概要
笹原完士の2学年下の後輩。細身の小柄と、頭の上で髪をまとめて立てた「筆あたま」が特徴で、感情が高ぶると東北弁が出てしまう。新入生勧誘期には漫画研究会に所属していたが、藪崎久美子をはじめとする女子会員たちと対立し、校舎の2階から飛び降りて負傷するというトラブルを起こす。それがきっかけで漫研を退会し、漫研会長の高柳の紹介で現視研に移籍した。
当初は攻撃的な性格で、オタクが嫌いだと公言していたが、後に彼女自身もボーイズ・ラブ好きのオタクであることが発覚してカミングアウト。事あるごとに刺々しい発言をするが、そんな自分を受け入れてくれた現視研の面々に、少しずつ心を開き、やがて攻撃的な性格もなりを潜めていく。
中学時代に両想いの男子生徒がいたが、彼を題材にした自作のボーイズ・ラブ系イラストが本人の手に渡ったことがきっかけで破局。周囲の心ない中傷と罪悪感に耐えられずに校舎から飛び降りて負傷するという事件を起こした。この一件は長きにわたってトラウマとなっていたが、自分の醜い一面も含めて受け入れてくれた笹原と交際を開始する。
後に四代目会長の大野加奈子の跡を継いで、五代目会長に就任。『げんしけん 二代目』では後輩たちをまとめる立場として奮闘した。
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現代視覚文化研究会
『げんしけん』の舞台となる椎応大学の文化系サークル。漫画やアニメ、ライトノベル、ゲーム、同人誌など、様々なオタク文化全般を研究する。だが、その実態は会員が好き勝手に漫画やアニメを見たり、ゲームで遊んだりしているだけで、単なるオタクたちのたまり場と化している。