死んでください!勇者でしょ?

死んでください!勇者でしょ?

冒険や無双にあこがれて異世界転生を果たした勇者のアキトが、パーティーに加わった三人の少女とサバイバル冒険を繰り広げる異世界ファンタジー。「コミック電撃だいおうじ」59号から73号にかけて連載された作品。

正式名称
死んでください!勇者でしょ?
ふりがな
しんでくださいゆうしゃでしょ
作者
ジャンル
ファンタジー
レーベル
電撃コミックスNEXT(KADOKAWA)
巻数
全2巻完結
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

第1巻

ライトノベルにあこがれる青年のアキトは、チート能力やハーレム展開、世界を救う冒険を夢見て、勇者として異世界転移を果たした。だが、実際に異世界に来てみれば、見た目も能力も元の世界のままでほとんど変わらず、アキトの理想とはかけ離れた状態にあった。アキトはスライム一匹すら倒せず、地味な採取クエストをこなして食いつなぐ生活を送る中で、これではもと居た世界の生活と変わらないと、がっかりしつつも憤っていた。そんなある日、僧侶のリリナ・アストリアをはじめとする三人の美少女に声を掛けられたアキトは、彼の噂を聞きつけていっしょに旅をしたいと望む彼女たちと契約を交わし、新たな冒険を始めることになる。いよいよ本格的な異世界冒険が始まるという期待に胸を膨らませるアキトであったが、リリナたちは突如「死んでください」と言いながら彼の腹部を刺す。目が覚めたアキトが悟ったリリナたちの本当の目的、それはこの異世界の勇者のみに宿る唯一のスキル「勇者の加護」であった。リリナたちはアキトのこのスキルを利用して彼を肉壁のように使い、自分たちの冒険を有利に進めようとする。アキトは必死にリリナたちから逃れようとするが、契約によって召喚術で呼び出されている身の上から逃げることもできなかった。こうして、アキトにとって予想外の危険と波乱に満ちた冒険が始まり、ヘタレ勇者である彼は生き返りスキルで何度も生き返ったり危険な目に遭ったりしながら、仲間との冒険を進めていくこととなった。

第2巻

あこがれの異世界転移に成功したものの、理想の生活が送れないことに不満を抱くアキトは、リリナ・アストリアたちのわがままや奇行に付き合わされながらも、さまざまなクエストをこなして旅を続けていた。そしてアキトは旅を続ける中で、リリナが不運に取り憑かれた僧侶であること、イノリ・カースドが追放された魔王軍元幹部の召喚士だったこと、ティア・ルーデリッヒが羞恥心で動けなくなる騎士であったことを知る。それぞれに不安を抱えながらも魔王討伐のために旅を続ける四人は、新たに挑戦することになったクエストで、黒魔法が使える黒魔導士が必要だと知る。そこへ、アキトの噂を聞いて他国から戻ってきたアイリスが、パーティーに加えてほしいと申し出る。過去の出来事からアイリスを警戒するリリナだったが、アイリスの挑発によって二人は魔法勝負を繰り広げることになる。アイリスが提示した条件は、黒魔法の呪いによって30分後に死の危険がせまったアキトを救い出すことであった。リリナは必死にリカーズをかけてアキトを救おうとするが、アイリスの強力な魔法防護壁によってなかなか解呪ができない。体を張ってでもアキトを助けようとするリリナを見たアイリスは黒魔法を解いて負けを認めるが、勝負の結果に納得がいかないリリナは、アイリスをパーティーに迎えることを望む。こうして新たな仲間を迎えたアキトたちは、さらなる冒険を続けるうちに幸運や偶然を重ねてレベルを上げ、気がつけば冒険者ランクがAにまで急上昇していた。

