今度の恋は勝ちましょう

今度の恋は勝ちましょう

28歳で彼氏もおらず、結婚の予定も趣味もない地味な理系女子が、馬主になることが夢だったイケメン上司に競馬を教えてもらい、一口馬主を始める。競馬を通して二人の距離も接近していくオフィスラブコメディ。小学館「プチコミック」2019年6月号から連載。

正式名称
今度の恋は勝ちましょう
ふりがな
こんどのこいはかちましょう
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

鹿山なの加は28歳のシステムエンジニア。思いきって婚活パーティーに参加してみるものの、会話も弾まずに惨敗。これから新しく何かを始める気力もなく、20代は仕事だけでなんのイベントもなく終わってしまうのかと思っていた。最近、好きになったイケメン俳優の「中村遼太郎」が競馬場に来るというので彼見たさに初めて競馬場を訪れるなの加。競馬場は思ったよりキレイで、女性限定のヘアアレンジイベントを無料でやっていた。自分の歳でポニーテールなんて、となの加は躊躇したものの、大人かわいく仕上げてもらい、大満足。気分も上がって場内を見学していると、会社のチーフの黒瀬要宇に偶然会ってしまう。黒瀬はいつもと違う雰囲気のなの加を褒めてくれ、競馬場に初めてきたというなの加に競馬の買い方を教えてくれた。会社では仕事に厳しく、クールな一面しか見たことがなかった黒瀬が、競馬の話をするときは子供みたいに無邪気に笑うのだった。発走前の馬をパドックでいっしょに見て、好みの馬を選び少額の馬券を買ったなの加。ゴール前でレースを観戦していると、二人が買った3番の馬のポルカが1着でゴールした。興奮してなの加に抱きついた黒瀬は、なの加に写真を撮ってほしいと言って優勝馬との記念撮影のため、下へ降りていった。黒瀬は一口馬主をしており、ポルカは黒瀬の愛馬だったのだ。馬の走る姿はきれいで、レースにドキドキして、とても楽しいと感じたなの加。黒瀬に「一口馬主をやってみないか」と誘われたなの加はすぐに「やりたい」と返事をし、大きな買い物をする決断をするのだった。こうして二人は、馬を通して話をする機会が増え、少しずつお互いを意識し始める。

登場人物・キャラクター

鹿山 なの加 (かやま なのか)

28歳のシステムエンジニア。空気の読める地味な理系女子。ふだんは髪を後ろでひとつにまとめている。結婚したいとは思っているが、女子力もコミュニケーション能力もさほど高くないため、どうやって男性と付き合えばいいのかもわからなくなっている。俳優の中村遼太郎が好きだが、ほかに趣味と呼べるものはない。初めて行った競馬場でレースや馬を好きになり、一口馬主を始める。

黒瀬 要宇 (くろせ よう)

鹿山なの加が勤める会社の直属の上司。チーフで仕事のできる31歳の男性。イケメンで独身の肉食女子たちから狙われている。仕事とプライベートをきっちり分けており、個人行動を好む。競馬が好きで話し出すと止まらない。馬主になるのが夢だったが、年収1700万円以上ないと馬主にはなれないので、一口馬主で夢を叶えている。

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