概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
二階堂 六花 (にかいどう りっか)
高校2年生の女子生徒。水泳の飛び込み選手であり、もともと泳ぐのは得意。従弟で幼なじみの二階堂楪に想いを寄せているが、自分のことをどう思っているのかわからない楪の態度をもどかしく思っている。過酷な運命を告げられても、何とか生き残ろうと解決策を模索するなど、粘り強く簡単にはあきらめない性格。
二階堂 楪 (にかいどう ゆずる)
二階堂六花の従弟。二階堂本家の跡取りだが、病弱でよく大学を休学しており、活発な六花とは対照的に大人しく過ごすことが多い。従妹である六花を妹のように大切に思っている。六花に触れた後で不思議な力に目覚め、その際に自らの秘密を知ることになったが、誰にもそれを明かしていない。
水池 立夏 (みずち りっか)
黒くて長い髪の持ち主。二階堂六花が飲み込んだ金の種を取り戻すため、六花の通う学校に転入し近づく。六花が現れるまでは、出水より金の種を与えられていた存在であった。水の中を自由に泳いだり、別の場所から水を通して自在に移動することができる。体に六花と同じ花びら型のあざがある。
出水 (いずみ)
水に棲む者。いつも黒い服に身を包む、黒髪の青年。水を通して自在に移動したり、水を自由に操るなど不思議な力を持つ。二階堂六花に金の種を与え、六花を手に入れるため、彼女と二階堂楪に近づく。楪の力を目の当たりにした時には楪のことをよく知っている感覚に襲われたが、出水自身もその理由はわからなかった。
その他キーワード
金の種 (きんのたね)
深い森の奥に49年に一度現れる泉に実る種。これを飲み込んだ者の命を49年だけ延ばすことができる。二階堂六花が現れるまでは、出水が水池立夏にこの種を与えて延命させていた。
花びら型のあざ (はなびらがたのあざ)
事件後の二階堂六花の体に徐々に現れ始めたあざで、金の種を飲んだ者の、水との同化の進行具合を表している。7つのあざがすべて出現した時、金の種を飲み込んだ者は完全に水と同化するとされる。水池立夏の体にも同様のあざがあり、六花のあざが増えるに従って立夏のあざが消えていく。
常冬の湖 (とこふゆのみずうみ)
出水が棲む水の世界の奥深くにある湖。周囲の気候は常に冬だが、49年に一度だけ氷が溶けて花が咲き、その時に金の種が実る。二階堂六花が出水に連れられて訪れた際、六花の周りだけ氷が溶けて花が咲き、木々が芽吹いた。
書誌情報
水に棲む花 5巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2004-07-01発行、978-4091383921)
第2巻
(2004-12-01発行、978-4091383938)
第3巻
(2005-05-01発行、978-4091383945)
第4巻
(2005-10-01発行、978-4091383952)
第5巻
(2006-04-01発行、978-4091303561)