登場人物・キャラクター

アキト

ライトノベルやアニメなどに登場する異世界にあこがれて異世界転移し、勇者となった青年。黒髪の短髪。異世界にありがちなハーレム展開やチート能力などを期待していたが、異世界に来てからも元の世界とまったく変わっていないことに絶望する。戦闘能力も絶望的なため、山で山菜などを採取するクエストを地味にこなして食いつないでいたことから、周囲に「山菜王」のあだ名で呼ばれている。理想と現実の違いに落胆していたところで、リリナ・アストリアやティア・ルーデリッヒ、イノリ・カースドに声を掛けられ、ハーレムの夢を実現したい下心から、彼女たちと契約を交わしてしまう。のちに唯一のスキルが「死んでもすぐに生き返れる特殊能力」であると知り、「勇者の加護」とも称されるこの生き返りスキルをいいように使おうとするリリナたちの旅に、無理やり付き合わされることになる。また、リリナたちと交わした契約書はイノリとの召喚契約であり、どこにいてもイノリの召喚術でいつでも呼び出されるようになっている。命を落としてもすぐその場にリポップして生き返るため、リリナからは肉壁やトラップを突破するためのデコイとして、無理やり死に追いやられることが多い。しかし、死ぬ時の苦痛は確実にあるため、リリナたちの目的のために死ぬことは嫌がり、極力避けようとしている。肉壁として使われる以外にも、つねにリリナたちに振り回される苦労人だが仲間思いな一面もあり、偶然や幸運を重ねるうちにレベルを上げていく。採取クエストを繰り返すうちに薬草などに詳しくなり、リリナたちと旅立ったあとも、時折癒しを求めて山に出かけている。

リリナ・アストリア

異世界の住人で、僧侶の少女。桃色の長髪をツインテールにまとめ、白いリボンを結んでいる。イノリ・カースド、ティア・ルーデリッヒと共にアキトとパーティーを組む。傲慢な性格で、目的のためなら手段は選ばない。異世界に来たばかりのアキトの噂を聞きつけて声を掛け、半ば無理やり契約を交わした。この契約により、イノリの召喚でいつでもアキトを呼び出せるようにしたうえで、クエスト攻略のために彼の持つ勇者の加護を何度も利用している。クエスト攻略をスムーズに進める目的や、ダンジョンなどのトラップを解除する目的で、率先してアキトを死に追いやったり、彼を肉壁扱いして盾にしている。その一方で、アキトに対してはツンデレのような態度を取ることがある。実は「厄日体質(バッドラッカー)」という謎の不幸体質を持ち、数日に一回来る「厄日」では非常に運が悪くなり、ケガをするなどの不幸な出来事が発生する。一般的に幸運に恵まれやすい僧侶でありながら、厄日体質を抱えていることにはコンプレックスを抱いている。基本的に自信家で自己中心的に振る舞うが、時折仲間思いな一面も見せることから、友人のアイリスからも「素直じゃないけど悪い奴じゃない」と評されている。僧侶としてはリカーズなどの回復や補助系の魔法を得意としており、いくつものトゲがある武器「モーニングスター」による物理攻撃もできる。

ティア・ルーデリッヒ

異世界の住人で、騎士の女性。金髪の長髪を三つ編みでまとめ、頭にカチューシャをしている。イノリ・カースド、リリナ・アストリアと共にアキトとパーティーを組む。生まじめな性格で騎士道に異様なこだわりを持ち、いかなるときでも自分の信念を貫いて主張することから、アキトには「堅物騎士道狂信者」呼ばわりされている。女騎士らしい古風な口調で話す。基本的に思考は短絡的で罠などへの警戒や抵抗は皆無に等しく、自らの騎士道を根拠にむちゃくちゃな行動に出ることが多い。このため、後先を考えずに事態を悪化させたり、トラブルを招いたりすることも多いが決して悪気はなく、本来は純情で仲間思いの人物。しかし、この特殊な信念と性格のために知り合いは少なく、イノリやリリナ以外に親しい友人がいない。背中には長剣を背負い、かなりの巨乳。ふだんはマント状の上着を着ているが、上着の下はビキニアーマーにミニスカートと、露出度の高い格好をしている。本心ではこれらの服装を恥ずかしいと思っているが、騎士道にふさわしい格好だと信じ込んで耐えている。その一方で、アクシデントで服が脱げるなど一度でも羞恥心を感じると、動けなくなったり暴走したりすることもあり、肝心なときに役に立たないことも多い。

