蜜×蜜ドロップス

蜂城学院の普通科に所属する萩乃柚留と、九華科に所属する煉夏可威の2人の恋を描く恋愛漫画。蜂城学院には「HONEY」と「MASTER」という独自の制度があるため、2人が一蓮托生のペアとなって行動していることが最大の特徴。基本的に「HONEY」は「MASTER」の命令に逆らえない。また、内容は過激で性描写も多く描かれている。水波風南の代表作品の1つで、「少女コミック」2004年17号から2006年15号にかけて連載された作品。

正式名称
蜜×蜜ドロップス
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
少コミフラワーコミックス(小学館)
巻数
全8巻
関連商品
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世界観

HONEY」と「MASTER」という、特殊な主従関係が存在する学校を舞台とする、萩乃柚留煉夏可威の2人の高校生の、身分違いの恋愛模様がテーマ。「HONEY」と「MASTER」は基本的にはペアで行動することが多く、そのなかで柚留は時に自ら「HONEY」を辞めようとしたり、「DROP」しないように努力したりと、さまざまな葛藤を乗り越え、2人でともに成長していく様を描いている。

あらすじ

第1巻

夏休み、家族の金銭問題を抱えている萩乃柚留は、ホテルでのアルバイトに励んでいた。そこに煉夏可威が現われて傍若無人な振る舞いを見せ、柚留の身体を淫らに触るなど信じられない言動を繰り返す。抵抗する柚留に対して可威はますます興味を抱き、柚留を自分のHONEYに任命する。しかし、学校でMASTERである可威の世話をしなくてはならないと聞いた柚留はすぐに辞退を申し出るが、HONEYになると学費が全額免除になる事、HONEYが自ら辞退すると退学処分になる事を知り、条件を受け入れる。そんな中、可威達が所属する九華科では、恒例のDROPゲームの開催が近づいていた。MASTERとHONEYの二人制バスケットボールで競い、最下位のチームのHONEYは任務を解かれるルールが存在し、バスケットボール経験のない柚留は可威から指導を受ける。その最中に柚留は、可威が本当にバスケットボールが好きで楽しもうとしている事、そして可威なりに自分を大切にしてくれている事を実感するが、一方で奔放な振る舞いばかりの可威がわからなくなってしまう。そんな柚留に対し、百合丘千駿はわざとDROPゲームに負け、自分のHONEYにならないかと誘う。

第2巻

萩乃柚留は、百合丘千駿からDROPゲームでわざと負けるように持ち掛けられるが、結局は煉夏可威を裏切る事ができずに勝利する。柚留はがんばった褒美として、可威に対してカップルしか入れない遊園地「LOVE LOVERS PARK」に連れて行ってほしいと頼み、楽しい時間を過ごす。一方、可威を神格化している千駿は、柚留が可威のHONEYでいる事実をどうしても受け入れられず、桜樹那由太に危害を加えると彼のHONEYである久喜絃青を脅し、柚留を貶める計画に参加させる。千駿はHONEYの証であるピアスが外されると自動的にHONEYが解除になるルールに目をつけ、ピアスを外すために必要なMASTERしか知らない4桁の暗証番号を可威から聞き出すよう柚留に命じる。拒絶する柚留に対して千駿は、自分が柚留を無理矢理犯し、可威の興味を失わせると脅すのだった。その頃、絃青に事の顛末を打ち明けられた可威は、柚留の救出へと向かう。

第3巻

萩乃柚留が身につけているHONEYの証であるピアスを、百合丘千駿に無理矢理取られるであろう事を予測した煉夏可威は、HONEYがDROPする事を防ぐ唯一の方法として、ほかのHONEYのピアスを一時的に外す「RIBORN」を実行する。これにより、柚留は可威のHONEYに留まる事ができた。千駿は可威に友達になりたいから柚留に絡んだと打ち明けるが、可威はそんな千駿を激しく拒絶し、千駿を巡る騒動はひと段落する。後日、ある朝柚留が目覚めると、家族が誘拐されており、犯人は黒ずくめの三人組「ファントム=オブ=ザ=KAGENA」と名乗るのだった。柚留はなぜか自宅を訪れた千駿と共に家族の救出にと向かうと、「ファントム=オブ=ザ=KAGENA」の正体は可威、桜樹那由太久喜絃青の三人で、柚留の誕生日を家族といっしょに祝うためのサプライズだった事が判明する。柚留は大いに喜び、自分からリクエストして可威に抱きしめてもらうなど誕生日を満喫していた。しかし誕生日パーティーの最中、可威の婚約者・司竜茅架が現れ、可威や那由太に気に入られている柚留に対して悪態をつく。

