海賊と姫君

海賊と姫君

かつてのパートナー・ミカヤへの思いを断ち切れないバレエダンサーのローズマリィの前に、ミカヤとは正反対のダンサー・オリバーと出会い、自らの恋や生き方を見つめなおす恋愛物語。クラシックバレエの演目『海賊』がテーマとなっている。

正式名称
海賊と姫君
ふりがな
かいぞくとひめぎみ
作者
ジャンル
バレエ
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概要・あらすじ

バレエダンサーの女性ローズマリィは、以前海賊の演目で共に踊ったミカヤへの未練を断ち切れずにいた。彼女はミカヤを神と崇めていたが、彼はそれを忌避し、彼女の親友だったフォーンと結婚してしまったのだ。その経験から、モダン・バレエに転向していたが、代役としてオリバーと海賊を踊ったことをきっかけに、クラシックの良さを再確認、また、オリバーから熱烈なアプローチを受けるようになる。

ローズマリィはオリバーからミカヤの海賊を見に行こうと誘われる。だが、彼女は単身で向かい、そこでミカヤの演技にオリバーの姿を見ている自分に気づく。空港で待っていたオリバーと共に海賊を踊り、彼の愛を受け入れていく。

登場人物・キャラクター

ローズマリィ・ハート (ろーずまりぃはーと)

『海賊と姫君』に登場するキャラクター。バレエダンサーの少女。ニューヨークのネオ・シティ・バレエの新人で、無機質な印象のダンスが得意。ロンドンで育ち、クラシック・バレエを専門としていたが、三年前にモダンに転向。姫君メドゥーラ役のパートナー・パールが怪我をしてしまったため、急遽オリバーから代役を頼まれた。 ダンスは成功し、オリバーとも親しくなった。ミカヤと共に海賊の演目で、五年前、15歳の時にスウェーデン・ジュニア・コンクールのデュエットの一位をとった。ミカヤを神と崇拝していたが、彼が親友のフォーンと結婚したことにショックを受けた。ミカヤとの因縁を知り、それでも彼女を愛していると告げるオリバーから、共にミカヤの海賊の公演を見に行こうと誘われるが、一人で向かった。 ミカヤの演技に、オリバーの姿を重ねて見ている自分に気づき、自分の気持ちに整理をつけた。空港で待っていたオリバーに誘われ、その場で海賊を踊り、彼の愛を受け入れた。

オリバー・モロー (おりばーもろー)

『海賊と姫君』に登場するキャラクター。バレエダンサーの男性。29歳。ローズマリィは一目見て、海賊だ、と感じた。パリのナンバーワン・ダンサー。姫君メドゥーラ役のパートナー・パールが怪我をしてしまったため、急遽ローズマリィに代役を頼んだ。ダンスは成功し、ローズマリィとも親しくなった。 ローズマリィとミカヤの因縁を知り、それでも彼女を愛していると告げ、共にミカヤの海賊の公演を見に行こうと誘うが、ローズマリィは一人で旅立った。空港で見つけた彼女に、海賊の踊りを誘い、愛を受け入れて貰った。

ミカヤ・ローレーン (みかやろーれーん)

『海賊と姫君』に登場するキャラクター。ローズマリィの元パートナー。彼女と共に海賊の演目で、五年前にスウェーデン・ジュニア・コンクールのデュエットの一位をとった。ローズマリィの親友のフォーンと結婚。その後、海賊の公演でローズマリィと再会。背も4センチ伸び、大人の男性らしい姿になっていた。

パール

『海賊と姫君』に登場するキャラクター。39歳のバレエダンサーの女性。オリバーのパートナーだったが、怪我のため降板。彼と同棲していた時期もあった。

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