生きていた幽霊

生きていた幽霊

大病院を舞台に、血液が盗まれる怪事件の顛末を描いた怪奇スリラー短編。時代ものを中心に貸本漫画を描いていたつげ義春が、江戸川乱歩の影響を受けて描いた作品。

正式名称
生きていた幽霊
ふりがな
いきていたゆうれい
作者
ジャンル
怪談・伝奇
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概要・あらすじ

とある大病院の十三号室。普通ならばとっくに死んでいてもおかしくない病状ながら、意識だけははっきりしている患者がいた。また一方で、病院の血液が毎日盗まれる不思議な事件が起きていた。腕自慢の医者・荒尾は血液泥棒を突きとめるため、見張りを買って出ることになる。

登場人物・キャラクター

医者

大病院に勤める医者の男性。寝たきりの患者である十三号の主治医。病院に寝泊まりしている。弱り切っているのに、意識だけははっきりしている十三号の容態にとまどいながら治療を続ける。

荒尾

大病院に勤める医者の男性。大柄の豪快な人物。空手、剣道、柔道オール六段を自称する腕自慢。病院で毎夜起きる血液泥棒事件の見張りを買って出るが、何者かを目撃し気を失ってしまう。

十三号 (じゅうさんごう)

大病院の十三号室に入院する男。起きることも歩くこともできない弱り切った体ながら、意識だけははっきりしている謎の患者。幽霊のようにやせ細った体と、ギョロっとした目が特徴。

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