概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
浩 (ひろし)
子供の頃、父親に連れられて一度だけ日吉瀬に来た時のことが忘れられず、東京から村を再訪した旅行者の青年。酒好きで大らかな性格をしている。汽車の中で知り合った三七子と共に蛍の養殖に勤しむうちに、いつしか心を通じ合わせていく。
三七子 (みなこ)
日吉瀬に住む勝ち気な少女。自分を助けるために命を落とした兄の墓と、そこに集まる蛍を守ろうとしている。町の有力者で、製紙工場の御曹司である戸樫に見初められ許嫁にされているが、蛍の集まる水辺を汚す彼のことを嫌っている。対して浩には亡き兄の面影を感じ、恋に落ちていった。
戸樫 (とがし)
日吉瀬の製紙工場の御曹司。長髪にサングラスをつけたキザな優男。自分にまったくなびく素振りもない三七子に苛立っており、浩を手下たちに襲撃させたり彼女が大切に守ってきた蛍の養殖場に農薬をまくなどの嫌がらせを繰り返している。
場所
日吉瀬 (ひよせ)
三七子の故郷。かつては蛍の集まる自然豊かな村だったが、製紙工場の建設と共にその自然は汚れ、いつしか住民の心までもが金や資本の力の前に荒んでいってしまった。
書誌情報
蛍三七子 1巻 講談社〈KCスペシャル〉
第1巻
(1987-08-06発行、978-4061013421)
螢三七子 コミックス〈ちばてつや中短篇集〉
(1991-12-01発行、978-4063133400)








