猫と竜

猫と竜

アマラによる同名小説のコミカライズ作品。漫画は『墨戯王べいふつ』などのオリジナル作品がある佐々木泉が担当。竜や魔法が存在する異世界を舞台にしている。魔獣が跋扈(ばっこ)する森で、猫の魔獣「ケットシー」に育てられた人間嫌いの火吹き竜、猫竜が、母猫への恩返しのために森の兄弟猫たちに寄り添い続け、人間と猫の関係を見直していく姿を描いた、ほのぼのファンタジー。宝島社「このマンガがすごい!WEB」で2017年9月から配信の作品。2025年2月にテレビアニメ化が発表された。

正式名称
猫と竜
ふりがな
ねことりゅう
原作者
アマラ
漫画
ジャンル
ファンタジー
 
レーベル
このマンガがすごい! comics(宝島社)
巻数
既刊12巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

猫竜 (ねこりゅう)

ケットシーに育てられた火吹き竜。ふだんは巨大な赤い竜の姿だが、竜の翼を持つ赤い猫の姿にも変身することができる。猫竜自身が竜であることに気づいたのは成熟してからで、それまでは自分を猫だと信じて育ってきた。ケットシーたちを「森の猫」と呼び、家族として大切に守っている。しかし、育ての親を人間の召喚術で奪われ、さらに兄妹猫たちも毛皮目的の冒険者に殺されるという辛い経験から、極度の人間嫌いになってしまった。そのため、ケットシーたちに対して過保護に接するようになった。だが、兄妹猫の子孫が近隣国の王子と親しくなったことをきっかけに、人間に対する認識を少しずつ変え始めている。人間たちからは竜の皇帝「皇竜」として敬意を払われているが、猫として育てられたことから自ら「猫竜」と名乗るようになった。兄妹猫の子孫たちからは「羽のおじちゃん」と呼ばれている。

クロバネ

黒いケットシー。両耳には切れ込みがあり、左目には縦に走る大きな傷跡がある。かつて兄妹7匹と共に森の大熊を仕留め、その後も単独で大熊を倒した実績から、ケットシーたちからは英雄として尊敬されている。近隣国の王子の資質を見極めるため、赤ん坊の頃から世話をしてきたが、その過程で師匠として深く慕われるようになった。クロバネ自身も王子を正しく導こうと努力しているが、冒険者になると言って王城を飛び出した王子が予想以上に奔放な行動を取るため、戸惑いを感じている。王城の人々からは「黒猫殿」と呼ばれ、子供のケットシーたちからは親しみを込めて「きずのおじちゃん」と呼ばれている。

クレジット

原作

アマラ

キャラクター原案

大熊 まい

書誌情報

猫と竜 12巻 宝島社〈このマンガがすごい! comics〉

第1巻

(2018-01-20発行、978-4800279866)

第8巻

(2023-02-15発行、978-4299039583)

第9巻

(2023-09-22発行、978-4299047076)

第10巻

(2024-06-13発行、978-4299055804)

第11巻

(2025-04-03発行、978-4299066749)

第12巻

(2025-11-21発行、978-4299073235)

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