荒くれKNIGHT

荒くれKNIGHT

神奈川県の湘南地域を舞台に、暴走族・輪蛇のリーダー・善波七五十や春間勇樹達がライバル達と競い、抗争を繰り返しながら成長していく様子を描いた漫画。

正式名称
荒くれKNIGHT
ふりがな
あらくれないと
作者
ジャンル
バイク
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概要・あらすじ

春間勇樹は、憧れの善波七五十がリーダーをつとめる伝説の暴走族・輪蛇に加入した。そのメンバーはノロ(野呂定治)やマキ(牧紅音)は一筋縄ではいかない猛者ばかり。ライバル・虎武羅との競り合いや夜行蟲との抗争といった修羅場を潜り抜け、春間勇樹は次期リーダーに目されるまでに成長していく。

登場人物・キャラクター

善波 七五十 (ぜんば ないと)

『荒くれKNIGHT』の主人公の1人。染めた髪をリーゼントにして、後ろ髪を伸ばした男子。初登場時は18歳。暴走族・輪蛇の3代目リーダー。愛車はKAWASAKI 750R Z2。圧倒的なケンカの強さとバイクテクニックを持ち、カリスマ性で輪蛇を統率する。傍若無人だが仲間を大切にし、「真夜中の太陽」と呼ばれている。 2代目リーダー・木原篤にケンカを仕掛けたことをきっかけに輪蛇に加わった。神奈川県の光洋高校を休学して妻の善波雛子、息子のハジメ(善波一)とアパートで暮らし、部屋はノロ(野呂定治)、マキ(牧紅音)達メンバーの溜り場になっている。晴山造園で働いていたが後に復学し、実家に移り住む。

春間 勇樹 (はるま ゆうき)

『荒くれKNIGHT』の主人公の1人。リーゼントで太い眉の男子。初登場時は浜田山高校の2年生。姉春間美香を介して憧れの善波七五十がリーダーをつとめる暴走族・輪蛇に加入する。愛車は原付だったが、後にHONDA CB400SF。加入当初は「白骨街道のパシリ」と呼ばれ、一途だが頼りない面を見せていた。 ノロ(野呂定治)らメンバーに輪蛇の魂を叩き込まれ、また夜行蟲などライバルとの修羅場を経て成長し次期リーダーに目されるまでになる。

善波 雛子 (ぜんば ひなこ)

眼鏡をかけたセミロングの女子。善波七五十の妻。旧姓は三井で父は会社の重役であり、深窓の令嬢だった。善波七五十より2歳年上。善波七五十を叱れる数少ない人物。明るくやや天然気味の性格。一時は息子のハジメ(善波一)を連れて実家に帰ったこともあったが、逞しさも身に着けていく。

花沢 小梅 (はなざわ こうめ)

肩まで伸ばした黒髪の女子。浜田山高校の2年生。ハルマ(春間勇樹)とは中学時代からの付き合いで、お互い惹かれ合っているがなかなか進展しない。善波七五十の妻善波雛子と仲が良い。

野呂 定治 (のろ さだはる)

身長195cmで逞しい身体の男子。頭に黒いスカーフを巻いていることが多い。暴走族・輪蛇のメンバー。愛車はBMW R75/5のサイドカー。その巨漢と怪力から「白骨街道の重戦車」の異名を持つ。港南第一高校に在学し、元々はラグビーの選手で有望なフッカーであったが、一方で同級生をイジメて学校から追い出すことを楽しみとしていた。 善波七五十のケンカ相手だったが、紆余曲折を経て輪蛇に加入。チームでは新メンバー加入の際のテスト役であり、輪蛇に加入したハルマ(春間勇樹)の教育係。

牧 紅音 (まき あかね)

リーゼントで涼しい目元の男子。暴走族・輪蛇のメンバー。愛車はDUCATI 900 MHR。チームの番頭役。切れ者で「オレの計算によれば…」が口癖。通称「悪魔の電卓」。リーダー善波七五十から全幅の信頼を置かれている。直属の私設親衛隊裏輪蛇を使い、情報収集や裏の仕事をさせている。

藤木 桂三 (ふじき けいぞう)

揉み上げが長いリーゼントで、そばかす顔の男子。いつもストローを咥えている。暴走族・輪蛇のメンバー。「白骨街道の道化師」の異名を持つ。愛車はMV AGUSTA 750S。斥候部隊を使って偵察や情報収集をする。輪蛇加入は同じ年のリーダー・善波七五十より早く、先代リーダーの木原篤の時代を知っている。 ロックンロールをこよなく愛し、ステージに立って熱いシャウトを披露する。

野口 英男 (のぐち ひでお)

染めた短髪にピアスの男子。暴走族・輪蛇のメンバー。通称「白骨街道の掃除人」だが、「白骨街道のクズ」と呼ばれることもある。窃盗・ユスリ・タカリなど犯罪行為が得意で、ツーリングやレースの際も盗難車を使用する。リーダー善波七五十に負けず劣らずの女好きだが、情事をビデオに撮って別れ話の際の脅迫に使うなど非道さが目立つ。

木下 喜一 (きのした きいち)

パジャマ姿に輪蛇のエンブレムの入ったヘルメットを被った男子。暴走族・輪蛇のメンバー。通称「白骨街道の哲学者」。愛車はGSX1100S KATANA。普段は余りにとぼけた行動でハルマ(春間勇樹)も誤解する程だったが、「闇のパワー」を吸うと頭が冴え冷酷な顔が出現する。 かつては輪蛇のリーダーの座を善波七五十と争った。またライバルの暴走族・虎武羅との抗争を辞さない凶悪な一面も見せた。

木村 清 (きむら きよし)

