浦安鉄筋家族

エネルギーの有り余った元気な小学2年生の少年・大沢木小鉄と、その周囲に集まる奇妙な人物たちのハイテンションすぎる日常を描くギャグ漫画。

概要・あらすじ

エネルギーの有り余った元気な小学2年生の少年・大沢木小鉄を中心とした大沢木一家や、大沢木小鉄の友人たち、そしてその知り合いの奇人・変人たちが繰り広げる、千葉県浦安市を舞台とした一話完結型のドタバタ系ギャグ漫画。実在する人物や漫画やアニメのキャラクターをモデルとしたパロディーキャラクターが数多く登場し、そのうちの何名かは名物キャラクターとして定着。

ウンコやゲロといった下品なネタも多い。また、サブタイトルが内容とほとんど関係ないのも特徴のひとつである。連載終了後に大沢木小鉄らが1学年進級した『元祖!浦安鉄筋家族』にリニューアルして再開。さらにリニューアルし、『毎度!浦安鉄筋家族』に続いている。

登場人物・キャラクター

大沢木 小鉄 (オオサワギ コテツ)

浦安第二小学校に通う2年生の少年。年中Tシャツに短パン姿という、元気の有り余ったクラスのリーダー的な存在である。初期の頃は短髪姿だったが、隣に引っ越してきた西川のり子に髪を引っ張られたことをきっかけに坊主頭にし、それ以降はそのヘアスタイルを通した。勉強は苦手だが学校自体は大好きで、休日だろうが夏休みの旅行中だろうが、必ず浦安第二小学校の門をくぐる連続登校記録を更新中である。

大沢木 大鉄 (オオサワギ ダイテツ)

大沢木小鉄の父親でタクシーの運転手。43歳。初期の頃は末っ子の大沢木裕太を可愛がり、大沢木小鉄を虐める粗暴な頑固親父だったが、途中からズボラな性格になり、家の中でも靴を脱がないほどになる。同時に超がつくほどのヘビースモーカーにもなり、大量のタバコを1日で消費し、大沢木家の家計を苦しめている。 愛車はスカイラインで、驚異のハンドルテクニックでどんな悪路も平然と走行する。妻の大沢木順子には頭が上がらない。

大沢木 順子 (オオサワギ ジュンコ)

大沢木小鉄の母親で専業主婦。41歳だが周囲からは若く見られ、ほかの子どもたちの間でも美人と評判である。料理上手で子煩悩。大沢木家の中では常識人の部類に入り、騒動ばかり起こす大沢木小鉄や大沢木大鉄を一喝するブレーキ役でもある。末っ子の大沢木裕太のお気に入りの人形、青田くんを極度に怖がっている。

大沢木 金鉄 (オオサワギ キンテツ)

大沢木小鉄の祖父。76歳。孫たちを溺愛しており、大沢木小鉄ら孫たちが喜ぶためなら、老人らしからぬ超人的な力も発揮できる。なお、大沢木晴郎が太ってしまったのは、金鉄が際限なくお菓子を与え続けたため。初期の頃はバンド・ローリングストーンズのファンで、常にヘッドフォンを付けていた。

大沢木 晴郎 (オオサワギ ハルオ)

大沢木小鉄の兄で浪人生。19歳。出不精で眼鏡を掛けた肥満体で、映画やアニメに造詣が深いいわゆるオタク。2階の自室はそれらのグッズが敷き詰められたゴミ屋敷状態で、めったに外には出てこない。インターネットで知り合った宮崎危機という可愛らしい容姿の彼女がいるが、あまりにも破天荒で凶暴な性格をしているため、大沢木晴郎は縁を切りたいと願っている。

大沢木 桜 (オオサワギ サクラ)

大沢木小鉄の姉で中学2年生。おっちょこちょいの天然ボケだが、気の強い一面もあり、初期の頃はよく小鉄に手を上げていた。母親似の可愛らしい容姿をしているが、いじめられっ子の超変人・花丸木と付き合っており、それ故に桜自身も友人から変人として見られることも多い。

