あらすじ
第1巻
昭和の時代。エリカはパパ、ママ、おばあちゃん、お兄ちゃん、弟との六人暮らしで、大好きな家族に囲まれてにぎやかな日々を送っていた。平成時代は、アメリカ東部オハイオ州で出産と育児を経験する。そして令和の現在は二匹の猫、三匹の犬と共に暮らしていた。漫画原作者を形づくった風変わりな家族の愛情と教育、そんな愛する家族への感謝の気持ちや思い出を綴る。
登場人物・キャラクター
エリカ
漫画原作者の女性で、少女時代は長崎県で五人の家族と共に幸せに過ごしていた。平成時代はアメリカ東部オハイオ州で子供を授かり、現在は日本で五匹のペットたちと共に暮らしている。
パパ
エリカの父親で、長崎育ちの九州男児。職業は歯科医。作中では唯一、タヌキの顔で描かれている。非常に優しい性格で、エリカは一度も叱られたことはなく、笑っている顔しか思い出せないほど。仕事のあと、突然倒れて心筋梗塞で亡くなる。
ママ
エリカの母親で、パパとは幼なじみ。エリカには勉強しなさいと口うるさいが、漫画やゲームに対しては理解を示している。何よりママ自身が大の漫画好き。電車や映画館の席を取るのを得意としている。パパが亡くなったあと、パーキンソン病を患って24時間医療態勢の施設で暮らすようになる。
おばあちゃん
エリカの祖母。いつも割烹着を身につけ、エリカたちの夕食を作ってくれていた。幼い頃からエリカの味方で、何度も励ましてくれた肝っ玉おばあちゃん。家族でうなぎ釣りに行った際は、釣れたうなぎを素早く捕まえ、みごとにさばいてかば焼きにしていた。