真・一騎当千

塩崎雄二の『一騎当千』の続編。南陽学院に転校して来た女子高校生、孫権仲謀が、中華三国と邪馬台国の因縁の戦いに巻き込まれていく。現代日本を舞台に、『三国志』をモチーフとした登場人物が繰り広げる格闘アクション作品。「ヤングキングアワーズ」2016年1月号から連載の作品。

正式名称
真・一騎当千
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ヤングキングコミックス(少年画報社)
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あらすじ

第1巻

1800年前の中華三国時代、中華統一を目指して多くの英雄が散っていった。その英雄達の魂を封印した勾玉は日本に辿り着き、それぞれの勾玉を継承した者は、闘士として戦う運命を背負う事となった。 そして現代。関東の覇権争いはようやく収拾の兆しを見せ始めたが、関西を支配する大和学院の卑弥呼が、関東の闘士の勾玉を狙って「勾玉狩り」を始動。そんな中、南陽学院に新たな闘士、孫権仲謀が転校して来る。

第2巻

卑弥呼に差し向けられた刺客により、秘められた力を暴走させた孫権仲謀は、昏睡状態に陥ってしまう。孫権の姉である孫策伯符は、大切な妹を救うべく、闘士達の伝説の修行の場といわれる熊野の徐福院に向かって旅立つ。そしてさまざまな試練を乗り越えた伯符は、徐福院で新たな闘士達と出会うのだった。一方、徐福院で目覚めた呂蒙子明黄蓋公覆と出会い、邪馬台国崩壊に関する歴史と、卑弥呼が勾玉を集めている本当の理由を知るようになる。

登場人物・キャラクター

孫権 仲謀 (ソンケン チュウボウ)

南陽学院に転校して来た女子高校生。孫策伯符の妹で、南陽学院の次期頭首でもある。気弱で自分に自信が持てない性格で、前の学校では陰湿ないじめに遭っていた。転校初日に因達羅との戦いに巻き込まれるが、のちに孫権の勾玉を引き継ぎ、戦いの中で秘められた力を覚醒させて正式に闘士となる。

楽就 (ガクシュウ)

闘士の男子高校生。南陽学院四天王の一角を担う。愛称は「がくちゃん」。かつて、29人抜きをした実績を持つ孫策伯符を指一本で一蹴したほどの実力者。頭首である伯符不在の南陽学院を守るべく、攻め込んで来た山田朝衛門と対峙する。好きなものはジャンボフルーツパフェと妖怪退治。

魯粛 子敬 (ロシュク シケイ)

南陽学院の闘士の女子高校生。全身のあちこちに包帯を巻いている弓使い。冷静沈着な性格で、つねに敬語で話す。南陽学院と成都学園の橋渡し役として、孫策伯符達を支えている。楽就らと共に、伯符不在の南陽学院を守るため、孫権仲謀のサポート役となる。

于吉 (ウキツ)

闘士の女子高校生。呉郡高校で頭首を務めている。色黒で男勝りな性格をしており、一人称は「ボク」。あらゆる体術を使いこなし、鍛練も欠かさない天才格闘家。普段はおもりの入ったリストバンドを両手足に装着しているが、本気で戦う時にはそれを外す。孫策伯符とはよきライバルでもある。

趙雲 子龍 (チョウウン シリュウ)

成都学園の闘士の女子高校生。妖刀村正「斬龍」をあやつる冷静沈着な剣士で、つねに目を閉じていて、魯粛子と同じく敬語で話す。因達羅の襲来の際は、諸葛亮孔明の指示で孫権仲謀を守り、山田朝衛門と剣を交える。剣士として高い戦闘力を持つが無駄な戦いは好まず、武人としての志を重んじる相手には、たとえ敵であっても敬意を払う。 好きなものはポッキー。

孫策 伯符 (ソンサク ハクフ)

闘士の女子高校生。南陽学院の頭首を務めている。孫権仲謀の姉。天然ながら好戦的な性格の持ち主。「水龍」と呼ばれる強大な「龍」の力を秘めている。かつての戦いで曹操孟徳を封印した際に勾玉を失っている。そのため、現在は闘士としての力のほとんどをなくしているが、それでも拳を使った喧嘩の強さは並外れたものを持っている。 関西への遠征のため長らく音信不通となっていたが、因達羅が襲来した際に南陽学院に帰還する。のちに倒れた妹の孫権を助けるため、徐福院に向かう。

