蒼き鋼のアルペジオ

潜水艦イ401の艦長千早群像が、圧倒的な戦力差を持つ謎の敵霧の艦隊に対し、高度な戦術と意志の力で立ち向かっていく物語。精巧に書き込まれた戦艦の描写や迫力満点の戦闘シーンだけでなく、個性的な美少女キャラなどの魅力にあふれた作品である。

正式名称
蒼き鋼のアルペジオ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
バトル
レーベル
YK コミックス(少年画報社)
巻数
既刊14巻
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概要・あらすじ

17年前に突如現れた正体不明の霧の艦隊の攻勢によって、人類は制海権、制空権をことごとく失い、各国家は物資、通信ともに断絶。孤立を余儀なくされていた。この閉塞状況の中、かつて霧の艦隊の一員であった潜水艦イ401の艦長となった千早群像は、高度な戦術と強い意志の力で、霧の艦隊所属の戦艦を撃破。

さらに撃破した戦艦を仲間とすることで、霧の艦隊に唯一対抗し得る「人類の切り札」としての期待を、その身に背負うこととなっていく。

登場人物・キャラクター

千早 群像 (ちはや ぐんぞう)

海洋技術総合学院の士官候補生だったが、霧の艦隊の一員だった潜水艦イ401のメンタルモデルであるイオナと出会い、イ401に艦長として乗り込んで日本を出奔。以後、どこにも属さない存在として独自に霧の艦隊に対抗している。頭脳明晰で洞察力、判断力にも長けており、危機的状況にも動じない度胸の良さもある。 常に冷静沈着だが、合理主義者というわけではない。元大佐で今は人類を裏切って霧の艦隊と手を組んでいるとされる千早翔像を父に持つ。日本政府の要請により、 超兵器振動魚雷のサンプルをアメリカへ輸送することとなる。

イオナ

霧の艦隊だった潜水艦イ401のメンタルモデル。銀髪のロングヘアーの少女の姿をしている。自ら千早群像を艦長として認め、その指示に従っている。メンタルモデルを持つ霧の艦隊の中では、最古参の一人。潜水艦としてのイ401は、旧帝国海軍伊四○○型潜水艦二番艦伊四○一]の形状を模しており、現在は霧の艦隊と人類の技術を相互に取り入れたハイブリッド艦となっている。 さらに、改造によって元来は搭載していなかった超兵器超重砲を備えている。

橿原 杏平 (かしはら きょうへい)

イ401のクルーの一人で、火器管制担当。砲雷撃技術に長けている。常にゴーグルを着用しており、性格は明るく陽気で、イ401クルーのムードメーカー的な存在。海洋技術総合学院時代の千早群像の同級生で、成績は総合200位台だが、砲術と水雷に関しては10位以内の好成績を残している。

織部僧 (おりべそう)

イ401の副長。論理的で常識的な判断ができる人物。千早群像とは幼なじみで、海洋技術総合学院においても同級生である。学院での成績は総合4位。頭部をすべて覆い隠す特殊なマスクを常に着用しており、素顔を見せることはない。

四月一日いおり (わたぬきいおり)

イ401の機関・技術担当。一人だけブリッジにはおらず、機関室にて操作を行っている。海洋技術総合学院の千早群像の同級生で、成績は総合5位。イオナと仲が良い。

八月一日静 (ほづみしずか)

イ401のソナー・センサー担当。他のクルーとは違って、途中からイ401に乗り込み仲間となっている。かつて兄や父とともになんらかの特殊任務に就いていたと思われ、トラップで軍の特殊部隊を翻弄するなど、高い実戦スキルを身に付けている。

タカオ

霧の艦隊のメンタルモデル。青いロングヘアーの女性の姿をしている。名古屋沖でイ401と交戦。勝利目前で千早群像の機転により敗北を喫し、武装をロックされる。この後、自分を最大限に操舵してくれる艦長という存在、ひいては千早群像に強い興味を持ち、霧の艦隊から離脱した。 後に硫黄島にて千早群像と再開し、共闘することとなる。千早群像に対しては興味を超えた好意を持っており、時折妄想に耽ることもある。戦艦としては、旧帝国海軍の高雄型重巡洋艦一番艦高雄を模している。

ヒュウガ

霧の艦隊のメンタルモデル。白衣に片眼鏡の女性の姿をしている。元は霧の艦隊の大戦艦だったが、イ401と交戦して敗れたことにより、イ401に心酔。イオナのことを勝手に「イオナ姉さま」と呼び、慕っている。イ401の改造など、技術・開発面を任されている。 戦艦としては旧帝国海軍の伊勢型戦艦二番艦日向を模していたが、イ401に敗れてからは、メンタルモデルだけを持ち戦艦体は有していない。