イノリ・カースド

異世界の住人で、召喚士の少女。リリナ・アストリア、ティア・ルーデリッヒと共にアキトとパーティーを組む。ふだんは全身をローブで覆っているために素顔すら見えないが、服の下は銀髪赤目の美少女の姿で、背中には妖精のような羽根が生えている。無口で、ふだんは寝ていることが多くマイペースなため、アキトからは「サイレントマイペーサー」と呼ばれている。かなり小柄な体型で、移動時はアキトに背負われていることも多い。ムクロスライムの退治中にアキトと共に崖下へと落下し、イノリの持ち歩く人形がメフィストフェレスであり、また彼女の正体も魔王軍「七つの大罪」の一人、暴食の「ベルゼブブ」であったことが判明する。また召喚能力以外にも、魔力を持つ生物を食らうことで、そのスキルを自分のスキルとして取り込む特殊能力も持つ。空腹で魔力切れを起こすと脱水症状のような状態になるが、指など体の一部を吸うだけでも回復は可能で、アキトとは魔力の相性がいいこともあり、彼の味を気に入っている。実はメフィストフェレス(サタン)の家出の協力者であり、召喚能力は彼の命令に背いたベルフェゴールを食べることで、自らに取り込んだ能力だった。これを活用してアキトを異世界に召喚し、サタンの願いを叶えるためにアキトに近づいていた。

フェンリ・ストライプ

異世界の住人で、アイテムショップ「フェンリ薬品」の店主をしている少女。猫耳付きのフードをかぶっている。リリナ・アストリアたちが冒険に必要な買い物のために、よく利用している。一般に普及している薬品から、自らが調合した薬品まで幅広く取り扱っているが、「たまに戻れなくなるけど液体になれる秘薬」など、危険で怪しい品も多い。また、独自に調合した薬品に関しては健康保証の対象外となっている。

メフィストフェレス

いつもイノリ・カースドが持ち歩いている謎の人形。イノリの正体であるベルゼブブの忠実な下僕を名乗る。大きなわら人形のような姿をしており、イノリのことは「お嬢」と呼んでいる。ある出来事をきっかけに、イノリの手下であり言葉も話せることが判明するが、これらの事実はアキト以外には知られていない。のちにアイリスに怪しまれたのをきっかけに、真の正体が魔王軍を統括する憤怒の魔王「サタン」であったことを打ち明ける。もとはアキトと同様、異世界に送られた勇者であり、先代の魔王に代わって魔王を務めていた。また、魔王や魔王軍も人類が共通の敵を持つことで、地上の平和を適度に保てるように管理するという目的で、神から派遣された存在だった。しかし、勇者たちの怠慢によりサタンが倒されることはなく、長らく魔王を務め続けたことで疲弊し、魔王軍から逃亡しようとしていた。この際に、最も協力的なイノリにベルフェゴールの能力を取り込ませ、召喚能力を得た彼女にアキトを次の魔王候補を兼ねた勇者として召喚させていた。アキトを召喚したのも、冒険の中で力を付けた彼に力を継承し、魔王の座をゆずるためであった。また、最初にアキトを召喚した際に、自らの能力の一つである復活の魔法を継承しており、これがアキトの唯一のスキル「勇者の加護」につながっている。

メガプラント

巨大な食虫植物のようなモンスターで、人やほかの魔物などを誘い出して食らう。ツタに付着させた魔石で釣ったうえで食らうなど一見強力で凶悪だが、動くのは苦手なために遠距離攻撃には弱い。獲物を釣るエサ代わりに使用する魔石は純度の高い魔素で構成されており、細かく砕けば防具の強化や魔法の触媒として使用できることから、レアアイテム扱いとなっている。

