概要・あらすじ
高校1年生の男子、水戸要は、父親譲りの鋭い目つきと母親譲りのぶっきらぼうな話し方が災いし、他人に頼られたことがなかった。一度でいいから誰かに頼られたい、それが水戸の願いだった。そんな水戸の夢を叶えたのが、となりのクラスの夢咲舞落(ゆめさきひらり)である。彼女は3日前、突然能力者になった。その能力は日替わりで、毎朝、彼女のスマホに、神様と名乗るアカウントから、能力の内容が送られてくるのだ。ポンコツ女子である夢咲は、能力を検証するのだが、力を持て余しトラブルの連続。そんな彼女は、なぜか他人が避ける水戸に頼り、師匠と呼んで教えを請うた。突拍子もない話だったが、水戸にとっては自分を頼ってくれるということだけで嬉しかった。今日もまた、「触ったものがドローンになる」という能力に振り回され、空中を飛んでやってきた夢咲。水戸は彼女を受け止め、落ち着かせ、最終的にドローンをコントロールして空中静止できるようになるまで導いた。アドバイスをしているうちに、夢咲がものすごく可愛いことに気がついた水戸は、彼女が頼ってくれるなら、なんのために能力の検証をするのかなどどうでもよかった。すると突然、あたりに爆音が響き、隕石が落下した。落下跡には巨大な空洞ができている。夢咲のスマホに神様からのメールが届く。それは、夢先が能力検証のパートナーを見つけたことへのお祝いの言葉だった。また、水戸に事の重大さを認識させるために、隕石を落としたという。1年後、その1000倍のものが地球に落下するのだという。1年後に訪れる人類滅亡のシナリオを食い止めるために、どの能力を使えば、隕石を阻止できるかを検証するのが二人の使命であった。それを聞いた水戸は、1年間毎日夢先と一緒にいられるのかと密かに喜ぶ。隕石衝突まであと1年。こうしてポンコツ少女と頼られたい少年の、秘密の検証生活が幕を開けたのであった。
登場人物・キャラクター
水戸 要 (みと かなめ)
高校1年生の男子。父親似の鋭い目つきと母親譲りのぶっきらぼうな物言いが特徴。その風貌と話し方のせいで、他人に頼られたことがなく、誰かに頼られたいと切実に願っていた。そんなある日、突然能力者となった夢咲舞落に頼られることになり、喜びを感じる。また、彼女の可愛らしさに気づき、恋心を抱くようになる。1年後の隕石衝突を阻止するため、日替わりで与えられる夢咲の能力の検証を行う。
夢咲 舞落 (ゆめさき ひらり)
高校1年生の女子。水戸要の隣のクラス。「ウサックマ」というウサギと熊の髪飾りをしている。巨乳。関西弁を話す。突然、神様から日替わりで能力を与えられ、1年後に飛来する隕石を阻止するため、毎日能力を検証する使命を与えられる。過去、水戸要にかけられた言葉に救われた経験があり、能力検証のパートナーに水戸を選ぶ。
書誌情報
ポンコツちゃん検証中 7巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-09-18発行、 978-4091293275)
第2巻
(2019-11-18発行、 978-4091294395)
第3巻
(2020-01-17発行、 978-4091295484)
第4巻
(2020-04-16発行、 978-4098500673)
第5巻
(2020-07-17発行、 978-4098501656)
第6巻
(2020-10-16発行、 978-4098502721)
第7巻
(2021-01-18発行、 978-4098503834)