大沢木 裕太 (オオサタギ ユウタ)

大沢木小鉄の弟。初期の頃は生まれたばかりの0歳だったが、途中から成長して保育園に通っている。小鉄の手ほどきを受けて覚えたプロレス技を披露することがある。父親の大沢木大鉄がゴミ捨て場から拾ってきた青田くんという不気味な人形がお気に入り。

ハッチ

『浦安鉄筋家族』に登場する犬。大沢木小鉄が幼い頃に拾ってきた大沢木家の飼い犬。片目の周囲の毛だけが黒いのは、小鉄が幼い頃にペンキで塗ったため。餌の受け皿を届かない位置にずらされたり、散歩中に火の着いたタバコを頭に落とされたりと、大沢木大鉄に日常的に虐待されている。

西川 のり子 (ニシカワ ノリコ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、関西から来た転校生。乱暴な言葉使いの勝ち気な少女で、怒るとすぐに相手に手を出してしまう。大沢木家の隣に引っ越してきたことで、初期は小鉄のライバル的なポジションにあり、家族ぐるみで抗争していた。小鉄はブスと言っているが、実は世話焼きで優しいところもある美少女。 喉の調子が悪い時に髪型を変えて登校した際には、クラスの美少女・菊池あかねに間違えられた。

土井津 仁 (ドイツ ジン)

大沢木小鉄の一番の親友で、小学2年生の少年。クラス自体は小鉄とは違う。無口でいかつい顔をしており、頭に星マークの痣があるのがトレードマーク。母子家庭で極貧なため、墓場裏の空き地にある廃屋で生活しており、常に裸足。成績の良い優等生で、お金への執着が強く計算が得意なため、特に算数の成績が良い。

仁ママ (ジンママ)

土井津仁の母親。鬼婆のような風貌をした気性の荒い変人で、貧乏なのに定職につかず、奇声を発しながら空腹を訴えている。お金がないのに通販で物を買うのが好きだが、基本的には役に立たないものばかり購入する。伸び放題の爪を他人の家の鍵の形に加工している。

菊池 あかね (キクチ アカネ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、大富豪のお嬢様。焼けたストーブの蓋が飛んできて頭に被さったり、頭から巨大ウンコに突撃したりなど、不幸な目に遭うことが多い。致命的とも言える大怪我をすることも多々あるが、別の話では基本的に全快しており、それらの過去を自虐的に披露することもある。成績優秀の優等生だが、跳び箱2段が飛べないほどの運動音痴。 外国人のような容姿の美少女で、小鉄に好意を抱かれているが、本人はそれを軽くあしらっている。

鈴木 フグオ (スズキ フグオ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、食べることに情熱を燃やす肥満児。初期の頃は短気で乱暴なだったが、すぐにスローペースで温和な性格に変わった。だが、食べ物が絡んだり空腹になると豹変し、短気で凶暴な性格に戻る。ランドセルは冷蔵庫に改造されており、アイスなどの食料を備蓄している。 実家は青果店を営み、両親も肥満体。

上田 信彦 (ウエダ ノブヒコ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、小鉄の親友のひとり。成績も人並みでスポーツもそれなりにこなす至って普通の常識人で、男女を隔てず誰とでも仲がよい。クラスの中ではイケメンの部類に入り、女子人気も高い。マンションに引っ越したが、小鉄たちに大暴れされたために、それ以降は彼らを出入り禁止にした。 初期の頃から髪型と容姿が変更されている。

梅星 涙 (ウメボシ ナミダ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、『巨人の星』の主人公・星飛雄馬のパロディキャラクター。負けず嫌いな性格をした熱血漢で、パ・リーグのプロ野球チーム・千葉ロッテマリーンズの大ファン。「パ」とプリントされたTシャツを愛用している。父親から「ロッテの星」になるよう野球少年として厳しく育てらており、ポジションはピッチャー。 山籠りで身につけた消える魔球・梅干玉を投げる。ゲストキャラクターだったが、のちにレギュラーキャラクターになった。

