花のTOKYO剣豪伝 藤太参ります!!

花のTOKYO剣豪伝 藤太参ります!!

ちょっとスケベだが剣術士として高い実力を持つ青年・押足藤太の奮闘を描いたアクション漫画。「白虎隊“影”」の首領として「明治維新軍」との戦いに巻き込まれる中、許嫁である土方伊織をはじめ、仲間たちとの絆を深めていく描写が中心となっている。「月刊コミックGOTTA」に連載された作品。

正式名称
花のTOKYO剣豪伝 藤太参ります!!
作者
ジャンル
アクション
レーベル
GOTTA COMICS(小学館)
巻数
全2巻
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概要・あらすじ

押足藤太は剣道の腕は確かであるものの、スケベで軟派な性格が玉に瑕な少年。そんな彼はある日、真剣を持った土方伊織という女性にいきなり襲われる。伊織はなんと藤太の許嫁で、しかも藤太は押足家当主にして「白虎隊“影”」の首領であるという。「白虎隊“影”」の目的はかつて明治維新政府によって滅ぼされた会津藩と、「白虎隊」の復活であった。

しかも、それらの目的を阻止すべく「明治維新軍」を名乗る刺客たちが藤太を次々と襲ってくる。「白虎隊“影”」の目的には興味がない藤太であったが、襲って来る刺客たちを倒していく内に剣の腕が上がっていく。そして、土方伊織をはじめ、周囲の人々にも、藤太の実力が認められていくのであった。

登場人物・キャラクター

押足 藤太 (オシタリ トウタ)

黒髪短髪の男子中学生。14歳になったことを機に、「白虎隊“影”」の首領となった。スケベで軟派な性格で、「ナンパ千人斬り」を達成することが目標であると豪語している。そのため「白虎隊“影”」の目的などにはまったく興味がないが、襲って来る刺客たちを倒していく内に剣の腕が上達していく。小学5年生の時、剣道の全国大会出場を果たしており、その頃の活躍を見ていた剣道部主将の赤坂からは天才と評されている。

土方 伊織 (ヒジカタ イオリ)

押足藤太の学校へ転校して来た女子中学生。腰まで届くロングヘアを毛先で1つに束ねている。目つきが鋭く、凛とした雰囲気の外見をしている。一本芯の通った実直な性格で、古風な喋り方をする。「白虎隊“影”」の首領となった押足藤太とは許嫁の関係にある。スケベで軟派な性格の藤太を快く思っておらず、出会った当初は日本刀で斬りかかるほどだった。 しかし、藤太と長く付き合っていく内に、その強さと優しさに心惹かれていく。土方伊織自身も確かな剣の腕を持っており、「明治維新軍」の精鋭を相手にしても、一歩も引かないほどの強さを誇る。

赤坂 (アカサカ)

黒髪短髪の凛々しい顔立ちをした男子中学生。剣道部の主将を務めており、押足藤太を剣道部へと勧誘している。藤太とは小学校の頃からの幼なじみで、かつては一緒に剣道をやっていた間柄。剣道の礼儀にも厳しく、道場へ上ばきのまま入って来た生徒たちに対して怒りを露わにする。

青木 (アオキ)

剣道部に所属している男子中学生。癖っ毛のある黒髪で、眼鏡をかけている。剣道部に所属することになった押足藤太が練習をサボらないようにするため、力づくで藤太を道場へ連れて来る役割を担っていた。

緑川 (ミドリカワ)

剣道部に所属している男子中学生。黒髪の坊主頭と細目が特徴。剣道部に所属することになった押足藤太が練習をサボらないようにするため、教室まで赴いて捕らえにやって来るが、逃げられてしまう。藤太を捕らえるために、投げ縄を用意していた。

真庭 あゆみ (マニワ アユミ)

押足藤太の学校へ転校して来た女子中学生。ボブヘアで、胸が大きいのが特徴。実は、「白虎隊“影”」の首領である押足藤太を倒すために放たれた刺客の1人。「明治維新軍」に所属している。群馬の吾妻郡に伝わる剣術である「真庭念流」を用い、相手の正面から身を外し、常に死角から攻撃する戦法を得意とする。 藤太との戦いに敗れた後、彼らと行動をともにする。

桃園 (モモゾノ)

押足藤太のもとに送り出された刺客の1人。「明治維新軍」に所属している。大きな体躯に筋骨隆々の外見をしている。高い戦闘能力を有しており、相撲を用いた戦いを得意としている。その大きな体躯を活かしたぶちかましを、藤太へ繰り出す。それを止められて隙が生まれ、そこを突かれて敗れ去った。藤太との戦いに敗れた後、彼らと行動をともにする。

茶畑 (チャバタケ)

押足藤太のもとに送り出された刺客の1人。「明治維新軍」に所属している。黒髪短髪で、細身ではあるが鍛え上げられた身体をしている。中国拳法を用いた戦闘スタイルを得意としており、ヌンチャクなどの武器を用いる。剣豪養成ギブスを脱いだ藤太のスピードに翻弄され、敗れ去った。藤太との戦いに敗れた後、彼らと行動をともにする。

藤 玄馬 (フジ ゲンバ)

