概要・あらすじ
転校生の阿澤夕馬は会う人に謝罪を繰り返す奇妙な高校生だった。クラスメートの有須慶子は街で邪悪な女の子に追われ、事故にあってしまう。慶子を見舞いに来た阿澤夕馬は、慶子を追いかけた少女は、自分の妹・阿澤ちずみであり、祟りでおかしくなってしまったと教える。だが、有須慶子は、 阿澤夕馬は謝罪することで悪魔と交信して、謝罪を受けた人の脳みそを溶かしてしまうこと、阿澤ちずみは溶けた脳みそを味わっていることを知るのだった。
登場人物・キャラクター
阿澤 夕馬 (あざわ ゆうま)
何かあるとすぐに謝罪するメガネをかけた高校生。幼い頃に蛇や蛙を殺し、儀式により悪魔を呼び出すことに成功した。以降は、謝罪して悪魔に許しを請うことで、二人の間に立つ人間を溶かすという力を得て、人を溶かす快感に目覚める。
阿澤 ちずみ (あざわ ちずみ)
阿澤夕馬の妹。阿澤夕馬が人間を溶かしてできた脂汁を舐めることを好む邪悪な少女。
有須 慶子 (ありす けいこ)
阿澤夕馬が転校した高校のクラスメート。何かと謝罪する阿澤夕馬に興味を持ち、阿澤ちずみを助けようとするが、阿澤夕馬の悪魔との交信により、脳を溶かされそうになる。
智人 (ともひと)
街で阿澤ちずみに見初められた小学生。気味の悪い少女と、その家族が謝罪すると溶けて消えてしまうという学校の噂を思い出した智人は逃げようとするが、阿澤夕馬の策略で捕まってしまい、阿澤ちずみに舐めまわされた。
浜岡 (はまおか)
秋元日報の記者で、各地で起きる人間溶解事件を調査していた。有須慶子の証言から、阿澤夕馬と阿澤ちずみが事件の鍵を握っているというスクープ記事を書く。