概要・あらすじ
昭和43年10月。自信作をボツにされ、意気消沈していた漫画家の青年・村岡栄は、公園で二人の若者に声をかけ、いくあてがないという二人を自分のアパートに招くことに。すでにアパートに住み着いていた小説家の向後、画家の三橋に、自称詩人の井上と、歌手を目指すセキを加え、五人は共同生活を始めるのだった。芸術を志す若者たちは、現実の厳しさに直面しながらも、日々を暮らしていく。
登場人物・キャラクター
村岡 栄
売れない青年漫画家。同居の舞台となる3畳一間の安アパートの主。人生漫画を描くも編集者からは暗いと評価は低い。やがて折り合いをつけ、人気雑誌に掲載されることとなる。
向後
小説家志望の青年。村岡栄のアパートに同居中。仲間からはつぐとも呼ばれる。
三橋
画家志望の青年。主に油絵を描いている。村岡栄のアパートに同居中。仲間からはマコとも呼ばれる。
井上
自称詩人の青年。村岡栄に誘われ、アパートに同居することとなる。仲間からはアーとも呼ばれる。
セキ
歌手を目指し、大阪から旅をしてまわっている青年。村岡栄に誘われ、アパートに同居することとなる。