機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート

機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート

テレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスピンオフ作品。漫画は『幼女戦記』のコミカライズなどでも知られる東條チカが担当。原作の前日譚(たん)にあたるネットアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE』から5年後となるA.S.(アド・ステラ)106年の地球を舞台にしている。ガンダム・ルブリス・ジウのパイロットであるキユウ・ラボットと、身体拡張技術「GUND」の研究機関であった「ヴァナディース機関」の生き残りであるヴィルダ・ミレンが、二人に課せられた「呪い」を解くために、巨大な輸送トレーラーを駆って地球を旅する姿を描いたロボットバトルアクション。原作の補完要素として、ヴァナディース機関の壊滅がもたらした世界の変化や機関の生き残りの動向も描かれている。また主人公機であるガンダム・ルブリス・ジウのほか、ガンダム・ルブリス・アノクタなど、ガンダム・ルブリスの流れを汲(く)むモビルスーツが複数登場する。KADOKAWA「ガンダムエース」2023年5月号から掲載の作品。

正式名称
機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
ふりがな
きどうせんしがんだむ すいせいのまじょ ゔぁなでぃーすはーと
原作者
矢立 肇
原作者
富野 由悠季
漫画
ジャンル
戦争
 
宇宙開発
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

キユウ・ラボット

ヴィルダ・ミレンの助手で、ガンダム・ルブリス・ジウのパイロットを務めているアーシアン(地球人)の少年。天真爛漫(らんまん)な性格で、恩師であるヴィルダのことを心から慕っている。また背が低いため高い場所に手が届かないことが不満で、早く大人になりたいという気持ちが非常に強い。一方で、子供ならではの自由奔放な振る舞いで、ヴィルダの手を焼かせている。特にガンダム・ルブリス・ジウに乗り込むと、「パーメットリンク」と呼ばれる機体と人体の接続機能の作用によって自意識とヴィルダへの忠誠心が肥大化し、突飛な行動を取ることが多い。しかしモビルスーツの操縦技術は超一流で、軍の治安維持部隊を軽々と蹴散らすほどの実力を誇る。過去にGUNDによるなんらかの処置を受けており、その影響からガンダム・ルブリス・ジウから離れて生きていけないことが示唆されている。

ヴィルダ・ミレン

かつてGUNDの研究者としてヴァナディース機関に所属していた女性。のちに「ヴァナディース事変」と呼ばれる襲撃事件の生き残りで、現在は身分を隠して流れの医者として生計を立てている。冷静沈着な性格で、医者として優れた資質を秘めている。一方で生活能力に乏しく、家事の多くを助手のキユウ・ラボットに任せている。キユウのことを、かつて「宇宙多孔症候群(マイクロフィスチュラしょうこうぐん)」という病気で亡くなった弟と重ねて見ている。そのため身体的な問題からキユウにできないことをサポートしたり、彼に危険が降りかかった時は身を挺して守ろうとするなど、彼を大切に思う気持ちは非常に強い。ヴァナディース機関の代表を務めるカルド・ナボを尊敬しており、彼女が亡くなってヴァナディース機関が壊滅した現在も敬意を払っている。

クレジット

シナリオ

米山 昴

企画協力

HISADAKE

原作

,

書誌情報

機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート 3巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉

第1巻

(2023-07-25発行、 978-4041139615)

第2巻

(2024-02-26発行、 978-4041146965)

第3巻

(2024-09-25発行、 978-4041153628)

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