藤本タツキ短編集 17-21

藤本タツキ短編集 17-21

『チェンソーマン』他で人気の藤本タツキ初期短編集。2011年12月、「ジャンプSQ.」漫画賞の最終候補となった、初投稿作品『庭には二羽ニワトリがいた。』(「少年ジャンプ+」2017年7月17日掲載)、2013年7月期、第5回クラウン新人漫画賞審査員特別賞受賞作『佐々木くんが銃弾止めた』(「少年ジャンプ+」2016年6月13日掲載)、2013年11月期、第9回クラウン新人漫画賞佳作受賞・デビュー作『恋は盲目』(2014年4月19日発売「ジャンプSQ.19」Vol.13掲載)、『シカク』(2014年6月19日発売「ジャンプSQ.19」Vol.14掲載)を収録。

正式名称
藤本タツキ短編集 17-21
ふりがな
ふじもとたつきたんぺんしゅう じゅうなな にじゅういち
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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あらすじ

庭には二羽ニワトリがいた。

2019年、宇宙人と人類の戦争が始まり、人類はあっさり敗北。ほとんどの人類は宇宙人に食べられてしまった。小学生のユウトアミは、学校にあった鶏の着ぐるみをかぶり難を逃れた。宇宙人は二人を鶏だと勘違いしたのだ。彼らには鶏を食べる文化がないため、ユウトとアミは学校の庭で飼われることになった。そんなある日、二人に危機が訪れる。鶏を食べる習慣がある惑星から、宇宙人の転校生がやってきたのだ。

佐々木くんが銃弾止めた

男子高校生の佐々木は、担任の川口千恵子先生に憧れ、彼女を神様と崇(あが)めていた。ある日の授業中、かつて川口先生に振られた桑野という男が、拳銃を振りかざして教室に乱入する。人生の失敗を川口先生のせいにして逆ギレする桑野は、彼女を断罪するという。「自分には何をしてもいいから、生徒には手を出さないでほしい」身を挺(てい)して生徒を守ろうとする川口先生の言葉を受け、桑野は彼女とのセックスを要求する。神様のような川口先生が汚されることに耐えきれない佐々木は、桑野の前に立ちはだかった。

恋は盲目

生徒会長の伊吹は、今日こそ鴻巣ユリに告白することを固く心に決め、一緒に帰宅する。その途中、居残りを命じる教師、刃物を持った強盗、地球を破壊しようとする宇宙人が現れるが、伊吹はそれどころではなかった。明日海外の大学に入学する伊吹は、今日告白しないと、一生片思いになってしまうのだ。

シカク

ある日、凄腕(すごうで)の殺し屋少女、シカクは、ユゲルという男性に呼び出される。ユゲルの依頼は彼自身を殺すことだった。躊躇(ちゅうちょ)なくユゲルの頭部を刃物で突き刺すシカク。しかしユゲルは死なない。ショットガンで頭をふっとばしても無駄だった。ユゲルは3500年を生きる、不死身の吸血鬼だったのだ。退屈して死を望んだユゲルだったが無駄だった。彼は依頼を遂行できなかったことを許し、シカクを帰す。生まれて初めて人に許容されたシカクは、ユゲルに恋をしてしまう。

登場人物・キャラクター

ユウト

『庭には二羽ニワトリがいた。』の主人公。小学生の男子。人類を食料とする宇宙人の目を逃れるため、鶏の着ぐるみをかぶり、学校の庭で飼われている。同じ境遇の少女・アミのことを何としても守ってあげたいと考えている。

佐々木 (ささき)

『佐々木くんが銃弾止めた』の主人公。高校生男子で、メガネが特徴。担任の川口千恵子先生への憧れが高じて、彼女のことを神様と崇めている。亡くなった宇宙飛行士の父が「死んだら月へいく」と言っていたことから、月面着陸をするという夢を持っている。

伊吹 (いぶき)

『恋は盲目』の主人公。男子高校生で、生徒会長を務める。生徒会役員として自分を支えてくれた鴻巣ユリに好意を抱いている。高校卒業後は海外の大学に行くため、何としてもユリへの告白を決めようと執念を燃やす。

シカク

『シカク』の主人公。凄腕の殺し屋として名を馳(は)せる少女。人を殺すことに躊躇がなく、すぐに行動に移す。小さい頃、蜘蛛(くも)をちぎって遊んでいたことなどから、親にも拒絶される。善悪がわからず、相手の気持を推し量れないのだが、自分では「謝っても許してくれない」「生きるのが窮屈だ」と感じている。初めて自分を許容してくれた吸血鬼のユゲルに好意を抱く。

アミ

『庭には二羽ニワトリがいた。』の主人公。小学生の女子。演劇の稽古をしているときに宇宙人に襲われるが、鶏の着ぐるみをかぶって難を逃れる。人類を食料とする宇宙人の目を逃れるため、鶏に変装。学校の庭で飼われている。

鴻巣 ユリ (こうのす ゆり)

『恋は盲目』の登場人物。ショートカットが特徴の女子高生。生徒会役員として、伊吹に仕える。伊吹の指示には常に「押忍(おす)」と返答する体育会系。

ユゲル

『シカク』の登場人物。3500年を生きる吸血鬼。面白いことはすべてやってしまったため、退屈な日々を過ごし死を望む。「必殺」と噂されるシカクに、自分を殺すよう依頼する。

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