因達羅 (インダラ)

大和学院の「十二神将」の一人。卑弥呼に仕える少女。トランプを武器に戦い、「呪」と呼ばれる術によって人をあやつる。卑弥呼の命令で孫権仲謀の命を狙い、南陽学院にやって来た。

山田 朝衛門 (ヤマダ アサエモン)

六波羅高校の闘士の女子高校生。剣士としての強さを渇望しており、孫権仲謀を狙って南陽学院に襲来した際には、その腕を見込んだ趙雲子龍と剣を交える。好きなものは勾玉と奈良漬と死体。

呂蒙 子明 (リョモウ シメイ)

闘士の女子高校生。南陽学院四天王の一角を担う。愛称は「もうちゃん」。陸遜伯言には「蒙ねーさま」と呼ばれて慕われている。関節技の使い手で、孫策伯符とは互いにその実力を認め合う、よきライバルでもある。卑弥呼に仕える「十二神将」の一人・伐折羅の術によって車ごと崖から落下し、行方不明になっていた。黄蓋公覆に助けられ、徐福院にて目覚める。

卑弥呼 (ヒミコ)

闘士の女子高校生。大和学院の頭首を務めている。関西の闘士達を束ねるリーダーであり、関東闘士達の持つ勾玉を狙う、「勾玉狩り」の首謀者。孫策伯符と曹操孟徳から奪った勾玉を所有している。

諸葛亮 孔明 (ショカツリョウ コウメイ)

成都学園の闘士の女子中学生。無表情だが冷静で知的な人物で、普段は山奥に住んでいる。ほかの闘士のように直接戦わないが、軍師としては天才的な才能の持ち主。

諸葛瑾 子喩 (ショカツキン シユ)

南陽学院の闘士の女子高校生。愛称は「瑾ちゃん」。闘士としての戦闘力は低いが、「氣」と呼ばれるエネルギーをコントロールし、高い治癒能力を発揮する。その治癒能力を活かし、華陀診療所にてほかの闘士達をサポートしている。

劉備 玄徳 (リュウビ ゲントク)

闘士の女子高校生。成都学園の頭首を務めている。読書好きで、気弱なおとなしい性格をしており、戦いを好まない。一方で強力な「龍」の力を宿しており、暴走すると獣のように理性をなくし、凶暴化してしまう。関羽雲長、張飛益徳と仲がいい。

関羽 雲長 (カンウ ウンチョウ)

成都学園の闘士の女子高校生。劉備玄徳に忠義を誓い、また彼女には恋愛感情に近いものを抱いている。青龍刀の使い手で、すべての闘士の中でも圧倒的な強さを誇る。現在は玄徳と離れ、京都の愛宕山にて修行している。

張飛 益徳 (チョウヒ エキトク)

成都学園の闘士の女子高校生。劉備玄徳に忠義を誓い、彼女のボディガードを務めていた。関西弁で話す。闘士として関羽雲長をも凌ぐ高い潜在能力を秘めている。お菓子が好きで、つねに持ち歩いている。現在は玄徳と離れ、京都の愛宕山にて修行している。

曹操 孟徳 (ソウソウ モウトク)

闘士の男子高校生。許昌学院の頭首を務めている。孫策伯符や劉備玄徳と同様、強力な炎の「龍」の力を秘めており、時折暴走し凶暴化する。普段はのんびり屋だが、密かに天下統一の野心を胸に秘めている。現在は卑弥呼に勾玉を奪われ、その力のほとんどを失っている。

夏侯惇 元譲 (カコウトン ゲンジョウ)

許昌学院の闘士の男子高校生。愛称は「惇ちゃん」。曹操孟徳の親友で、許昌学院の幹部として彼をサポートしている。熱血漢の番長タイプで、ストリート系ファッションに身を包んでいる。もともと、孫策伯符とは敵同士だったが、戦って以降は彼女を気に入り、友好関係にある。

