江戸川乱歩異人館

江戸川乱歩異人館

江戸川乱歩の小説をコミカライズした中短編集。多くのエピソードが光文社「江戸川乱歩全集」を底本としており、岩波書店「江戸川乱歩短編集」も引用されている。舞台は大正時代から昭和時代初期。人の心に潜む狂気に興味を持つ小説家の男性・江戸川乱歩が、不可思議な事件に遭遇したり、「うつし世の名探偵」を自称する男性・明智小五郎が解決した事件を聴取しながら、すべての事件を物語として昇華していくグロテスクホラーサスペンス。江戸川乱歩作品の忠実なコミカライズではなく、江戸川乱歩と明智小五郎が面識を持っていたりと、細部に大胆なアレンジが加えられているのが特徴となっている。集英社「ビジネスジャンプ」2010年19号から2011年21・22合併号、「グランドジャンプPREMIUM」2012年1号から2013年14号、「グランドジャンプ」2013年6号から2015年17号にかけて連載された作品。

正式名称
江戸川乱歩異人館
ふりがな
えどがわらんぽいじんかん
作者
ジャンル
グロテスク・エログロ
 
推理・ミステリー
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

江戸川 乱歩 (えどがわ らんぽ)

作家を生業とする男性。肩の上までの白髪で、縦縞の着物にカンカン帽をかぶっている。洞察力に優れており、作家仲間の女性が受け取った奇妙な手紙に関する相談を受けたりしている。少年時代に明智小五郎と出会い、「D坂の殺人事件」に巻き込まれて以降、たびたび小五郎とは連絡を取り合っている様子がある。好奇心が強く、探偵のまね事のような活動も行っている。ふだんはひょうひょうと振る舞っているが、意図せず怪事件や怪異に行き遭うことが多く、その際には不安な様子を見せるなど、人間らしい一面を覗かせる。

明智 小五郎 (あけち こごろう)

探偵を生業とする男性。「うつし世の名探偵」を自称している。うねりのある黒髪に、白い山高帽と白を基調としたスーツを身につけている。ぶしつけで高慢な態度で人に接し、初対面の江戸川乱歩にも唐突に話しかけ、「D坂の殺人事件」における第一発見者とした。死体を目の当たりにしてもいっさい動じない豪胆さを持ち、殺人事件における最大の興味はその動機にあると断言している。動機を探るためなら、性的倒錯者のための秘密倶楽部に潜入することもいとわない。

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