概要・あらすじ
葉中ルイは爬虫類をこよなく愛し、日夜爬虫類を研究する科学者である。彼が娘のようにかわいがっているのは、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)のナンシー。ある日、ナンシーが脱皮したのだが、その姿は人間の少女のように変わっていた。学会に報告せず、秘密裏に彼女の飼育を続けることにしたルイは、ナンシーに言葉を教え続けた。するとある日、ナンシーが言葉を発した。しかし、それは容姿に似合わない毒舌で、「おまえ」「てめー」など生意気な言葉づかいをし、「ぶっ殺すぞ」が口癖だった。またケージに入れると「幼女監禁だ」とののしるので、放し飼いにすることにした。以来、ルイが迎え入れる新しい生体は、なぜか人間化するようになる。そんなわけでルイの研究所は、ニシアフリカトカゲモドキのミシェル、ニホンヤモリのヤモリン、フトアゴヒゲトカゲのジェシカなど、美少女化した爬虫類でいっぱいになった。
登場人物・キャラクター
葉中 ルイ (はなか るい)
爬虫類研究家。オールバック、レンズ下部にフレームがあるメガネ、薄めの口ひげとあごひげが特徴の中年男性。爬虫類を溺愛し、日夜爬虫類研究に明け暮れている。レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)のメス、ナンシーの飼い主。突如人間化し、毒舌でわがままになったナンシーにとまどいながらも、変わらず愛情を注ぐ。
ナンシー
葉中ルイに飼育される爬虫類。レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)のメス。モルフ(品種)はハイイエロー。黄色い肌が特徴。ある日、脱皮をきっかけに、幼女のような姿に変身した。エサであるコオロギをあまり好まず、爬虫類用の人工飼料を与えられている。毒舌で言葉づかいが悪く、ルイを「お前」「てめー」呼ばわりする。「ぶっ殺すぞ」が口癖。
ミシェル
葉中ルイに飼育される爬虫類。ニシアフリカトカゲモドキのメス。モルフ(品種)はストライプ。茶色い肌と背中の白い線が特徴。ナンシーに続き人間化し、言葉をナンシーに教わる。腹黒タイプで、男性に媚を売るような丁寧な言葉を使うが、裏ではルイを見下している。
ヤモリン
葉中ルイの家に住み着くニホンヤモリ。ナンシーとミシェルに接触した翌日、人間化する。ツインのお団子ヘアと太い眉毛が特徴。日本の在来種であることに異常な誇りを持ち、ナンシーら外来種をさずけむ。「ニホンヤモリは、中国から持ち込まれた外来種説が有力」という説明を受け、廃人になりかけたこともある。
ジェシカ
葉中ルイの同僚が飼っているペット。フトアゴヒゲトカゲのメス。同僚の出張で、ルイが預かったために人間化した。キラキラした大きな目と巨乳が特徴。おしゃべりで好奇心が強く、同じ質問を繰り返す、少々うざいキャラクター。小松菜と温浴が大好き。