曹仁 子孝 (ソウジン シコウ)

許昌学院の闘士の女子高校生。警備隊長を務めている。バストが小さいのが悩みで、ドジっ子なところがある。勾玉のランクはBランクだが、Aランクを自称している。現在は卑弥呼の刺客に勾玉を奪われ、その力のほとんどを失っている。

陸遜 伯言 (リクソン ハクゲン)

南陽学院の闘士の女子中学生。語尾に「ぞね」を付けて話す。愛称は「陸ちゃん」。戦闘力が高くないので、軍師として活躍している。呂蒙子明を「蒙ねーさま」と呼んで慕っている。

呉栄 (ゴエイ)

孫権仲謀と孫策伯符の母親。ほかの闘士達からは「ママ殿」と呼ばれている。伯符に武術を叩き込んで厳しく育ててきたが、娘達をいつも大切に思っている優しい心の持ち主。

張紘 子綱 (チョウコウ シコウ)

孫策伯符をはじめとする孫家の闘士に代々仕えてきた老人の男性。ほかの闘士達からは「張紘老師」と呼ばれている。普段は山に籠っており、伯符や于吉などさまざまな闘士の修行をサポートし、彼女達の師匠でもある。

新免 武蔵 (シンメン タケゾウ)

大和学院の闘士の女子高校生。顔や脚に包帯を巻いている。一人称は「オレ」。一度戦った際には関羽雲長を降参させており、日本最強クラスの底知れぬ力を持った剣士。関羽に自身の刀を預け、彼女との再戦を望んでいる。

佐々木 巖流 (ササキ ガンリュウ)

闘士の女子高校生。孫策伯符が関西の徐福院で出会った。クールな雰囲気を漂わせており、無愛想な性格をしている。長刀「備前長船長光」の使い手だが、拳で戦っても強い。徐福院の闘士の中ではトップクラスの実力を持つ剣士。

黄蓋 公覆 (コウガイ コウフク)

徐福院の番人を務める闘士の青年。クールな性格の剣士で、いつもタバコを吸っている。気絶していた呂蒙子明を介抱し、徐福院の秘密と邪馬台国崩壊の真実を明かす。実は関東の出身。

場所

南陽学院 (ナンヨウガクイン)

千葉県木更津市に位置する学校。中等部と高等部がある。成都学園や許昌学園と並ぶ、闘士達が集う三大学園のうちの一校として知られている。『三国志』でいう「呉」にあたり、頭首の孫策伯符をはじめ、呉の英雄達の魂を宿した闘士達が集まっている。

徐福院 (ジョフクイン)

闘士達の修験の地と呼ばれる伝説の修行場。秦の時代、不老不死を求めて渡来した徐福が眠るという伝説がある。関西の熊野に現存し、黄泉の国とつながる「黄泉の入り口」ともいわれている。山田朝衛門をはじめとする関西の強力な闘士達が、何度も修行を積んでは命を落としかけた場所でもある。何者かによって封印石「千曳の岩」が破壊されたため、地獄の魑魅魍魎があふれ、崩壊の危機に晒されている。

その他キーワード

勾玉 (マガタマ)

中華三国の英雄達の魂が封印された宝石。闘士達がピアスにして左耳に付けている。勾玉を身につけた闘士の強さに応じてランクが上がっていき、ランクにより色も変わっていく。最低はEランクで、最高はSランク。

闘士 (トウシ)

勾玉を通して中華三国の英雄達の魂を継承した戦士達の総称。大半は現役高校生。また魂だけでなく、英雄の名前も引き継いでいる。闘士の強さによって身につけた勾玉のランクが変化する。もともと闘士は『三国志』に登場する中国の英雄のみだったが、のちに卑弥呼をはじめとする、日本の英雄の闘士も登場するようになる。

頭首 (トウシュ)

各学校の闘士達を束ねるリーダー。大半は「龍」と呼ばれる強力な異能力を宿しており、それにより、時おり我を失って暴走する。南陽学院の場合は孫策伯符が現頭首で、孫権仲謀が次期頭首となっている。またそれぞれの学校には頭首を守護・サポートする「四天王」と呼ばれる闘士が存在している。

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