概要・あらすじ
17歳の女子高生・築城院真鍳は言霊使師と呼ばれる能力者である。彼女の能力は「言葉無限欺(コトノハムゲンノアザムキ)」。詐術と噓を媒体にして現実を捻じ曲げてしまうのだ。例えば、深夜のコインランドリー。築城院は、洗濯にきた青年と話をする。その時、コインランドリーの中から「カリカリ」という物音がする。築城院は中に何が入っているか、あてっこしようと提案する。青年の答えは「子猫」。そして築城院の答えは「子供」だった。六歳ぐらいの、デニムのワンピースを着たオカッパの女の子だという。青年が「そんなはずはない、噓だ」と返すと、彼女の能力が発動してしまう。築城院の噓が裏返り、噓が現実になってしまうのだ。こんなふうに、築城院は様々な人物と会話を交わし、現実を捻じ曲げることに、無上の愉しみを感じているのだ。
クレジット
- 原作