第4巻

煉夏可威の婚約者・司竜茅架は、百合丘千駿HONEYとして、蜂城学院の可威達が所属する九華科に転入する。茅架は萩乃柚留に対して悪態をつき、一方の柚留は茅架と可威の関係が気になる日々が続いていた。そんな中、再びDROPゲームが催され、それぞれのMASTERHONEYは二人制バスケットボールに励むが、万年最下位の鳥兜独が強力助っ人の導入によって初勝利する。可威と柚留、千駿と茅架、鳥兜以外のMASTERとHONEYは幼少時からの付き合いのため、可威達または千駿達が最下位になるように罠を仕掛けて来る。さらに柚留のDROPを望む千駿は、茅架を利用して可威の出場を阻むなど、巧妙な嫌がらせを開始する。しかし、柚留と可威は抜群のコンビネーションを発揮し、見事DROPゲームに勝利する。その日、柚留と可威は初めて身体の関係を持ち、心を通わせ合う。これまで卑怯な手を使ってまで可威の心を奪いたくないと考えていた茅架だったが、柚留と可威の情事を偶然目撃して逆上。茅架は千駿が盗撮した可威と半裸の自分が抱き合う写真を使い、婚約者としての立場を確固たるものにしようと企む。

第5巻

司竜茅架司竜茅架の父に対し、煉夏可威と身体の関係を持ったとウソをつき、それを信じた茅架の父親は可威と茅架の婚約披露パーティーを催す事になった。それを知った萩乃柚留は不安を抱くが、可威の言葉だけを信じると決める。そして可威は婚約発表パーティーの場で茅架とは結婚しないと宣言する。一方、百合丘千駿冬唯を使って柚留の実家に対し、柚留自らHONEYDROPすれば借金の全額返済と学費の支払を援助すると条件を出す。それを聞いた萩乃柚留の父萩乃柚留の母は柚留に、早く可威との関係を解消するよう迫る。柚留は千駿や両親からのプレッシャーにも屈する事はなかったが、学費などいっさいの援助を打ち切られた事から、朝も夜もアルバイトに励むようになる。可威はそんな柚留と共に自らもアルバイトをし、MASTERとHONEYの関係を継続しようと奮闘。そんな二人の姿に、千駿と茅架は最終手段として蜂城学院に寄付金を納め、千駿のHONEYを柚留に、可威のHONEYを茅架に組み換える。そして柚留は、一日でも早くHONEYの自覚を持つようにと、強制的に千駿の自宅へと連れ去られてしまう。

第6巻

萩乃柚留百合丘千駿の自宅へと連れ去られ、煉夏可威からもらった指輪を取り上げられてしまう。一度は逃げ出した柚留は、指輪を取り戻そうと再び千駿の自宅に乗り込もうとするが、寸前で可威に引き止められ思い留まる。そんな中、可威は柚留の実家への援助を再開してほしいと父親・煉夏永以に交渉するため、連絡先を冬唯に聞くが、冬唯はそれを拒否する。実は父親の永以と母親の煉夏沙雪はかつて蜂城学院MASTERHONEYの関係にあったのだ。彼らは、柚留と可威が交際していると知れば応援する側に回る可能性が高いため、可威を司竜茅架と結婚させたい冬唯は、可威と永以の接触を阻止しようとする。一方、茅架は可威との既成事実を作ろうと、司竜家に代々伝わる媚薬のお香を使用して誘惑するが、可威は自らの身体を傷つける事で正気を保つ。これにより柚留と可威のあいだに入り込めないと悟った茅架は留学を決意し、実はずっと茅架を思っていた冬唯は彼女について行く事を決める。