アイリス

リリナ・アストリアの友人で、フリーの冒険者の黒魔導士。プラチナブロンドの長髪で、リボン付きのヘアバンドをしている。美少女の姿をしているが、リリナからは男だと思われており、正確な性別は不明。昔から事あるごとにリリナに突っかかっており、彼女をからかうためにアキトを誘惑することもある。さまざまな攻撃魔法のほか、呪いの「黒魔法」を得意とする。黒魔導士としての実力は高く、黒角獣テリオンのツノを加工した、上級者向けの高級杖を使用する。他国のギルドで活動していたが、パーティーが解散したところでアキトの噂を聞きつけ、彼らのもとへやって来た。特異な勇者の加護を持つアキトに強い興味を持ち、リリナとパーティーメンバーの座を懸けた勝負を繰り広げる。リリナのあきらめない姿勢に感服して負けを認めるが、リリナの誘いによって彼女たちのパーティーに加わった。仲間になったあともしばしばアキトにせまったり、リリナを茶化したりしている。ある出来事をきっかけに、イノリ・カースドの持つ人形が魔王であると確信して攻撃を仕掛けるが、アキトと共にイノリとメフィストフェレスの抱える事情を知った。

ニンファ

ツクサ温泉の温泉長を務める水の女精霊。精霊種の中でも水と共に生きる種族であり、水と同化することで水の状態を的確に把握できる。控えめでおとなしい性格の持ち主。大半の属性の魔法は使えないが、ニンファ自身を触媒として黒魔法を使うことから、白魔法と黒魔法のどちらにも対応できる珍しい種族でもある。本来は精霊に性別は存在しないが、姿形は自由に選べることから、趣味で女性の姿を選んでいる。温泉に出るようになった魔物の退治を、アキト一行に依頼する。魔法防壁などを得意とする。

ルシファー

魔王軍「七つの大罪」の一人で、傲慢を司る悪魔の女性。魔王の右腕ともされる大幹部として冒険者たちからも恐れられていたが、多数の目撃者が出るようになったことから、鉢合わせを避けるためにB級以下の冒険者のクエスト受注は中止になる事態となった。「勇者殺し」の異名を持つ大型魔剣「レーヴァテイン」を武器に持ち、これにより「勇者の加護」を破って勇者を殺すことも可能。採取クエストに出ていたアキトと山で遭遇し、レーヴァテインで攻撃するもののすぐに生き返ったアキトの「勇者の加護」に興味を持つ。アキトをそのまま攫おうとするが、助けに来たイノリ・カースドとの戦闘を避けるためにその場を去る。アキトに攻撃すると同時に、アスモデウスの使い魔をアキトの体内に仕込んでおり、その後は彼女と共に彼やイノリの様子を探っていた。真の目的は行方不明になった魔王サタンの捜索であり、人類にさらわれたと思い込んで冒険者などを手あたり次第襲っていた。アスモデウスを通して、アキトたちのそばにいるメフィストフェレスがサタンであった事実を悟ると、サタンに戻ってもらうためにリリナ・アストリアを人質として攫う。サタンに対しては狂信に近い熱烈な敬愛を寄せており、サタンの行方不明の原因がただの家出であった事実も、頑なに認めようとはしなかった。ふだんは冷静で冷酷な性格ながら、サタンのことになると一気に泣き虫になる。

アスモデウス

魔王軍「七つの大罪」の一人で、色欲を司る悪魔の女性。かなりの巨乳で露出度の高い服を着用し、間延びした口調で話す。ルシファーに渡していた寄生型の蛇の使い魔を通してアキトを追い、彼のそばにいるイノリ・カースドとメフィストフェレス(サタン)の動向を探っていた。ターゲットの体に寄生させた使い魔から、音声や温度、魔色や魔素といった情報を得ることができる。サタンが行方不明になったことで取り乱したルシファーと共に、手あたり次第サタンを捜索し続けていた。ほかの魔王幹部も使用するワープ魔法のほか、チャームの魔法によって相手を瞬時に誘惑する力を持ち、下僕と化すことができる。

