科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌

科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌

数多くの亜人種やモンスターが存在するファンタジー世界が舞台で、作者・KAKERUの『ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~』と世界観など設定の一部を共有している。突如として異世界に転移してしまったクリ娘(クリーチャー娘)を愛好して止まない生物学科の大学生・栗結大輔が、持ち前の生物学の知識を生かして異世界のモンスターを生物学的に暴き出しながら、クリ娘ハーレム王を目指す姿を描いた科学的異世界奇譚。ファンタジー世界に存在する亜人やモンスターを、現代の生物学的観点から解釈していくのが本作の特徴となっている。また、現代知識を使用した異世界での活躍も、実際の科学やサバイバル知識、武器に対する造詣によるもので、設定や世界観の作り込みが深い。秋田書店「チャンピオンクロス」にて2017年2月7日から連載。本作のスピンオフ作品として瀬口たかひろの『織津江大志の異世界クリ娘サバイバル日誌』がある。

正式名称
科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌
ふりがな
かがくてきにそんざいしうるくりーちゃーむすめのかんさつにっし
作者
ジャンル
モンスター・異生物
 
ハーレム
レーベル
チャンピオンREDコミックス(秋田書店)
巻数
既刊13巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

栗結 大輔 (くりむすび だいすけ)

関東某所の大学に通っていた生物学科の青年。眼鏡をかけていて、年齢は23歳。ケンタウロスやアラクネといった、人間と異種族、双方の形質を備えたクリ娘(クリーチャー娘)をこよなく愛しており、夢はクリ娘ハーレム王になると公言してはばからない。大学の一室で織津江大志たちと雑談に耽(ふけ)っていたところ、誰かが冗談で発した「異世界でも魔界でもとっとといきやがれ」という言葉によって、異世界へと転移させられる。当初こそ困惑を隠せずにいたが、人間に襲われるアラクネの少女・ネアを助けたことをきっかけに、自分の夢だった「クリ娘ハーレム王となる」という夢を叶えるために邁進している。生物学に造詣が深く、クリ娘や異世界由来のモンスターを観察しては、生物学的観点から構造や由来を推察できるだけの深い知識を持つ。また、親友である織津江の影響から異世界転生に必要なサバイバル知識や銃火器に関する知識も持ち合わせているが、異世界に存在する禁忌により、使用できるものは限定されている。身体能力も常人の域を超えていないが、クリ娘やモンスターに殴られても平然としているなど、それなりに頑丈な体をしている。クリ娘であれば大抵の存在は性愛の対象としうる性癖を持つが、一方で学術的興味が先行しているときは情欲が湧かないという学者気質な一面を持つ。また、現代人としての人道的観点を有するが、異世界の価値観に合わせた考え方のできる、柔軟な思考の持ち主。クリ娘の女子供を救う際でも現地人との軋轢(あつれき)を考え、理性的かつ打算的に行動する強かな判断力を備える。

ネア

栗結大輔が異世界で出会ったアラクネの少女。ラァ族という種族の一人で、病にふせっていた母親の病状を回復させるために人里へ麦を盗みに行ったが失敗し、人間に追いかけ回されていたところを大輔に助けられた。大輔が作るクリ娘ハーレムの一人目となる。打算のうえで異世界人である大輔を里にとどめるために関係を結ぶが、異性としても彼を慕っている。穏やかで心優しい性格ながら、女性が強い力を持つアラクネの種族の例に漏れず、大輔とは比較にならないほどの武力の持ち主。弓やクロスボウの扱いはもとより、手足に取り付けた刃で一息に複数の斬撃で切り込むなど、並大抵のモンスターや人間では相手にならない戦闘力を有する。

書誌情報

科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌 13巻 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉

第1巻

(2017-11-20発行、 978-4253238168)

第11巻

(2022-10-20発行、 978-4253321211)

第12巻

(2023-04-20発行、 978-4253321228)

第13巻

(2023-11-20発行、 978-4253321235)

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