概要・あらすじ
音羽署捜査一課の女性刑事・皇みるくは、犯罪の気配を感じると胸が反応する特殊能力「胸キュン」を持つ。それは、かつて自分と同じく刑事として活躍していた母親譲りの能力だった。自身の「胸キュン」と得意のコスプレ、そしてお色気を武器に捜査を進めていくみるくは、二代目「胸キュン刑事」として犯罪の現場に飛び出していく。
登場人物・キャラクター
皇 みるく (すめらぎ みるく)
音羽署捜査一課に所属する女性刑事。かつて「胸キュン刑事」と呼ばれた母親の皇くるみと同様に、犯罪の気配を感じると胸が反応する超能力を持っている。この他、さまざまなコスプレを利用しての潜入捜査も得意としている。少しドジでおっちょこちょいな部分もあるが、母親譲りの「胸キュン」の能力と色気を駆使してさまざまな難事件に挑んでいく。
涼子・シルビア・滝川 (りょうこしるびあたきがわ)
元FBI捜査官の女性刑事で、格闘技は男性顔負けの腕前。吉沢の要請に応じ、皇みるくの指導係として音羽署捜査一課に配属された。みるくとともに潜入捜査に臨むことも多い。当初はみるくの「胸キュン」を子供だましのヤマカンとバカにしていがみ合うことも多かったが、やがて互いに認め合う存在へとなっていく。
怪盗ナイトメア (かいとうないとめあ)
神出鬼没の怪盗で、その素顔は二枚目の男性。宝石など美しいものを愛し、狙った獲物は必ず手に入れるという大胆不敵な人物。盗みに入る前には予告状を出し、厳戒態勢の中でターゲットを盗み出すことを生きがいとしている。盗みに入った先で警備をしていた皇みるくと出会い、彼女に興味を抱くようになる。
吉沢 (よしざわ)
皇みるくが所属する音羽署捜査一課の課長で初老の男性。かつて、みるくの母親である皇くるみの同僚として、同じ音羽署捜査一課で働いていたこともある。「胸キュン」のことはまったく信じていないが、昔から勘が鋭く、現在ICPOに所属するくるみに一目置いている。
皇 くるみ (すめらぎ くるみ)
皇みるくの母親。かつて音羽署捜査一課に所属していた刑事・江口と結婚し、みるくをもうけた。年齢を重ねた現在も犯罪の気配を読み取る「胸キュン」は健在で、国際刑事警察機構ICPOの捜査官として活躍している。前作『胸キュン刑事』の主人公でもある。
集団・組織
音羽署捜査一課 (おとわしょそうさいっか)
東京都原宿にある音羽署の一部署。皇みるくが在籍する部署であり、原宿という地域性から大小さまざまな事件が発生する。そのため、殺人や強盗などの凶悪事件から国際指名手配されている怪盗ナイトメアの対策まで、さまざまな事件に対応する人員をそろえている。
その他キーワード
胸キュン (むねきゅん)
皇みるくと、その母親である皇くるみが持っている特殊能力。犯罪の気配を感じると胸が反応するというもので、主に犯罪の容疑者に触れることで発動する。その確度は100%であり、みるくの「胸キュン」に反応する人物は、確実に何らかの犯罪に関わっている。ただし、涼子・シルビア・滝川など、他のメンバーはこの能力のことをまったく信用していない。