左眉の上に「LINDA」と刺青を入れた強面の男子。暴走族・輪蛇のメンバー。「川崎の喧嘩師」と呼ばれた猛者。

服部 大輔 (はっとり だいすけ)

染めた長髪の男子。暴走族・輪蛇のメンバー。マキ(牧紅音)と並ぶ頭脳の持ち主で、斥候部隊としてチームを陰から支える。

青木 光邦 (あおき みつくに)

坊主頭でいかつい身体の男子。暴走族・輪蛇のメンバー。キヨシ(木村清)と並ぶ強面だが、リーダー・善波七五十からは「誰よりも感情を表現できる顔」と励まされた。純情で失恋を繰り返している。

土門 畳児 (どもん じょうじ)

ドレッドヘアーの男子。暴走族・輪蛇のメンバー。様々な占いに通じている。普段は海岸にテントを張って生活している。ノロ(野呂定治)と並ぶ巨体と怪力の持ち主で、夜行蟲との抗争では先頭に立って乱闘を繰り広げた。口数は少ないが、夜行蟲の特攻隊長・浅井亮に騙されたハルマ(春間勇樹)を慰めるなど、温かさを持っている。

中森 哲郎 (なかもり てつろう)

暴走族・輪蛇のメンバー。マキ(牧紅音)からの伝言をハルマ(春間勇樹)に伝えたり、夜行蟲との抗争では侵略部隊を迎え撃つなどの活躍を見せた。

日登見 武志 (ひとみ たけし)

暴走族・夜行蟲の幹部浅井亮の親衛隊に所属していたが、善波七五十との出会いから輪蛇の影の部隊・裏輪蛇の隊長となる。

足立 (あだち)

横須賀で暴走族・夜行蟲を作り上げ、総長となった。輪蛇壊滅に執念を燃やしている。かつては青蛇と呼ばれ、赤蛇・内海マコトと共に最強最悪の暴力集団がらがら蛇を率いていた。

浅井 亮 (あさい あきら)

暴走族・夜行蟲の特攻隊隊長。総長・足立の支持の元で鋭い頭脳を武器に輪蛇壊滅に動く。

摩耶 (まや)

染めたロングヘアの女性。暴走族・夜行蟲の幹部・浅井亮に影のように寄り添っている。輪蛇の情報収集のためハルマ(春間勇樹)に近付いたこともある。

内海マコト (うちうみまこと)

暴走族・輪蛇の初代リーダー。かつて赤蛇と呼ばれ、青蛇(足立)と共に暴力集団がらがら蛇を創設し、南関東一帯に名を轟かせた。リンダ・ブラウンとの出会いを機にがらがら蛇と決別し輪蛇を創設する。

リンダ・ブラウン

髪の長いアメリカ人の少女。目を患っている。周囲の反対を押し切って赤蛇(内海マコト)と日々を重ね、輪蛇創設のきっかけを作った。

木原 篤 (きはら あつし)

顔の左側に大きな傷のある男性。暴走族・輪蛇の2代目リーダー。湘南に現れ、暴走族の虎武羅や輪蛇に自分を売り込んで歩いたが、赤蛇(内海マコト)に魅かれて輪蛇入りを果たす。暴力集団・がらがら蛇の残党を一人で迎え撃つケンカの実力を持つ。赤蛇(内海マコト)から「真夜中の太陽」を探せという使命を受け、善波七五十を拳を振るいながら鍛え上げた。 現在は沖縄在住。

伊武 恋二郎 (いぶ こいじろう)

黒髪のリーゼントで後ろ髪を伸ばし、髭を生やした男子。暴走族・虎武羅の3代目リーダー。善波七五十をライバル視し、輪蛇と張り合っている。当初は初代リーダー・大鳥大悟をナメてかかり輪蛇への加入を希望していたが、大鳥大悟に惹かれ出し、虎武羅に加入した。 在籍する園東高校では生徒会長を勤めている。

大鳥 大悟 (おおとり だいご)

巨体でリーゼントの男性。暴走族・虎武羅の初代リーダー。木原篤がリーダーだった時代の輪蛇にライバルとして立ちはだかった。

秋山 悟 (あきやま さとる)

長い黒髪の男子。上唇の傷が特徴。暴走族・輪蛇のメンバー。チームの大番頭・マキ(牧紅音)に憧れを抱くが、そこまでの才能は無いと葛藤を抱いていた。

由利矢 (ゆりや)

暴走族・輪蛇のメンバー。一時はハルマ(春間勇樹)の器を疑い、村雨を次期リーダーの座につけようと画策していた。加入後は、チームの大番頭・マキ(牧紅音)の再来と呼ばれるようになる。

村雨 (むらさめ)

マキ(牧紅音)の中学校の後輩。暴走族・夜行蟲に加入し、かつての暴力集団がらがら蛇の復活を画策する。その後は輪蛇の影の部隊・裏輪蛇に身を投じる。

来原 (くりはら)

ノロ(野呂定治)の中学時代の同級生。暴走族・輪蛇のメンバーだったが離脱する。その後は由利矢を輪蛇に導いた。

王 夏輝 (わん しゃふぃ)

暴走族・誠竜団のリーダー。輪蛇のリーダー・善波七五十の親友。引退を決意したが夜行蟲との抗争に陥り、追い込まれてしまう。

王 雪來 (わん しゅえらい)

暴走族・誠竜団のメンバー。リーダー・王夏輝の弟。夜行蟲との抗争のきっかけを作った。

劉 少雄 (りゅう しゃおしょん)

暴走族・誠竜団のメンバー。リーダー・王夏輝が引退を決意し、弟王雪來に惹き継ごうとしたことに不安を覚え、夜行蟲と接触する。

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