ベルフェゴール

魔王軍「七つの大罪」の一人で、怠惰を司る悪魔の少年。能力は召喚と使役。主に召喚した悪魔たちを使役して、自分の身の回りの世話をさせている。大悪魔などを含む大量の悪魔を召喚できるため、戦闘においても強力だが、ベルフェゴール自身の戦闘力は皆無に等しい。かなりの怠け者で面倒事を嫌い、魔王城では堕落した生活を送っていた。魔王引退を望むメフィストフェレス(サタン)に新たな勇者を召喚するように命令されるが「疲れるから」という理由で断り、見かねた彼の命令を受けたイノリ・カースド(ベルゼブブ)に食われてしまう。ベルフェゴールがもともと持っていた召喚の能力は、そのままイノリに受け継がれた。

受付嬢 (うけつけじょう)

アキトたちが、登録および利用している冒険者ギルドの受け付けをしている獣人の少女。黒髪のボブカットの髪型で猫耳が生えており、首元に鈴を付けている。主に魔物退治などのクエストを依頼者から受注し、冒険者に斡旋する仕事をしている。冒険者の実力を考慮したうえでクエストを紹介したり、初心者へのアドバイスを行うことで冒険者たちを支えている。

場所

冒険者ギルド (ぼうけんしゃぎるど)

各国に存在するギルドの中でも、魔物退治を専門に扱い、冒険者に仕事を斡旋するギルド。国や市民などから魔物に関する退治や調査などの依頼を受け、冒険者たちに発注を行っている。加入料が安価なため、さまざまな人種が集まっている。クエストは難易度や報酬に応じて、複数のランクにそれぞれ分類されている。ほかにも商業ギルドや職人ギルドなどが存在する。

その他キーワード

勇者の加護 (ゆうしゃのかご)

アキトが転移した異世界の勇者だけが持つとされる、特別なスキル。このスキルを持つ者は、どのような経緯で死んでもすぐにリポップしてその場に生き返ることができる。一見便利だが、死ぬ瞬間の苦痛から逃れることはできない。アキトの持つ勇者の加護はこれまでの勇者が持つスキルと異なり、いくつかの特異な性質が見られるため、アイリスからは貴重な古代魔法の一種ではないかと推測されている。

リカーズ

呪いや阻害魔法などを解除するための、解呪用白魔法。魔色を解析し、対象者の魔色でないものを取り除く効果がある。ただし、呪いや阻害魔法は術者のレベルが高いほど複雑に絡んでくるため、低レベルなリカーズではこれらを完全に取り除くことはできない。リリナ・アストリアとの勝負でアイリスがアキトにかけた黒魔法を解除するために、リリナが何度も使用していた。

コールクォーツ

宝石型の連絡用アイテム。アクセサリー状に加工されたクォーツに魔素周波を合わせることで、離れていても音声通信ができるようにした。使用者の魔力を動力源としているため、使用者によって通信できる規模や範囲は異なる。最新式のコールクォーツは100キロメートルまで対応しているが、そこまで飛ばせるほどの使用者は少ないため、平均的な通信範囲は30キロメートル程度となっている。

黒魔導士 (くろまどうし)

魔導士の中でも、攻撃魔法を得意とする魔導士。さまざまな属性攻撃だけでなく、状態異常を引き起こす攻撃などを得意としている。素質によって差が激しい職業であり、黒魔導士自体の数は少なくないが、実力者はほんの一握りしかいないとされている。攻撃魔法を扱える一方で、回復などを扱う白魔法は魔術構築が根本的に異なるため、基本的には覚えられない。

書誌情報

死んでください! 勇者でしょ? 全2巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉

第1巻

(2019-03-27発行、 978-4049124286)

第2巻

(2019-10-26発行、 978-4049128406)

SHARE
EC
Amazon
logo