家の次男。イメージカラーは青。キリッとした太い眉が特徴。革ジャンとサングラスをよく着用している。ナルシストで自分の世界に浸っているが、周囲からは白い目で見られがち。
松野 チョロ松 (まつの ちょろまつ)
松野家の三男。イメージカラーは緑。他の兄弟に比べ黒目が小さめで、下がり眉。頭のアホ毛もない。常識人を気取っているが、アイドルオタクで女の子に対して過剰な理想を抱いている。
松野 一松 (まつの いちまつ)
松野家の四男。イメージカラーは紫。目が半開きで、髪の毛はボサボサ。マイペースな皮肉屋で、根暗。常に猫背でボソボソとした喋りかたをする。猫が友達。
松野 十四松 (まつの じゅうしまつ)
松野家の五男。イメージカラーは黄。目の焦点が合っておらず、常に口は開きっぱなし。頭のアホ毛は1本だけ。異常に明るくハイテンションで、なにをしでかすかわからない性質。
松野 トド松 (まつの とどまつ)
松野家の六男。イメージカラーはピンク。他の兄弟に比べ黒目が大きめで、アヒル口をしていることが多い。ニット帽をよく被っている。甘え上手な末っ子だが、腹黒い一面を見せることも。愛称は「トッティ」。
弱井 トト子 (よわい ととこ)
可愛らしい容姿とは裏腹に、強気な性格。腕っ節も強く、得意技はボディブロー。松野家の六つ子たちとは幼馴染みだが、いい年をしてニートをしている彼らには呆れている。実家は魚屋。
イヤミ
出っ歯にちょびヒゲ、派手なスーツが特徴。一人称は「ミー」で、口癖は「~ザンス」「シェー!」。その名の通り、嫌味な性格。「おフランス帰り」を自称しているが、フランスに行ったことはない。
チビ太 (ちびた)
坊主頭のてっぺんに1本だけちょろりと残った髪が特徴。べらんめえ口調で喋る。幼いころからのおでん好きが高じて、おでん屋台を引くようになった。
ダヨーン
何でも吸い込む異常に大きい口が特徴。語尾に「だよーん」と付けて喋る。神出鬼没で、正体不明のおじさん。
デカパン
常に大きなトランクス一丁で、パンツの中から色々なものが出てくる。温厚でのんびりした性格のおじさん。
ハタ坊 (はたぼう)
オーバーオール姿で、頭の上に立てた旗が特徴。口癖は「ダジョー」。常にぼんやりしており、何を考えているのかわからない。
おとうさん
六つ子たちの父。フルネームは松野松造。ニートを続ける六つ子たちの暮らしを支える大黒柱。
おかあさん
六つ子たちの母。フルネームは松野松代。明るく息子たちを育てており、彼らのことを「ニートたち」と呼んでいる。
おそ子 (おそこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野おそ松の女性版。サバサバした性格のOL。気配り上手なまとめ役。
カラ子 (からこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野カラ松の女性版。活発なスポーツ好き。日焼けした肌が特徴。
チョロ子 (ちょろこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野チョロ松の女性版。BL好きなオタクで、いわゆる腐女子。
一子 (いちこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野一松の女性版。スピリチュアル系で、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。
十四子 (じゅうしこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野十四松の女性版。ハイテンションな黒ギャル。かまってちゃん。
トド子 (とどこ)
「じょし松さん」として放送された回に登場する、松野トド松の女性版。ゆるふわな森ガール風。天然をよそおっており、あざとい性格。