用心棒売ります

用心棒売ります

凄腕だが人情に厚い、一匹狼の用心棒・九州の活躍を中心に描くヒューマンドラマ。ニューヨーク、東京、京都、香港などが舞台となる。

正式名称
用心棒売ります
作画
原作
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
ビッグコミックス(小学館)
巻数
全2巻
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概要・あらすじ

九州と呼ばれる大男は、一匹狼の用心棒。依頼料は安くはないが、木刀一本で悪党を蹴散らす凄腕である。人情に厚い彼のもとに、今日もさまざまな人から用心棒の依頼が届く。

登場人物・キャラクター

九州

用心棒を生業とする大柄な男性。長めの髪を後ろで無造作に縛り、無精ひげを生やしている。武器は木刀でめっぽう強く、銃を持った複数の相手でもたった一人で叩きのめす。香港で生まれ、8歳までは香港の孤児院で過ごし、その後、九州で育った。身寄りはなく、犬の哲学者と高層マンションの一室で暮らしている。マネージャーのモトコから紹介された用心棒の仕事を請け負う。 義理人情に厚い、優しい男。

大鍋大臣

日本の大臣を務めている、メガネをかけた小太りの中年男性。アメリカ副大統領との会議のためにニューヨークを訪れ、その際の用心棒として九州を1000万円で雇った。ストリップクラブで踊る黒人女性を金で買い、一晩を楽しんだところで誘拐目的のグループに拉致されそうになり、九州に救われる。

雪子

小料理屋で働く若く美しい女性。九州が惚れており、よく食事にやって来る。しかし、料理人である雪子の父親は九州をヤクザだと勘違いしており、娘に近づくことを許さない。雪子自身は九州のことを悪く思っていないが、まだ深い関係にはなっていない。

哲学者

九州が飼っている犬。オスで、犬種はミニチュア・シュナウザーと思われる。九州いわく、人間よりも哲学を持っていて利口。九州の言うことしか聞かず、九州から「俺の用心棒」と呼ばれるほど信頼されている。体は小さいが通称タンクと呼ばれ、喧嘩になったら鋭いキバで大きな犬でもかみ殺すほどの戦闘力を誇る。敵対グループに監禁されている九州を助け出す活躍を見せる。

モトコ

九州のマネージャーを務める若く美しい女性。マネージャーといっても九州の用心棒の仕事の窓口となっているだけで、それ以外のことはなにもしない。九州に好意を抱いているのか、自分の事務所でニコル=バーネットが九州とイチャつく姿を見せると、すこぶる機嫌が悪くなる。しかし、九州からはモトコは男よりも女が好きだと思われている。

お頭

天下世直し党のリーダー。天下世直し党は、白い長ラン姿でバイクに乗った集団で、リーダー以外は「愛国」と書かれたハチマキを締めている。公園で寝泊まりする外国人を、「世直し! 神の一撃!!」のセリフのもとに日本刀で斬り殺している。

トーキ

お頭の率いる天下世直し党に襲撃されたイラン人。仲間を2人斬り殺されたが、トーキ自身は生き延び、その敵討ちを九州に依頼する。残った仲間を守るため、なけなしの依頼料3万円と母親の形見のアクセサリーをもって九州に涙ながらに訴える。

ニコル=バーネット

アメリカ人の若く美しい女優。去年アカデミー賞を取った実力者。ニューヨークの公園で、早朝暴漢に襲われているところをたまたま近くで釣りをしていた九州に助けられた。その後、九州を探して日本へやって来て、モトコを通して九州に用心棒の仕事を依頼する。その仕事内容は、お金ならいくらでも出すから一緒に京都を旅行してほしいというもの。 2人で秋の京都観光を楽しむ。

雲竜

京都で強大な富と権力を持つ僧。美は滅びにあり、という思想を持ち、京都の町をすべて買い占め、京都の町がすべて炎上して灰と化す前の美の極みを見たいと考えている。欲しいと思うものはどんな手を使ってでも手に入れる男で、いくのも金の力で手に入れた。九州の実力も一目で見抜き、手を組むなら3億でも5億でも払うと言いきる。 木刀の二刀流で戦う剣の実力は九州以上で、「愚者地獄葬送!!」の叫びとともに姿を消し、上空から強烈な一撃を見舞う。

いくの

京都で芸者をしている若い女性。身寄りは兄の鉄だけで、「あんちゃん」と呼んで慕っている。その美しさを雲竜に認められ、買われる。兄と自分を救ってくれた九州に惚れる。

京都のチンピラで、いくのの兄。オールバックのヘアスタイルでチョビ髭を生やした小柄な男。雲竜の末端の使いっぱしりとして地上げの仕事をしている。殺しだけはやらない信条だが、命令でやむを得ず九州を銃殺しにやって来るものの、あっさりと返り討ちに遭う。その後はすっかり九州に心酔して「兄貴」と呼び、無理やり用心棒の子分となる。

一龍斎

九州が使う木刀を作っている老人。京都在住。刀匠と思われ、九州からは「先生」と呼ばれる。作った木刀を受け取るには、道場での木刀による一本勝負で一龍斎に勝つ必要がある。雲竜はかつて一番弟子であったが、破門にした。雲竜を恐るべき天才の悪鬼と評し、九州が雲竜に勝つには、己の心を虚しく空にするしかないとアドバイスする。

右近 徹

競馬界のスターと呼ばれる人気騎手。年齢は25歳の独身男性。年収は2億と言われており、成城の一等地に建てた豪邸で暮らす。愛馬はヨージンボーという名の競走馬で、愛車はジャガー、ポルシェ、フェラーリ、ベンツなどを所有している。モトコを通して九州のもとに、金はいくらでも出すから右近徹を殺してほしいという依頼が届き、事情を聞くためにやって来た九州と出会う。 実は大量の脅迫状が自宅に届いており、九州に用心棒を依頼する。

野坂 忠夫

右近徹を殺してほしいと九州に電話で依頼をし続ける男性。その理由は、競馬にのめり込んだことで家族から捨てられたことからくる、日本の競馬界で八百長が仕組まれているとする逆恨みであった。京子という妻と、洋子、太一という幼い子供がいる。

チャン

香港にある一流ホテルの支配人を務める香港人の中年男性。背が低く小太りで、頭は禿げ上がっている。元孤児で、九州と同じ香港の孤児院で育った。当時、空腹と栄養失調で倒れそうなチャンのために九州が豚まんを盗み、そのせいで九州が警察に捕まった。それ以来の親友。中国への返還を控えて治安が悪化する香港において、ホテルのスイートルームが宝石泥棒に狙われるという情報を入手し、九州に用心棒を依頼する。

書誌情報

用心棒売ります 全2巻 小学館〈ビッグコミックス〉 完結

第1巻 怪僧“雲竜”

(1993年4月発行、 978-4091832016)

第2巻

(1993年5月発行、 978-4091832023)

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