猫楠

猫楠

粘菌学者南方熊楠の半生を、人の言葉を解する飼い猫、猫楠を狂言回しにして描いている。史実に基づきながら、水木しげるならではの幻想的場面も挿入されている。

正式名称
猫楠
ふりがな
ねこぐす
作者
ジャンル
自伝・伝記
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概要・あらすじ

ある野良猫が喜多幅医院を訪れると南方熊楠という先客に出会う。卑猥な話で盛り上がっている南方熊楠は、粘菌集めに熱中している世界の碩学と謳われた大学者。大の猫好きということで、南方熊楠は野良猫を飼うことにし、猫楠と名付け一緒に暮らすことになる。

登場人物・キャラクター

南方 熊楠 (みなかた くまぐす)

海外留学14年の経験を持ち、粘菌の研究をしている。和歌山県田辺町に居住。18カ国語に加えて、猫語、幽霊語も修得している。実在の人物、南方熊楠がモデル。

猫楠 (ねこぐす)

『猫楠』に登場する人物。幸福観察猫と呼ばれる猫。南方熊楠の飼い猫になる。人間の言葉を理解し、『猫楠』では狂言回しを務める。

喜多幅 武三郎 (きたはば たけさぶろう)

『猫楠』に登場する人物。主人公南方熊楠の親友で喜多幅医院を経営している。南方熊楠の主治医で、仲人。実在の人物、喜多幅武三郎がモデル。

ねずみ猫 (ねずみねこ)

『猫楠』に登場する人物。外見はねずみだか、魔女とともに行動をして人間の言葉がわかるだけではなく、操ることができる不思議な猫。

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