機巧童子ULTIMO:0

機巧童子ULTIMO:0

ダンスタン博士の実験により作り出された、究極の善を体現する機巧童子・ウルティモと、究極の悪を体現する機巧童子・バイスの戦いを描いたロボットアクション。『機巧童子ULTIMO』連載版の前に製作された読み切り版で、連載版とは設定等が異なる。原作者はスタン・リー。アメリカンコミック的な横書きのナレーションが特徴的な構成となっている。

正式名称
機巧童子ULTIMO:0
ふりがな
からくりどうじうるてぃも
原作者
スタン・リー
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

1000年前、究極の力を追い求めたダンスタン博士によって、完全なる善の心を持つ機巧童子ウルティモと完全なる悪の心を持つ機巧童子・バイスが作り出された。1000年後、WEST TOKYOの街を能面の巨大な化物が襲う。破壊の限りを尽くす能面の化物の攻撃を受け止め、人々を守ったのは善の機巧童子・ウルティモだった。

そして能面の化物の本体として現れたのは、悪の機巧童子・バイス。ダンスタン博士によって最終戦争が起こるときに蘇る、と予告された二体の機巧童子が蘇り、ついに戦いの火蓋が切られる。

登場人物・キャラクター

ウルティモ

ダンスタン博士によって製作された完全なる「善」の心を持つ機巧童子。朱の髪に緑の瞳。中世的で美しい少年の姿をしている。「浄化」の「能」力を持つ。巨大な手甲を自在に変化させ、拳獅子、剣鶴、神花火など効果の異なる「能」を使用することができる。清らかで優しい心の持ち主だが、「悪」の化身であるバイスには容赦しない。

バイス

ダンスタン博士によって製作された完全なる「悪」の心を持つ機巧童子。黒い髪の少年。「破壊」の「能」力を持つ。巨大な手甲を自在に変化させ、亀頭刃、鬼鼓など効果の異なる「能」を使用することができる。「能」面の化物の姿でWEST TOKYOを襲う。

ダンスタン

1000年前のKYOTOで、完全なる「善」の心を持つ機巧童子・ウルティモと、完全なる「悪」の心を持つ機巧童子・バイスを製作した博士。外国人の男性。人間のように善悪の混交した心を持たず、迷いを持たない存在に、考えうる限りの兵装能力を与えた戦わせると、それが人類に何をもたらすのか、というのが彼のテーマ。 原作者スタン・リーの容貌をモデルとしていると考えられる。

ダールマン

WEST TOKYOのFORMLESS CITYにある「ファームレスポリス」の署長。太った強面の中年男性。バイスを倒すために出現したウルティモに対して、最初に話しかけた人間。

K

「警察機動隊S.K.A.T.」の隊員。兵器と特殊車両をこよなく愛する青年。その後、バイスに対して発砲してしまう。ウルティモによって切断されたバイスの右腕を手に入れようとする。

その他キーワード

機巧童子 (からくりどうじ)

1000年前、ダンスタンが製作した意志を持つ機械人形。完全な「善」の心を持つウルティモと、完全な「悪」の心を持つバイスの二体が存在している。いずれも巨大な手甲をつけた少年の姿をしている。ただしウルティモによれば、実際には自在に変化する力を持った手甲が、少年の姿を仮に作り出しているとのこと。

「能」力 (のうりょく)

ダンスタンが機巧童子に持たせた力。ウルティモは「浄化」の「能」を、バイスは「破壊」の「能」を持つ。

拳獅子 (こぶしじし)

ウルティモが使う「浄化」の「能」力のひとつ。手甲を巨大な獅子頭のような形に変化させ、殴りつけた相手を浄化する。

剣鶴 (けんかく)

ウルティモが使う「浄化」の「能」力のひとつ。手甲を巨大な鶴の嘴部分のような形に変化させ、相手を貫き浄化する。

神花火 (かみはなび)

ウルティモが使う「浄化」の「能」力のひとつ。袴の裾にロケットエンジンを出現させ、ソニックブームが起こるほどの超音速飛行を行う。

亀頭刃 (きとうじん)

バイスが使う「破壊」の「能」力のひとつ。手甲を巨大な亀の頭のような形に変化させ、打撃と共に相手を切り裂く。

鬼鼓 (おにづつみ)

バイスが使う「破壊」の「能」力のひとつ。手甲を巨大な鼓の形に変化させ、そこから超音波を発する。街をひとつ吹き飛ばすほどの威力を持つ。

クレジット

原作

スタン・リー

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