第7巻

桜樹那由太は、最近仲のいい久喜絃青日高未玖が、交際しているのではないかと疑ってすねていた。そんな中、煉夏可威達が所属する九華科は絃青の父親・久喜青慈から体育館に呼び出され、学園長が青慈に代わった事、そして各々の自立を妨げるHONEY制度が廃止になる事を告げられる。そして青慈から新生徒会長として絃青、副会長は未玖が指名され、絃青と未玖はそれぞれのMASTERに冷酷な言葉で別れを告げる。九華科の生徒達がHONEY制度を継続させるために案を出し合っていると、各々の情報から「前学園長の裏金リストを青慈が手に入れ、蜂城学院を脅し取った」「裏金リストは理事長室にある」という事実が発覚。裏金リストを盗み出すため、九華科の生徒達はさっそく理事長室に忍び込もうとするものの、それを知った百合丘千駿による青慈への密告によって計画は失敗に終わってしまう。青慈は九華科の生徒達に対し、知力と体力のテストにMASTER一人で合格できたらHONEY制度を継続すると条件を出すが、千駿が早々に不参加を表明したため、テストは中止となってしまう。そんな千駿に対し、萩乃柚留は説得を試みる。

第8巻

知力と体力のテストに参加した九華科の生徒達は全員が合格し、HONEY制度は継続される事となった。しかしその発表の最中、久喜青慈久喜絃青が数字を操作して全員を合格させていた不正を暴く。青慈は再びHONEY制度は廃止だと宣言するが、煉夏可威は真摯に頭を下げ、HONEYの必要性を訴える。すると青慈は、これまでの事はMASTERの自立心を促すための芝居だったと明かし、HONEY制度は維持される事が改めて決定するのだった。そんな中、百合丘千駿は可威に対して、ずっとあこがれており、純粋に友達になりたかったのだと本音を打ち明ける。そして可威は千駿をバスケットボールに誘い、二人は少しずつ友情を深めていく。そんな中、海外で暮らす可威の両親が日本に一時帰国する事となった。可威は萩乃柚留を自宅に招いて両親と共に食事をするが、テーブルマナーを知らない柚留は失敗ばかり。すると母親・煉夏沙雪はこのままでは可威との交際は認められないと語り、柚留に対して1週間以内にテーブルマナーを完璧にするよう命じる。

メディアミックス

OVA

2006年4月と同年6月に、東郷光宏監督によるOVAが全2巻で発売されている。キャラクターデザインおよび総作画監督は村井孝司、脚本は香村純子が担当している。主なキャストは萩乃柚留役を福圓美里、煉夏可威役を鈴村健一が演じている。

TVゲーム

2006年4月6日に、アイディアファクトリーよりPlayStation2用ゲームソフト「蜜×蜜ドロップス LOVE×LOVE HONEY LIFE」が発売されている。プレイヤーは主人公のゲームオリジナルキャラクターとなって、「MASTER」とともに学園生活を送る、という恋愛アドベンチャーゲーム。

登場人物・キャラクター

萩乃 柚留 (ハギノ ユズル)

蜂城学院に通う女子生徒。煉夏可威の「HONEY」。家が借金を背負っており、自身もアルバイトをして学費を払い続けている苦学生だった。可威の「HONEY」になることで、学費免除の特典を手に入れた。勉強もスポーツも得意ではなく、器量もそれほどよいわけではない。一方で性格はとても明るく前向きで、劣勢な状況も我慢強く打破していく。

煉夏 可威 (レンゲ カイ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。萩乃柚留の「MASTER」で、性格は傍若無人。歴代の「HONEY」をすべて短期間で解任しており、「HONEY」を、ただの暇つぶしの道具としか考えていない。しかし、柚留に関しては「面白い」と認めており、初めて「HONEY」への見方を変えつつある。基本的に素直ではないが、趣味のバスケットボールをしている時は、無邪気な笑顔を見せることもある。 柚留に対しても優しい。

桜樹 那由太 (サクラギ ナユタ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。久喜絃青の「MASTER」。誰にでも分け隔てなく接する明るい性格。クラスでも、その持ち前の明るさで、皆を引っ張っていく役割を担っている。バスケットボールが得意。

久喜 絃青 (クキ ゲンジョウ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。桜樹那由太の「HONEY」。常に敬語でしゃべり、柔らかな物腰で面倒見もいい。那由太とともにクラスの皆の前で発言することが多いが、皆を引っ張る那由太とは違い、クラス全体をまとめる立場を担う。幼い頃から那由太の「HONEY」を務めており、那由太のことを大切に想っている。 器用に何でもこなすが、自分の長い髪を結うことだけは苦手で、毎日那由太に結ってもらっている。