「おしおき部隊」の男性の1人。「明治維新軍」に所属している。黒髪くせ毛の長髪で、サングラスをかけている。任務に失敗した者への粛清を担当しており、押足藤太に敗れた真庭あゆみたちを襲った。その際、あゆみの助太刀に入った藤太と土方伊織に敗北してしまう。武器とメリケンサックを合体させた特殊な武器を使用しており、何でもありの戦闘スタイルのため、あゆみからは「ケダモノの技」と言われている。

山吹 千里 (ヤマブキ センリ)

「おしおき部隊」の男性の1人。「明治維新軍」に所属している。禿頭でサングラスをかけた、いかつい外見。任務に失敗した者への粛清を担当しており、任務に失敗した桃園と茶畑を粛清する。実践剣道を得意としており、手に持った武器だけでなく、蹴りなどを用いたケンカのような戦闘スタイルで戦う。押足藤太と土方伊織との戦いで敗北した。

藍染三人衆 (アイゾメサンニンシュウ)

「おしおき部隊」の男性3人。「明治維新軍」に所属している。3人とも頭に被り物をしており、黒コートを着ている。押足藤太を倒そうと3人がかりで襲いかかるが、成長した藤太の前に一瞬で敗れ去った。真庭あゆみによれば「決して弱くはない」3人組。

ソーニャ (ソーニャ)

「シベリア歓喜団」と呼ばれる武芸者3人組の内の1人。ロシア人の少女。天真爛漫な性格で、朗らかな女性。見た目には可愛い女の子だが力自慢で、戦闘ではその剛腕を活かして豪快に戦う。必殺技は「人間ゴマ」という、全身を回転させながら相手に襲い掛かる技。ただし回転していない足元が弱点で、押足藤太との戦闘では、それを見極められて敗北した。 「明治政府」より藤太抹殺の依頼を受け、日本を訪れる。

アーニャ (アーニャ)

「シベリア歓喜団」と呼ばれる武芸者3人組の内の1人。ロシア人の女性。ブロンドの短髪で、黒マントを羽織っている。戦闘では関節技を得意としており、相手の死角から襲いかかる戦法を用いる。「明治政府」より押足藤太抹殺の依頼を受け、日本を訪れる。

ターニャ (ターニャ)

「シベリア歓喜団」と呼ばれる武芸者3人組の内の1人。ロシア人の女性。ブロンドのロングヘアで胸元を大きく露出させており、サングラスをかけている。戦闘ではバレエを武術に取り入れた特殊な拳法を用いて戦う。また、押足藤太と戦った際は、彼の弱点である「女好き」という部分を攻めるため、胸元や太腿を大胆に露出させていた。「明治政府」により藤太抹殺の依頼を受け、日本を訪れる。

立花 円蔵 (タチバナ エンゾウ)

白髪で長い顎鬚を生やした老齢の男性。「白虎隊“影”」の小隊長を名乗る。首領としての自覚が芽生えていない押足藤太に代わって、「白虎隊“影”」のメンバーを取り仕切っている。確かな剣の腕を誇り、老齢でありながら押足藤太を剣道の練習で圧倒してみせた。

集団・組織

白虎隊“影” (ビャッコタイカゲ)

会津戦争で会津藩が組織した部隊「白虎隊」の生き残りの集団。隠密活動を主としていた組織で、記録にすら残っていない。会津戦争からおよそ100年経った現代にも、押足家や土方家を中心として存続しており、その目的は「会津藩および白虎隊の再興」と「日本人総サムライ化の実現」。所属する人員は「戦闘」に際して己を鍛え上げており、一撃剣をはじめ、礼儀や格式にとらわれない「相手を叩き伏せるための剣」を習得している。

明治政府 (メイジセイフ)

日本を陰から操っている組織。組織の前身は、明治時代の政府には違いないが、平成へと時代が変わった現代社会でも解体されずにその形を残しており、反乱分子たちを抹殺しながら時の政府を操っている。「明治維新軍」のような強大な軍隊を擁しており、「白虎隊“影”」を潰すべく、「明治維新軍」に押足藤太を抹殺しろという命令を下した。

明治維新軍 (メイジイシングン)

「明治政府」が有している軍隊の名称。反乱分子抹殺の際に、実際に動くこととなる実働部隊。押足藤太の抹殺指令が下されたため、彼のもとに次々と刺客を送り出している。実力主義であることが判明しており、一度負けた者には容赦なく「おしおき部隊」などを用いて粛清を行う。

その他キーワード

剣豪養成ギブス (ケンゴウヨウセイギブス)

押足藤太を鍛え上げるために赤坂が用意した装着型のギブス。全身を強いバネの力を使って締め上げ、力を入れなければ動けなくなってしまう。当初、これを装着していた藤太は、動くことすらままならなかったが、次第に、これを使った状態でも自由に動くことができるようになった。

一撃剣 (イチゲキケン)

「白虎隊“影”」に伝わる極意の1つ。床板を踏み割るくらいの、強い踏み込みから生ずる渾身の太刀による一撃。相手を鎧ごと斬るほどの威力を持っている。立花円蔵の使う一撃剣を喰らった押足藤太は、「とんでもなく疾(はや)い打ち込みだった」と評している。

書誌情報

花のTOKYO剣豪伝 藤太参ります!! 全2巻 小学館〈GOTTA COMICS〉 完結

第1巻

(2001年2月発行、 978-4091581112)

第2巻

(2001年6月発行、 978-4091581129)

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