花子 (ハナコ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、小学校低学年とは思えないほどの巨体の少女。男子を敵視する乱暴な性格をしており、背のことを揶揄したあだ名で呼ばれると激昂し、大乱闘を繰り広げる。主にそのターゲットは小鉄で、基本的に花子が小鉄に一方的に暴行を加える。実はプロレスファン。

田中 (タナカ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、『ちびまる子ちゃん』のさくらももこをモデルにしたオカッパ頭の少女。集合写真では心霊写真と間違えられるほどに影の薄い存在であり、クラスのみんなで隠れんぼをした際には、その後、普通に生活していたにも関わらず行方不明扱いになったほど。名前を中田と間違えられ、それ以降、あだ名として通すようになった。 ゲストキャラクターだったが、のちにセミレギュラーキャラクターになる。

本田 スカイウォーカー (ホンダ スカイウォーカー)

大沢木小鉄の遊び仲間。無口で大人しい長身の少年で、初期の頃に登場していたが、すぐに出てこなくなった。最終回で突然再登場し、本田スカイウォーカーがフィリピンに引っ越しをするエピソードが語られる。なお、名前の由来は父親が映画『スター・オーズ』(『スター・ウォーズ』のパロディ)のファンであったため。

花園 垣 (ハナゾノ ガキ)

大沢木小鉄のクラスメイトで、転校生。『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙のパロディキャラクターだが、外見は範馬刃牙の異母兄、ジャック・ハンマーを模している。人間離れした肉体と身体能力の持ち主で、特に格闘技に秀でており、些細な事で身構えて周囲を緊張させる。礼儀正しく何においても全力だが、力みすぎが原因で破壊活動を起こしてしまう。 自身の師匠である母・花園勇花を「鬼母(ママ)」と呼び、極端に恐れている。

花園 勇花 (ハナゾノ ユウカ)

『グラップラー刃牙』の主人公・範馬勇次郎のパロディキャラクター。規格外の肉体と身体能力を持つ小学生・花園垣の母親で、彼のはるか上を行く怪物級の身体能力の持ち主。息子を最強の男にするために学業よりも修行を優先する。自身も肉体を鍛えることに一筋だったようで、小学生の計算問題すらできない。

中村 タケシ (ナカムラ タケシ)

大沢木小鉄およびその取り巻きとライバル関係にある4人組の悪ガキ・タイガー軍団のリーダー。小学5年生。自己顕示欲が強いが基本的に馬鹿なので、間抜けな失敗が多く、学校での人気は最悪。また、軍団を引き連れてままごとのような遊びをするなどメルヘンチックな一面もあるため、タイガー軍団の軍団員のリトルXからは、実は小馬鹿にされている。

春巻 龍 (ハルマキ リュウ)

『浦安鉄筋家族』の登場人物で、大沢木小鉄のクラスの担任教師。27歳。中国のアクションスター・ブルース・リーをモデルとしていると思われる。初登場時は小細工を弄して自分を強く見せ、子どもたちを怖がらせようとしていたがすぐに露見し、それ以降は小鉄たちから馬鹿にされるようになった。語尾に「ちょー」「キンポ」など、意味不明な語尾を付ける。 学校の屋上や自宅のアパートなど、異常なシチュエーションで遭難してしまうのが恒例となっている。

長崎屋 奈々子 (ナガサキヤ ナナコ)

浦安第二小学校の2年5組の担任教師の女性。真面目で子どもたちから慕われているが、度の過ぎたいたずらを行う大沢木小鉄に対しては、全力のラリアットやエルボーでお仕置きをする。同僚の春巻龍に好意を持たれているが、本人は春巻龍のことを嫌っている。

花丸木 (ハナマルキ)

大沢木家の長女・大沢木桜の同級生で彼氏。様々なアクシデントに巻き込まれて、いつの間にか裸になっているという特異体質の持ち主。それを一緒に行動している桜のせいにして全力で逃げるのがお約束になっている。語尾に「らむ~」と付けるのが特徴。赤ん坊がそのまま育ったような純朴な性格で、大沢木小鉄やその遊び仲間をちびっこギャングと呼んで怖がっている。 最初の頃は怒った時にのみ性格が変貌するキャラクターだった。