百合丘 千駿 (ユリオカ チハヤ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。「自分の世話は自分でできる」として、九華科で唯一「HONEY」を持たない孤高の「MASTER」。器用に何でもこなすため、高校生活に退屈さを感じていた。ところが、煉夏可威と出会って、スポーツと勉学で初めての敗北を喫する。それからは可威を尊敬するようになる。一方で萩乃柚留に対しては、可威に就く人間としては分不相応であると見なし、快く思っていない。 特技は蹴鞠(けまり)で、DROPゲームの3on3では、バスケットボールを蹴ってゴールを決める離れ業をやってのけた。

司竜 茅架 (シリュウ カヤカ)

親同士が決めた煉夏可威の婚約者の女子生徒。蜂城学院九華科の欠員募集に応募したこともあったが、「苗字に花の名前が入っていない」ため、百合丘千駿にその座を譲っている。2年生の時には正式に九華科に編入し、婚約者の可威に猛アタックを開始する。スポーツ万能、学業優秀、容姿端麗と、非の打ちどころのない人物だが、心臓の病を患っており、激しい運動ができない体となっている。

宇蘭 凪 (ウラン ナギ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。浦部愛の「MASTER」。宇蘭冴の双子の兄で、つり目の冴とは異なり、タレ目であることが最大の違い。愛のピアスを煉夏可威に強制的に取られてしまったことを根に持っており、彼のことを嫌っている。

浦部 愛 (ウラベ アイ)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。宇蘭凪の「HONEY」。DROPゲームでは、双子の浦部恋とともに、他の出場者に爆発物や毒を混入した物品を送りつけて、再起不能にさせようとした危険人物。恋との違いは髪色で、恋と比べて明るい髪色となっている。

宇蘭 冴 (ウラン サエ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。浦部恋の「MASTER」。宇蘭凪の双子の弟で、たれ目の凪とは異なり、つり目であることが最大の違い。兄同様、「HONEY」である恋のピアスを強制的に取られてしまったので、煉夏可威のことは快く思っていない。

浦部 恋 (ウラベ コイ)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。宇蘭冴の「HONEY」。DROPゲームでは、双子の浦部恋とともに、他の出場者に爆発物や毒を混入した物品を送りつけて、再起不能にさせようとした危険人物。愛との違いは髪色で、愛と比べて暗い髪色となっている。

維原 紅亜 (イバラ クレア)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。ミクロの「MASTER」。ミクロとは正反対の小柄な体格で、容姿にも優れている典型的な美少女。「~ですわ」などといったお嬢さま言葉を使用するのが特徴で、笑い方も「おほほほ」と上品に笑う。

ミクロ (ミクロ)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。維原紅亜の「HONEY」。長身の大男で、DROPゲームの時には、その身長と体格を活かして紅亜を肩に乗せ、ダンクシュートをさせていた。紅亜に対してはかなり従順だが、情に訴えかけられると断れない、といった人情味のある一面もある。

鳥兜 独 (トリカブト ドク)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。父親の決め事により、毎回「HONEY」に男性を選ぶよう決められているが、自らは女子がいいと思っている。また、運動がかなり苦手なため、DROPゲームでは毎回最下位。今まで1勝もあげたことがなく、やる気もない。しかし、雛子の「MASTER」となって以降は、露骨にやる気を見せるようになる。 苦手なものはカエル。

雛子 (ヒナコ)

蜂城学院に通う女子生徒。鳥兜独にとって初めての女性「HONEY」。独の父親を説得した煉夏可威が連れて来た。独の「HONEY」になれたことを嬉しく思っており、「HONEY」を解消されたくないと、切に願っている。

杜若 蟻砂 (カキツバタ アリサ)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。山咲芹の「MASTER」。庶民的な人物を見下して軽蔑しており、そういった人物に対しては容赦なく嫌味を言ったりする。しかし、「HONEY」の芹に対しては、絶対的な信頼感を抱いており、「代わる者はいない」と評している。バイオリンが得意。

山咲 芹 (ヤマザキ セリ)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。杜若蟻砂の「HONEY」。ピッキングの技術や銃火器の扱いに長けており、DROPゲームでは、ロケットランチャーを用いて蟻砂をサポートした。ピッキングで開かない扉は銃火器で壊すこともいとわない、過激な一面もある。

緋周 洸心 (ヒマワリ コウシン)

