神世紀伝マーズ

神世紀伝マーズ

横山光輝原作の漫画『マーズ』を原作としたアニメ作品。地球を滅亡させる目的で太古より地球に残されながらも、記憶を失って目覚めてしまった異星人のマーズと、地球を滅亡させようとする6人の監視者との戦いを描いた作品。ほぼ原作に忠実な物語であるが、現在の演出やデザインを取り入れ、またラストシーンを改編するなど、様々な修正が施されている。

正式名称
神世紀伝マーズ
ふりがな
しんせいきでんまーず
原作者
制作
プラム、スタジオガッツ
監督
ふじもと よしたか
放送期間
2002年10月31日 〜 2003年2月6日
放送局
CS
話数
13話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
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概要・あらすじ

地球を滅ぼすという目的と記憶を失ったまま目覚めた異星人のマーズは、周囲の人間たちと接触するうち、地球を滅ぼさないという決断をする。それに反対する同じ異星人である6人の監視者は、マーズを殺してでも地球を破壊しようと戦いを挑んでくる。

マーズは自分を守護するロボットのガイアーと共に、6人の監視者とそれぞれが操るロボットの六神体と戦うことになる。

登場人物・キャラクター

マーズ

海底火山の噴火によって生まれた「秋の島新島」で発見された少年。その身体能力、そして頭脳は常人を超えて優秀で、さまざまな能力を行使できる。その正体は遥かな太古、地球を訪れた異星人が、宇宙にとって地球人が危険な存在になった場合に地球を破壊するためにセットされた人間であった。 しかし、海底火山の影響で予定より100年も前に目覚めたマーズは本来の使命を思い出せず、地球人は滅ぼすほど危険な存在ではないと結論付ける。 そのため、滅ぼすべきと結論付けた他の6人の監視者と敵対、守護ロボットであるガイアーと共に戦うことになる。

ミューズ

マーズの意識下に何度も語り掛けてくる少女。その正体は、かつてのマーズの恋人。本人自体は既にこの世界には存在していないが、マーズの深層意識に「戦わないように」「地球を滅ぼさないように」と何度も語り掛けてくる。

岩倉記者 (いわもときしゃ)

秋の島新島の取材中、最初にマーズを発見した記者。マーズを病院に運び込んだ張本人でもある。マーズのことを知るために秋の島新島に戻ってマーズが眠っていた施設を発見、マーズや六神体など、様々な秘密の解読に成功する。

横山 春美 (よこやまはるみ)

目覚めたマーズが運び込まれた東京総合病院の院長を務める横山教授の娘。記憶を失っているマーズに様々なことを教え、マーズの決断に影響を与える。容姿はミューズに瓜二つの美少女。

横山教授 (よこやまきょうじゅ)

目覚めたマーズが運び込まれた東京総合病院の院長。様々な機器を駆使してマーズの身体を調べる。また自宅に連れて行き、戦いで疲労したマーズのケアも行う。

ハザード

6人の監視者の1人。恰幅のいい壮年の男性で、白髪と白い髭が特徴。監視者の中心的な人物で、ラッシュにマーズの記憶を取り戻させるよう指示をしている。巨大な顔型をした六神体の1体であるウラヌスを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

ホッパー

6人の監視者の1人。サングラスを着用し、赤く長い髪が特徴的な青年男性。青いボディにスフィンクスに酷似した姿をした六神体の1体であるミロを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

エリント

6人の監視者の1人。ハートに似た独特な髪型と片メガネ、口ヒゲと顎ヒゲが特徴的な中年男性。高速で空中を飛行できる、猛禽類の頭部のような姿をした六神体の1体であるセンサーハンターを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

ブロック

6人の監視者の1人。スキンヘッドが印象的な中年男性。土偶のような姿をした六神体の1体であるシンを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

アクセル

6人の監視者の1人。金髪の長髪が特徴的な青年男性。少々短気で思慮に欠ける性格をしている。ズングリした潜水艦のような姿をした六神体の1体であるウラエウスを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

ラッシュ

6人の監視者の1人。黒い長髪が特徴的な中年男性で、監視者で最初にマーズに接触した人物でもある。黒い球体状のボディと中心の巨大な目玉が特徴的な六神体の1体であるラーを操り、マーズとガイアーに戦いを挑む。

ガイアー

『神世紀伝マーズ』に登場するロボット。マーズの命令に従い、命を守るようにプログラミングされたマーズの守護ロボットで、マーズの目覚めとタイタンの破壊によって起動した。 六神体の攻撃でも破壊できないほど強固な装甲と、六神体を一瞬で破壊できるほどの攻撃力を持つ。また体内には地球破壊用の爆弾がセットされている。この爆弾は「マーズからの命令」「マーズの死亡」「すべての六神体の破壊」「ガイアーの破壊」という4つの条件のうち、ひとつでも満たされると爆発するようになっている。

タイタン

『神世紀伝マーズ』に登場するロボット。マーズの目覚めと共に起動し、地球の調査を行っていた偵察用ロボット。調査結果は随時ガイアーに送られ、地球を滅ぼすか否かの判断材料となる。また破壊された場合は地球人が危険だという判断となり、自動的に最終兵器であるガイアーが起動することになる。

監視者 (かんししゃ)

『神世紀伝マーズ』に登場する、マーズと敵対する人間の総称。マーズと共に異星人が地球にセットした6人の人間。マーズより先に目覚めて地球を監視しており、結果的に監視者は地球を滅ぼすことを決定する。 マーズと同じく超人的な身体能力を持ち、また人間を自由に操る催眠術など、様々な特殊能力も持っている。

六神体 (ろくしんたい)

『神世紀伝マーズ』に登場する、監視者が操るロボットの総称。かつて異星人がマーズや監視者と共に地球に残したロボット。本来はガイアーを補佐するためのロボットで、ガイアーを破壊するほどの攻撃力は持っていない。 しかし1体でアメリカ全土を焦土にできるほどの攻撃力は持っており、また地球上の通常兵器では傷一つ付けることはできない。

クレジット

原作

監督

シリーズ構成

作画監督

飯飼一幸

音楽

元倉宏 , AMAZeus

アニメーション制作

プラム , スタジオガッツ

原作

マーズ

謎の少年 マーズと人類滅亡を目論む宇宙人のエージェント・監視者たちとの戦いを描いたSF漫画。人間の善・悪の本性を問う衝撃的なラスト・シーンが話題となった作品。核兵器による破滅が危惧された冷戦時代の世相... 関連ページ:マーズ

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