概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
因幡 冬馬 (いなば とうま)
東京でのサクセスストーリーにあこがれて上京してきた浪人生の男子。年齢は18歳。慶應義塾大学の受験の際に知り合った四葉美咲子に一目惚れした。受験に失敗するものの美咲子を落胆させないために見栄を張り、大学に合格した風を装いながら交流を重ねている。実家は伊豆にある温泉旅館「因幡旅館」で、一人息子のために跡を継ぐことを望まれている。麻生の叔父の家で居候をしながら浪人生活を送ることとなるが、同居する一歳年下の従妹・春日麗は因幡冬馬自身が大学受験に失敗した遠因ということもあり、当初は彼女に冷たい態度を取っていた。しかし、全裸で料理を作るなどの奇矯なアプローチの数々が、純粋な恋愛感情と優しさから来るものだと理解してからは次第に麗に惹かれていき、美咲子と麗に対する思いで揺れ動くようになる。心優しい性格でお調子者ながら、友情に厚い一面を持つ。また浮気性で、恋人がいながらもほかの女性と関係を持つことがしばしばある。自己中心的な価値観から暴走することもあるが、幼少期から旅館の跡継ぎとして期待されてきたことによって傷ついたナイーブな心の持ち主。幼い頃のあだ名は「トンマ」で、麗からは今だにその名で呼ばれている。
春日 麗 (かすが うらら)
東京の麻生で暮らしている女子高校生。因幡冬馬より一歳年下の従妹で、膝上20センチのミニスカートにルーズソックスを履いている。幼い頃に母親を亡くしたために父子家庭で育ったものの、父親とは折り合いが悪い。幼少期は心を閉ざしていた時期もあったが、親類との旅行で訪れた鎌倉で因幡冬馬によって心を救われ、それ以来、ひそかに思いを寄せていた。大学受験を機に上京してきた彼のもとにデリバリーヘルス嬢を装って押しかけ、積極的なアプローチを仕掛けるものの、あまりに直接的過ぎる行動のうえに冬馬が過去の出来事をまったく覚えていなかったため、思いが伝わることはなかった。しかし、大学受験に失敗した冬馬を思う優しさが伝わると、次第に恋人のような関係となっていく。何事に関しても極端に自己犠牲的な行動を取ることが多い。
書誌情報
桜通信 20巻 小学館〈ヤングサンデーコミックス〉
第1巻
(1995-11-01発行、978-4091516619)
第2巻
(1996-03-01発行、978-4091516626)
第3巻
(1996-06-01発行、978-4091516633)
第4巻
(1996-09-01発行、978-4091516640)
第5巻
(1996-12-01発行、978-4091516657)
第6巻
(1997-03-01発行、978-4091516664)
第7巻
(1997-06-01発行、978-4091516671)
第8巻
(1997-09-01発行、978-4091516688)
第9巻
(1997-12-01発行、978-4091516695)
第10巻
(1998-04-01発行、978-4091516701)
第11巻
(1998-07-01発行、978-4091522818)
第12巻
(1998-10-01発行、978-4091522825)
第13巻
(1999-01-01発行、978-4091522832)
第14巻
(1999-04-01発行、978-4091522849)
第15巻
(1999-07-01発行、978-4091522856)
第16巻
(1999-09-01発行、978-4091522863)
第17巻
(2000-01-01発行、978-4091522870)
第18巻
(2000-04-01発行、978-4091522887)
第20巻
(2000-08-01発行、978-4091522900)