ハルナ

霧の艦隊のメンタルモデル。金髪のツインテールでぶかぶかのコートを着た女性の姿をしている。人間の言葉を集め、記録するのが趣味。キリシマとともにイ401撃破のために横須賀を襲撃するも、イ401と人類側の潜水艦白鯨との連携の前に敗れる。その後、刑部蒔絵と知り合ったことで、人間への興味を持ち、人間に近い感情を持つようになる。 戦艦としては、旧帝国海軍の金剛型戦艦三番艦榛名を模している。

キリシマ

霧の艦隊のメンタルモデル。ショートカットにパンツルックの女性の姿をしている。好戦的な性格を持つ。ハルナとともにイ401に敗れた際、船体とメンタルモデルを失うが、刑部蒔絵の持つぬいぐるみヨタロウに、自分のユニオンコアを入れることで、以後ヨタロウとして行動する。 戦艦としては、旧帝国海軍の金剛型戦艦四番艦霧島を模していた。

刑部 蒔絵 (おさかべ まきえ)

人為的に能力を高められ、生み出されたデザインチャイルドの一人。霧の艦隊に唯一ダメージを与えられる超兵器・振動魚雷の開発に成功した天才科学者でもある。生みの親でもある刑部博士によって疑似記憶を植え付けられていた。イ401に撃破されたハルナたちと出会い、紆余曲折を経て友達となる。

集団・組織

霧の艦隊 (きりのかんたい)

『蒼き鋼のアルペジオ』に登場する謎の艦隊。第2次世界大戦時の軍艦を模した艦隊群で構成されている。総旗艦はヤマト。17年前に突如として現れ、圧倒的戦力で人類から制海権、制空権を奪った。その後も世界各地の海域を支配しているが、主たる目的は不明。ユニオンコアと呼ばれる中枢部分が、ナノマテリアルという物質を使って船体を構成しており、その戦力は人類の戦力を遥かに凌いでおり、人類の通常兵器ではまったくダメージを与えられない。 上位クラスの艦には、メンタルモデルと呼ばれる人型インターフェイスがあり、それを使って他の艦や人間とコンタクトをとっている。

その他キーワード

メンタルモデル

『蒼き鋼のアルペジオ』に登場する用語。霧の艦隊の上位クラスの艦が持つ、一種の人型インターフェイス。ユニオンコアがナノマテリアルを用いて実体化している。霧の艦隊が出現した当初は存在しなかったが、人間の思考や概念を理解する目的で形成された。女性の姿をしており、その容姿は各艦によって異なる。艦を操舵するだけでなく、単体でも高い戦闘力を有している。 戦術ネットワークと呼ばれる独自のネットワークによってほかのメンタルモデルと意識と情報を共有している。

振動魚雷 (しんどうぎょらい)

『蒼き鋼のアルペジオ』に登場する超兵器。物質の固有振動数を割り出し、それと共鳴する振動を高出力で発生させることで、物質を破壊する仕組みになっている。人類の開発した武器としては唯一、霧の艦隊にダメージを与えることができる。デザインチャイルドの科学者、刑部蒔絵によって日本で開発されたが、海域を封鎖されている日本では試作品を作ることしかできず、改良・量産に関しては、アメリカに頼らざるを得ない状況である。

超重砲 (ちょうじゅうほう)

『蒼き鋼のアルペジオ』に登場する超兵器。超重力砲という名で呼ばれることもある。霧の艦隊の大型戦艦が有し、船体そのものを砲身として、広範囲に渡って重力波を放つ。威力は絶大で、たとえ霧の艦隊でも直撃すれば大ダメージは免れられない。フルパワーで放てば、超長距離の射撃も可能である。

書誌情報

蒼き鋼のアルペジオ 既刊14巻 〈YK コミックス〉 連載中

第1巻

(2010年5月発行、 978-4785933753)

第2巻

(2010年11月発行、 978-4785934958)

第3巻

(2011年3月30日発行、 978-4785935931)

第4巻

(2011年11月発行、 978-4785937263)

第5巻

(2012年5月発行、 978-4785938314)

第6巻

(2012年11月発行、 978-4785939540)

第7巻

(2013年6月発行、 978-4785950569)

第8巻

(2013年11月発行、 978-4785951504)

第9巻

(2014年7月発行、 978-4785953270)

第10巻

(2015年1月発行、 978-4785954604)

第11巻

(2015年7月30日発行、 978-4785955991)

第12巻

(2016年4月30日発行、 978-4785957629)

第13巻

(2016年11月30日発行、 978-4785959159)

第14巻

(2017年6月30日発行、 978-4785960346)

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