概要・あらすじ
ある日、レコード会社の部長である斎藤克也部長を訪ね、アメリカから往年のジャズバンドが来日。斎藤は若かりし頃彼らに「偉くなったらあなた方のレコードを出します」と誓っていた。斎藤はその約束を果たそうと会社に持ちかけるも、「20年前のジャズバンドを今さら」と拒否されてしまう。そんな時、ジャズバンドの面々は新人歌手のレコーディングに参加することに。
登場人物・キャラクター
斎藤 克也 (たかはし かつや)
レコード会社に勤めており、役職は部長。若かりし頃、名ジャズバンドに会いに渡米し、「偉くなったらあなた方のレコードを出す」と約束した。私的に新人歌手井ノ上京子のデビューを請け負い、会社での立場を危うくしている。
富岡 (とみおか)
レコード会社に勤めている。留学経験があることから、斎藤克也部長から、ジャズバンドの世話役を任せられる。また、新人歌手井ノ上京子のプロデュースも押し付けられた。大学時代の後輩に売れないロックバンドがいる。
井ノ上 京子 (いのうえ きょうこ)
芸能事務所田中プロの倒産を救った男の娘で、借金と引き換えに歌手デビューすることとなった。
ジャズバンド
アルバート・リッチ・ウィリー・ジョニーのカルテット。ニューオリンズ出身の名ジャズバンドで、現在はディスコでも演奏している。若かりし頃の斎藤克也部長と、日本でレコードを出す約束を交わしている。