概要・あらすじ
多摩川の下流域、神奈川県大多摩市という架空の地区が舞台。高校一年生の百成百八は、ある日、大城百貨店の社長夫人の満子に、自宅の梨園でオナニーをしているところを見つかる。大地に自身の一物を挿入する全裸の百八に驚き、満子は百八の実家との梨取引の中止を告げる。しかし、脳天気な百八に、次第に興味を惹かれた満子は、梨園で百八の童貞を奪う。
以来百八は、次々と年上、後輩、熟女などの女性と関係を持ち、性欲の赴くままに性春を謳歌していく。
登場人物・キャラクター
百成 百八 (ももなり ひゃくはち)
神奈川県大多摩市の大きな梨園の息子。初登場時は16歳で、大多摩高校1年生。梨園の地面に掘った穴でオナニーをするスケベな変わり者。童貞を失ってからは積極的に周囲の女性に迫り、いつのまにか自分のペースに乗せ、次々と性的な関係を持つ。ちなみにペニスは大きい。基本的には頼りなく喧嘩に弱いが、いざというときには凛々しく立ち向かう一面を持っている。
大城 満子 (おおしろ みつこ)
大城百貨店の社長夫人で町内でも有名な美女。初登場時は28歳。大多摩城と呼ばれるお城に住む。梨園でオナニーする百成百八を偶然見てしまい嫌悪感を抱く。しかし脳天気な百八に次第に惹かれ、梨園で関係をもつ。百八の童貞を奪った相手。
玉乃 温子 (たまの あつこ)
銭湯「玉の湯」の娘。初登場時は22歳。男勝りでさっぱりした性格。小さい頃から知っている百八の、成長した裸に男を意識する。花火大会の日に百八と結ばれるが、彼氏の転勤で渡米することになり、百八と別れる。
大川 (おおかわ)
土木作業等などを請け負う大川組組長。恰幅の良い坊主頭の男性。百八の父や大城夫人など、地元の名士たちと親しく、「大川ちゃん」と呼ばれる。暴れ者の鶴次郎の身を預かるなど、器量の大きい人物。
高野 信一 (たかの しんいち)
初登場時は16歳で、大多摩高校1年生。百成百八の親友。リーゼントが特徴。繁華街でやくざ者に追い回され、花咲ルミとラブホテルに逃げ込んだことがきっかけで、ルミと付き合うようになる。
水谷 亜矢 (みずたに あや)
初登場時は大多摩高校3年生。生徒会副会長を務める。学校のマドンナであり、「お嬢」とあだ名される。プライドが高くわがままな性格。百八のことなど歯牙にもかけない風を装うが、やがて惹かれていき、伊豆に旅行した際に関係をもつ。
荒股 千草 (あらまた ちぐさ)
百成百八の同級生。幼稚園の時から一緒の学校に通う幼なじみ。メガネにおさげ姿のパッとしない容貌だが、メガネ取ると超美少女。優等生で堅物に見られがちだが、じつはセックスや異性との交際に非常に興味を持っている。いわゆる耳年増で、雑誌の情報を鵜呑みにしていることが多い。
裕美 (ひろみ)
民宿大伊豆荘の女将。ミズ伊豆半島に選ばれたこともある美女。「クジラ女」とあだ名される大柄の女性で、男勝りの猛者。宿泊客の高野の自慰行為を見て、無理やり犯す。
江利糸 登 (えりいと のぼる)
大多摩高校3年生。生徒会長を務めており、容姿、学力ともに秀でた男。水谷亜矢のボーイフレンドだが、百八と亜矢のセックスを目撃してしまう。以後、亜矢に冷たくあたり、犯そうとする。
大熊 トメ子 (おおくま とめこ)
足柄山で山小屋「金太郎小屋」を経営する女性。大多摩高校の体操教師、大柳照美の元教え子。ショートカットの美女。自分と山小屋を捨てて、山に入ってしまった恋人の金太郎の帰りを待ち続ける。
亀山 鶴次郎 (かめやま つるじろう)
足柄山近辺で不動産や金融業を行っている中年男性。ハゲ頭に髭面で、粗暴な人物。大熊トメ子が経営する山小屋の大家でもある。トメ子に惚れており、愛人になれと迫る。酒乱で、殺人2件、暴行傷害100件以上の前科を持つ。酔うとオノを振り回し、トメ子を襲う。
花咲 ルミ (はなさき るみ)
百成百八の同級生。美容室の娘。荒股千草と仲がよく、一緒にいる事が多い。一人称は「ワシ」。繁華街でやくざ者に追い回され、高野とラブホテルに逃げ込んだことがきっかけで、高野にバージンを捧げる。
牛若 菊丸 (うしわか きくまる)
大川組小頭。全身に刺青を入れたケンカ自慢。歌舞伎役者のように見栄を切って話すのが特徴。女性にモテモデだが、一人の女性に溺れることがないクールな男。
薬師丸 麗花 (やくしまる れいか)
名門校である清水女学院の不良。レディー・イーグルというグループの第33代総長。百八とタイマンを張った際、力では圧倒するものの、乳首や股間を執拗に攻め続けられ、百八を男性として意識してしまう。