孤独のグルメ

孤独のグルメ

主人公の井之頭五郎が街を歩き、立ち寄った店で食事をする様を、リアルで緻密なペンタッチと独特なモノローグで描くグルメ漫画。1話完結型の連作シリーズ。原作:久住昌之。

正式名称
孤独のグルメ
ふりがな
こどくのぐるめ
作画
原作
ジャンル
グルメ
関連商品
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概要・あらすじ

個人で雑貨輸入商を営む井之頭五郎が、街中の飲食店等で食事を楽しむさまや、五郎の食事に対するこだわりを描く1話完結の連作シリーズ。定食から回転寿司、駅弁などさまざまな食事が取り上げられているが、いずれも比較的安価で大衆的なものが多い。登場する店はモデルになった実際の店舗があるものも存在する。

登場人物・キャラクター

井之頭 五郎 (いのがしら ごろう)

輸入雑貨の貿易商を個人で営む中年男。自由で孤高な生き方を好み、結婚や店を持つことを「人生が重たくなる」と考えている。食事に対する独自の信念を多数持っている。大食漢で、料理を頼みすぎてしまうこともしばしば。酒が飲めず、甘味を好む。愛煙家。育ての親の祖父が、古武道の館長だったため、古武術の使い手でもある。

場所

山谷の食堂 (さんやのしょくどう)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。台東区山谷にある食堂。ぶた肉いため、ウインナーいため、とん汁、おしんこなど、家庭的な料理がメインメニューとなっている。持ち帰りも可能。おしんこはナス、キュウリ、ハクサイなどから選べる。

天国寿司 (てんごくずし)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。武蔵野市吉祥寺にある回転寿司の店。全品値段が130円となっている。夕方のメイン客層は中年女性。タイムサービスで大トロも130円になる。

高級甘味松むら (こうきゅうかんみまつむら)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。台東区浅草にある甘味処。雑炊雑煮は、冬だけのメニュー。しるこ、ぜんざい、みつ豆、豆かんてん(豆かん)などを扱う。

赤羽の食堂 (あかばねのしょくどう)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。北区赤羽にある食堂。午前九時半にはもう開いており、大勢の客が酒を飲んでいる。昭和25年に開業。

クリタ

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。群馬県高崎市にある焼まんじゅう屋。「やきそばクリタ」と看板にあるが、「やきそばを作っていた妻が病に倒れたので焼きまんじゅうだけ」と亭主が説明する。まんじゅうを串に刺して、タレを塗って焼く。アン入りもあるが、非常に甘い。

大阪のたこ焼き屋台 (おおさかのたこやきやたい)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。大阪市北区のホテルの近くにあるたこ焼きの屋台。シートに覆われており、中でビールも飲める。たこ焼きは1皿12個入り。

なんてんかく

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。川崎市セメント通りの焼肉屋。ひらがなとローマ字表記の看板がある。五郎は、ミノ・上カルビ・上ロース・キムチ・ご飯二杯・烏龍茶・チャプチュを一人で食べる。

江ノ島の食堂 (えのしまのしょくどう)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。藤沢市江ノ島の食堂。五郎は、江ノ島丼(さざえの卵とじが具)とカニ入り味噌汁のセットと、さざえのつぼ焼きを食べる。店員が窓から魚を投げると、たくさんのトンビが集まってきた。

れすとらん我蘭堂

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。杉並区西荻窪の自然食レストラン。おまかせ定食、いわしと大根のカレーライスなどのメニューがある。ご飯は玄米。五郎は自然食に懐疑的だったが、味の旨さに驚く。

石神井公園休憩所 (しゃくじいこうえんきゅうけいじょ)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。練馬区石神井公園の中にある休憩所。名称は「豊玉屋」。五郎は自販機でメロン味の炭酸飲料チェリオを買い、座敷に上がっておでんとカレー丼を食べた。

大山町の洋食屋 (おおやまちょうのようしょくや)

『孤独のグルメ』に登場する飲食店。板橋区大山町の食堂。「大山ハンバーグランチ」がおすすめ。主人がアジア系留学生の従業員に文句を言いながら調理するのに怒りを覚えた五郎は、食事を途中でやめて不快感を告げる。主人が先に手を出してきたので、五郎は主人の左腕に古武術の技をかける。

池袋のデパート屋上 (いけぶくろのでぱーとおくじょう)

『孤独のグルメ』に登場する場所。五郎は豊島区池袋のデパートの屋上にある、さぬきうどんの店で「月見おろしうどん」を食べる。西武百貨店池袋店の屋上にある店がモデルだと思われる。

病院 (びょういん)

『孤独のグルメ』に登場する病院。肋骨を折った五郎が入院した。夕食に、カレイの煮つけ、おでん(大根ときんちゃく)などが出る。朝食は、コッペパンとトマト味の野菜スープ、牛乳、バナナ。五郎の祖父が古武道の館長であったという設定は、ここで初めて語られた。

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