概要・あらすじ
故障により15年打ち込んだボクシングの世界から退くことになった主人公桃井環八は、幼馴染の青梅広道の勧めで、100万部を売り上げる人気青年漫画誌週刊ヤングシャウト編集部でアルバイトとして働き始める。持ち前の破天荒で熱い性格は数々のトラブルを起こしつつも、周囲の漫画家や編集者たちを突き動かしていく。
登場人物・キャラクター
桃井 環八 (ももい かんぱち)
子供の頃に読んだ漫画あしたのジョーに憧れてボクサーとなるが、芽が出ないまま網膜剥離を患い、引退。大手出版社支配社の週刊ヤングシャウト編集部にアルバイトとして入る。初登場時24歳。犬好き。
青梅 広道 (おうめ ひろみち)
青年漫画誌週刊ヤングシャウトの編集部でデスクを務める編集者。幼馴染である桃井環八を週刊ヤングシャウト編集部に誘った。心から漫画を愛する熱血漢。初登場時30歳。
疎井 一郎 (そがい いちろう)
桃井環八がアルバイトとして入った青年漫画誌週刊ヤングシャウト編集部で編集長を務める。徹底した効率主義・データ主義で、週刊ヤングシャウトを売上ナンバーワンに躍進させた。陰険な性格の中年男。
宮 史郎太 (みや しろうた)
桃井環八がアルバイトとして入った漫画誌週刊ヤングシャウト編集部で副編集長を務める編集者。背が低く、オネエ口調で話し、ハーブティーを好む。穏やかな性格。東京大学卒。3人の子供がいる。42歳。九州出身。
目白 通代 (めじろ みちよ)
桃井環八らが働く週刊ヤングシャウト編集部の紅一点。子供の頃に読んだ漫画『キャンディ♡キャンディ』に魅了され、編集者となる。秋田県出身。20代後半。男勝りな性格。
本占地 雪之丞 (ほんしめじ ゆきのじょう)
週刊ヤングシャウト編集部の新入社員で、桃井環八の指導係となる編集者。小太りで眼鏡をかけている。裕福な家庭に育ち、豪邸に住む。
マンボ好塚 (まんぼこうづか)
漫画家。桃井環八が初めて編集者として担当することになった漫画家。戦災孤児だったが、『王女アンナ』などのヒットで人気漫画家となった。アルコール依存症を患い、酔っては暴力を振るう。
仙台 角五郎 (せんだい つのごろう)
漫画家・マンボ好塚のマネージャーを務める。初登場時50歳。漫画家を目指して上京し、マンボ好塚のアシスタントとなった。仕事に対する情熱を失っていたが、桃井環八に出会って熱意を取り戻す。
四面道 渡 (しめん どうわたる)
全国から延べ20万人を集める同人誌即売会マンガマーケットを主催する24歳の男性。新人発掘のために本占地雪之丞とともにマンガマーケットにやってきた桃井環八に喧嘩を売られる。
五日市 (いつかいち)
文学を愛し、桃井環八がヘルプに入る文芸誌絶叫の編集部を一人で切り盛りしていた。疎井一郎と同期。大柄で白髪まじりの中年男性。
明治 一郎 (めいじ いちろう)
少女漫画誌の編集部から青年漫画誌週刊ヤングシャウト編集部に転任してきた編集者。風俗通いが趣味の好色家。いじめに遭っていた過去を持つ。東京大学卒。初登場時30歳。
猪頭 賢伍 (いのかしら けんご)
桃井環八の幼馴染。子供の頃からゲームが得意で、ゲーム制作会社オレガ社の社長を務める。