十三階段ベム (ジュウサンカイダンベム)

大沢木小鉄と仲のいい漫画家。34歳だが実年齢よりもかなり老けて見える。かつてはホラー漫画家としてヒット作を連発していたが、今はピークが過ぎアシスタントとして駆り出される程度。漫画雑誌「☆週刊チャンピ王」に作品を持ち込んではいるが、そのたびに古臭い絵柄とストーリーを指摘され、鬼の副編集長である通称王様からお仕置きの暴行を受けている。

国会議員 (コッカイギイン)

大沢木小鉄の知り合いで、日本コブラ党に所属する国会議員。元プロレスラーのアントニオ猪木がモデルと思われる。規格外の量のウンコを噴射する変人で、その重みで屋形船を沈めたり、搭乗した飛行機を破壊したりするなど、数々の逸話を残している。初期の頃は普通に大量のウンコをする便秘気味の人物だったが、途中から尋常じゃない量になった。

畑 松五郎 (ハタ マツゴロウ)

動物研究家の畑正憲をモデルにしていると思われる。大沢木家の隣に松五郎王国なる施設を造った老人で、さまざまな動物を飼っている人間嫌いの動物愛護者。ライオンや虎、サイといった猛獣まで放し飼いにしている。本人は動物との意思の疎通ができていると思い込んでいるが、実はまったく通じておらず、猛獣達の攻撃を受けることもしばしば。 大沢木小鉄らが松五郎王国迷い込んでは危険な目に遭う。

稲川 ジューン (イナガワ ジューン)

タレントの稲川淳二をモデルにしていると思われる。影のある初老の男性で、大沢木小鉄ら他者に怖い話を無理やり聞かせるのが生きがい。そのために廃屋にひとりで住んだり、古びた旅館を経営したりするなど、ネタ探しに必死。時々公民館などで怪談話の講演会を行う。

ポセイドン笠原 (ポセイドンカサハラ)

町内にある激怒神社の神主。極度の守銭奴で短気。怒ると「ダーミーアーン」「オーメーン」と叫びながら箒を振り回して攻撃してくる。大沢木小鉄たちを見かけると、賽銭の投入を要求するが、小銭だと激怒。そっくりな顔の孫がおり、溺愛している。

場所

スタスキー

『浦安鉄筋家族』に登場する猿。大沢木家で飼っているペットのチンパンジー。餌のバナナを勝手に食べられるなど大沢木大鉄に日常的に虐待されている。途中から出番が激減した。

アニメ

浦安鉄筋家族

大沢木小鉄は千葉県浦安市に住む小学2年生の男の子。超絶元気な彼の周りには、おかしなキャラクターを持つ人々がたくさんいる。そんな小鉄の小学校での生活を、ハチャメチャな描写で贈るギャグアニメ。 関連ページ:浦安鉄筋家族

書誌情報

浦安鉄筋家族 全15巻 秋田書店〈秋田文庫〉 完結

第1巻

(2009年10月発行、 978-4253180412)

第2巻

(2010年1月発行、 978-4253180429)

第3巻

(2010年4月発行、 978-4253180436)

第4巻

(2010年7月発行、 978-4253180443)

第5巻

(2010年10月発行、 978-4253180450)

第6巻

(2011年1月発行、 978-4253180467)

第7巻

(2011年4月発行、 978-4253180474)

第8巻

(2011年7月発行、 978-4253180481)

第9巻

(2011年10月発行、 978-4253180498)

第10巻

(2012年1月発行、 978-4253180504)

第11巻

(2012年4月発行、 978-4253180511)

第12巻

(2012年7月発行、 978-4253180528)

第13巻

(2012年10月発行、 978-4253180535)

第14巻

(2013年1月発行、 978-4253180542)

第15巻

(2013年4月発行、 978-4253180559)

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