概要・あらすじ
自意識過剰で周りの評価は気になるが、プライドを守るための上から目線と方向性を間違えた努力で、いつもかえってイタい結果に終わるスクールカーストの底辺にいる女子高生黒木智子。高校デビューに期待していたはずが、かえってコミュ障に加速がかかることに。それでも、中学からの唯一の友達がいたり、ウザがる弟にもたまに相手してもらえたり、年下のいとこにかわいそうがられたりしながら、かろうじて社会との接点を保った毎日を送っている。
登場人物・キャラクター
黒木 智子 (くろき ともこ)
自意識過剰で卑屈、エロい妄想に走りがちなモテない女子高生。猫背で小柄。常時目の下にクマがあり、気味が悪い表情や反応をすることが多い。原宿教育学園幕張秀英高等学校、通称原幕に入学。JKデビューすれば嫌でもモテると思っていたが、人見知りの上にプライドの高い根暗のため、2カ月経っても男どころか友達もできない。 むしろ高校に入ってから対人能力がさらに悪化し、家族や友達のゆうちゃん以外とは、あがってまともに会話ができないように。ぼっちではなく、自称ソロプレイヤー。趣味は乙女ゲーをはじめとするゲームとネット、エロマンガやエロ小説の読書。 性への関心は人一倍だが処女。リア充のクラスメイトを男は低能、女はビッチなどと内心下に見ることで、自尊心を保っている。高2のクラス替えでの自己紹介がすべったため、しばらくネタがすべることを黒木さん状態と呼ぶのがクラスで流行。ゆうちゃんには「ともこ」をもじってもこっちと呼ばれている。親切にしてくれる男子は自分に気があるように見え、女子だと百合目的にみえる。
成瀬 優
もこっちより成績の低い高校に行って高校デビューした中学の同級生。元は地味で眼鏡だったが、今はコンタクトで、かわいい巨乳。アニメ仲間でもこっちの唯一の友達。中学2年のときの給食で、気の弱そうな眼鏡で主導権を握れそうだと思ったもこっちに、声をかけられたのが仲良くなったきっかけ。 性格は天然で、高校に入ってから初めての彼氏ができた。たまに女の子・メスのいい匂いがするともこっちに匂いをかがれたり、セクハラ発言されたりと、エロい眼で見られている。
黒木 智貴 (くろき ともき)
黒木智子の1つ下の弟。中学2年のときからサッカー部のレギュラーで、ポジションはフォワード。小さいころはお姉ちゃんが大好きだったが、今は姉の奇天烈な言動に困惑させられている。彼女が遠方の高校の願書を投函し忘れたせいで、同じ原宿教育学園幕張秀英高等学校に行くことに。 学校では特にめんどくさい姉を避けている。
希心 (きこ)
黒木智子の3つ下のいとこ。小学生の頃は智子の嘘八百も真に受け尊敬してくれていたが、中学生になって智子が高1のときに黒木家に遊びに来て以来、彼女に対する態度が変わる。以前は智子を子犬のような目で慕っていたのが、捨てられた子犬を見るようなやさしい目に。 小学生相手にズルまでしてゲームに勝とうとしたり、彼氏がいると嘘をつく智子を哀れむ。
根元 陽菜 (ねもと ひな)
ツインテールで明るい性格。高校2年で隣の席になって、黒木智子に話しかけてきたクラスメイトの女子。1年でも同じクラスだった。
小宮山 琴美 (こみややま ことみ)
黒木智子の高校の図書委員。同中で、高2になって図書室で遭遇。ゆうちゃんつながりで、一度智子の家に遊びに行ったことがある。その際、「弟のちんこを見せろ」と言ったと智子に吹聴されたことを根に持っている。当時から弟の黒木智貴が好き。便所飯しているところを智子に見られて以来、コオロギ呼ばわりされるように。
初芝 (はつしば)
黒木智子の高校の同級生。漫画研究部に所属。集団行動時はサボることが多い智子と、美術の居残りでお互いの似顔絵描きを課せられる。かわいい萌え絵に描かれていたのを見た智子は自分に気があるものと勘違いする。部活で忙しい初芝は、単に課題を早く仕上げようと、一番描きなれている顔を描いただけだった。
小阪 (こさか)
コンビニでの立ち読みの帰りに、公園で雨宿りしていた黒木智子に話しかけてきた男子二人組の一人。智子の知らぬ前に、わざわざ傘を買って置いていってくれる。智子の1歳年上で、さわやかな好青年。夏休みにきーちゃんを連れて近所の図書館に行った際に再開。 彼氏だという智子お姉ちゃんの嘘を信じたきーちゃんが、小阪が本物の彼女といるところをつかまえて咎めたため、智子は土下座で謝罪。それを見られたきーちゃんには以後、あわれみの目で見られるように。
伊志嶺 潤 (いしみね じゅん)
乙女ゲーム「聖女タイム」の声優。黒木智子はゲーム購入特典の握手会で、ボイスレコーダーに好きな台詞を生アフレコしてもらう。まだ無名の新人だが、「メスブタが臭い体しやがって」に始まる智子の長くて過激な台詞のリクエストにも、顔色ひとつ変えずにこやかに対応するプロ。 帰宅後、智子は録音にゲームの音声と棒読みの自分の声を加えて、対話のように編集。それを聞かれた母親に呆れられる。
アニメ
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
高校生になればモテるはずだと思っていた主人公の黒木智子。しかし、高校に入学しても、モテるどころかクラスメイトともなじめずに焦ってしまう。モテるべく努力を始める黒木智子の、孤軍奮闘する日常を描いたアニメ... 関連ページ：私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
書誌情報
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！ 25巻 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスONLINE〉
第22巻
(2022-10-12発行、 978-4757582002)
第23巻
(2023-05-11発行、 978-4757585720)
第24巻
(2023-11-10発行、 978-4757589001)
第25巻
(2024-07-11発行、 978-4757593015)
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