漂流幹線000

漂流幹線000

あらゆる時空間を行き来する漂流幹線に乗り込んだ少年・大山大の冒険を描くSFロマン。大ヒット作『銀河鉄道999』と同じく列車がテーマだが、漂流幹線は時空を自在に巡るため、停車駅もさらに摩訶不思議である。しかも、旅を重ねながら、死生観や宗教観にまで踏み込んでいく野心作でもある。

正式名称
漂流幹線000
作者
ジャンル
アドベンチャー
レーベル
ヒットコミックス(少年画報社)
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概要・あらすじ

叔父の家に居候する中学生・大山大は、謎の美女メイビスの誘いにより、土曜日の13時13分発の漂流幹線000号に乗って不思議な旅をすることになる。時間も空間も超越した世界を訪れるうちに、は想像を絶した存在同士の戦いの渦中に巻き込まれていくのだった。

登場人物・キャラクター

大山 大 (おおやま だい)

両親の教育方針で、自活しながら中学校へ通う苦学生。東京都古湖野町の叔父の家に居候している。チビで顔も頭も良くはないが、前途洋々たる人生を信じている。腕力も無いが、機転が利きタフである。また、済んだことは気にしない度量の広さも持つ。謎の美女メイビスの誘いにより、漂流幹線000号に乗車、時空を超越した不思議な世界を巡ることになる。 誕生日は昭和44年(1969)1月25日。

平田 静子 (ひらた しずこ)

大山大の通う大中学校の担任教師。荒っぽくも色っぽい教育方針の持ち主で、男子生徒はもちろん父兄や近隣住民にも絶大なる人気を誇る。土曜日の午後、大を学園町駅まで見送りに行き、偶然、漂流幹線000号を目撃してしまう。当初は、白昼夢と片付けていたが、大の身を案じ、000号に乗り込んでしまう。 メイビスの計らいにより定期券も発行され、大と共に様々な異世界を旅することになる。かなりの酒豪で、特に000号で社内販売されている清酒「悪酔」を大いに気に入っている。

メイビス

漂流幹線000号で旅をする大山大の専用ガイドを名乗る美女。正体不明の超常的な存在で、拳銃で撃たれても弾丸が体を素通りし、写真にもその姿は写らない。その行動は神出鬼没で、000号で共に旅をすることもあれば、到着駅で待っていることもある。また、現実世界にも度々現れ、大や平田先生の危機を救う。 なぜか平田先生と瓜二つで、入れ替わって敵の目を欺くこともあった。

メイヒス

メイビスの妹。時折、姉に代わって大山大をガイドする。勝ち気な性格で、大の扱いも粗雑である。まだガイドとしては未熟なため、敵の奸計に陥ることもある。

メイビク

メイビスとメイヒスの妹。漂流幹線000号で車内販売をしている。内気な性格だが、気が利き、乗客の好みをよく把握している。なぜか大山大を「兄ちゃん」と呼び、初めて出会った時には号泣した。

影のお母さん (かげのおかあさん)

漂流線の支配者で、世界全体の母親とも呼ばれている。普段は漂流線の中央駅であるコアステーションの中のマザーパレス母胎宮におり、同線の秘匿と目的遂行に目を光らせている。メイビス達には厳格な規律を強いるものの、心優しいねぎらいの言葉も忘れない。だが、漂流線の正体を探ろうとする者は容赦なく排除、時には抹殺してしまう。 彼女らの住む世界は「裏球」と呼ばれ、地球の陸地と海が反転した惑星になっている。

前野 後 (まえの うしろ)

大山大の叔父。妻と共に東京都古湖野町に住んでおり、苦学する大を居候させている。大学教授で哲学者のはずだが、精密金属鉄工場で1992年式重機関銃の開発にも携わっている正体不明の人物である。

腰山 すみれ (こしやま すみれ)

大山大の通う大中学校のベテラン女教師。教師を聖職と信じ、それを辱める者は徹底的に排除する。平田静子先生を目の敵にし、「コロセ」と絶叫しながら追いかけまわす。ついには漂流幹線000号に乗り込む騒動まで巻き起こす。

北枕 眠 (きたまくら ねむる)

精霊学博士を名乗り、執拗に漂流幹線の秘密を暴こうと暗躍する。実は、漂流線の本拠である「裏球」に相対する「死球」と呼ばれる世界の住人。漂流線に定期的に乗り込む大山大を徹底的にマークしている。

クイマ

『漂流幹線000』に登場する謎の生物。全身漆黒で、見ようによっては恐竜にも見える。悪魔の子ヘルキャットによって大山大に無理やり預けられた。「第4世界」と呼ばれる「魔球」の出身で、伸縮自在で影のように大にまとわりついている。

ゼルメイト

『漂流幹線000』に登場する謎の生物。白い猫のような形状をしており、人語を話す。「第5世界」と呼ばれる「天球」からやって来た最強クラスの天使。悪魔であるはずのクイマと争うことも無く、大山大の身辺をともにガードする。

その他キーワード

漂流幹線000号 (ひょうりゅうかんせんすりーぜろごう)

『漂流幹線000』に登場する列車。漂流鉄道高速度交通営団が秘密裏に運営する漂流線を走る特急。大山大の通う中学校の最寄り駅である学園町駅の下り線に毎週土曜日13時13分に入線する。乗車には定期券が必要だが、漂流線側に選ばれた人間でなければ発行されない。時間と空間を超越した路線を走行し、毎回不可思議な街へ到着するが、その目的地は一定していない。 運行は厳しく管理されており、乗り遅れた乗客は異世界に取り残されてしまうことになる。旅を終えると、日曜日の0時0分0秒に大の自宅近くの古湖野駅に帰ってくる。同型の列車が複数存在している。

悪酔 (わるよい)

『漂流幹線000』に登場する酒。漂流幹線000号で車内販売されているカップ酒。ラベルには小川大酒飲酒造製とあり、アルコール分150パーセントという驚異的な度数を持つ。酒豪である平田静子先生も大好物だが、漂流線から外部に持って出ると、なぜかただの水になってしまう。後に平田先生専用の水にならない悪酔も開発された。

復讐線フィナーレ13号 (ふくしゅうせんふぃなーれじゅうさんごう)

『漂流幹線000』に登場する列車。漂流線の本拠である「裏球」に相対する「死球」と呼ばれる世界で運行されている。漆黒の特急列車で、装甲車両を連結し、漂流線と交差する際には無差別砲撃を加える。乗客はこの世に恨みを持った復讐者を選んで乗せるが、場合によっては無理やり乗り込ませることもある。同型の車両が複数存在する。

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