概要・あらすじ
物語は1991年、アメリカ・アリゾナ州でのF1グランプリ第1戦から始まる。「音速の貴公子」アイルトン・セナは所属チームマクラーレン・ホンダのニュー・マシンに初めて乗っての参戦だったが、難なく優勝を手にした。次に彼はブラジル・サンパウロで開催される第2戦決勝へと進んだ。セナはデビュー以来7回も出身国であるブラジルで戦っているが、まだ一度も勝ったことがなかったのだ。
決して負けられないセナの戦いが始まる。
登場人物・キャラクター
アイルトン・セナ (あいるとんせな)
マクラーレン・ホンダ所属のF1ドライバー。ブラジル人。「音速の貴公子」と呼ばれた実在の人気ドライバー。本作の舞台となった1991年には当時史上初のF1グランプリ開幕4連勝を達成。トップレーサーとして大活躍していたが、その後1994年にレース中に事故死した。 享年34。
リカルド・パトレーゼ (りかるどぱとれーぜ)
ウイリアムズ所属の実在するF1ドライバー。イタリア人。1991年3月のF1グランプリ第2戦において、出身国ブラジルでの初優勝を目指すアイルトン・セナのことを追いつめる。
ナイジェル・マンセル (ないじぇるまんせる)
ウイリアムズ所属の実在するF1ドライバー。イギリス人。1991年のF1グランプリにおいてニュー・マシンで中盤以降絶好調となり、ワールドチャンピオンを目指すアイルトン・セナの座をおびやかす。
本田 宗一郎 (ほんだ そういちろう)
本田技研工業株式会社(通称ホンダ)の創立者。オートバイ、自動車などで世界的シェアを誇る同社を立ち上げた実在の人物。F1にも参戦した。本作の舞台である1991年の8月5日に84歳で亡くなった。彼の死を悼み、マクラーレン・ホンダチームとアイルトン・セナは奮起した。
サッチャン
若き日本人女性カメラマン。ポニーテールが特徴。2年前にテレビでF1を初めて見てからファンになり、カメラマンを志した。物語の狂言回しとして登場する。本名は不明。
クレジット
- 原作
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西村 幸祐