蜂城学院九華科に所属する男子生徒。日高未玖の「MASTER」。喘息持ちで、長距離走などでは発作が出ることもある。プライドが高く、人に心配されることを極端に嫌う。それでも自分の「HONEY」である未玖のことは信頼しており、それが心配からくるものであれ、彼女の言葉には素直に耳を傾ける。

日高 未玖 (ヒダカ ミク)

蜂城学院九華科に所属する女子生徒。緋周洸心の「HONEY」。「HONEY」を務める者の中では珍しく、「MASTER」をリードするような立場にある。容姿端麗で、長身のモデル体型の持ち主。実は久喜家の遠い親戚。

沙知 (サチ)

蜂城学院に通う女子生徒。萩乃柚留と同級生の友人。柚留が煉夏可威の「HONEY」になったことを聞いた際には、その未来を案じて泣き悲しむ優しい性格。蜂城学院のことに関しては柚留よりも詳しく、「DROP」の制度についての知識もあった。

蜂城 (ホウジョウ)

蜂城学院の理事長を務める男性。九華科における独自の制度の制定や改定などを行っている。「MASTER」についている「HONEY」がしっかりしていれば、問題は起きないものと考えている。九華科の生徒が問題を起こした場合には、「MASTER」の生徒には甘く、その分「HONEY」の生徒には厳しい対応をとる。

萩乃柚留の母 (ハギノユズルノハハ)

萩乃柚留と萩乃奏留の母親。連帯保証人になったことで借金まみれになってしまい、柚留に苦労を掛けてしまったことを気に病んでいた。柚留が「HONEY」に抜擢されて学費が免除されることを知り、安心していた。煉夏可威のことはいい人であると思っている。

萩乃柚留の父 (ハギノユズルノチチ)

萩乃柚留と萩乃奏留の父親。萩乃柚留の母が連帯保証人になったことで、借金まみれになってしまい、家を抵当に入れられる寸前にあった。柚留が「HONEY」となって借金を肩代わりしてくれたことを、非常に感謝している。同じく煉夏可威にも深く感謝しており、可威のことは絶対にいい人であると思っている。

萩乃 奏留 (ハギノ カナル)

萩乃柚留の小学生の弟。素直で人を疑うことを知らない性格。私立中学校への受験を考えるほどに頭も良く、姉である柚留からも慕われている。煉夏可威から、高級メーカーのバイオリンを買い与えられ、非常に喜んでいる。

煉夏 永以 (レンゲ エイ)

煉夏可威の父親。かつて蜂城学院九華科に所属していた。当時は煉夏沙雪の「MASTER」だった。現在は仕事の関係で海外を飛び回っており、家に帰って来ることは少ない。年齢のわりにフレンドリーで人懐っこい性格の人物。毎回、赴いた先の国から影響を受けて帰って来る。

煉夏 沙雪 (レンゲ サユキ)

煉夏可威の母親。かつて蜂城学院九華科に所属していた。当時は煉夏永以の「HONEY」だった。普段から失敗が多く、ちょっと抜けているところがある。それは永以がサポートしてくれるのを理解したうえのことで、彼への絶対的な信頼感から、絶妙な夫婦関係を築いている。

久喜 青慈 (クキ セイジ)

久喜絃青の父親。萩乃柚留が2年の時に、蜂城に代わり蜂城学院の理事長に就任した男性。九華科の制度を根本的に変えたいと考え、「MASTER」に就く「HONEY」が原因で、九華科の生徒が社会性を失っていると主張し、「HONEY」制度をなくそうと活動する。

司竜茅架の父 (シリュウカヤカノチチ)

司竜茅架の父親。煉夏可威と自分の娘を婚約させた人物。当初は冗談半分のつもりだったが、茅架と可威が男女の関係になった場合は、茅架を可威の「HONEY」にしたうえで、正式に婚約させたいと考えている。厳格な雰囲気の人物ではあるが、頭は決して固くない。

榊枝 (サカキエダ)

煉夏可威の家に仕えている執事の男性。他の使用人を取り仕切るポジションにあり、執事としてはかなり上の立場にある。そのため、可威に会いに来る不審な人物を追い払ったり、可威宛ての不審な手紙などを閲覧し、場合によっては廃棄する、などといった権限を与えられている。

冬唯 (トウイ)

煉夏可威の家に仕えている執事。可威の教育係を務める男性。可威の師匠を自称しており、可威が間違った道に行かないように指導している。そのため、萩乃柚留が可威の「HONEY」であることに関して、少々疑念を抱いている。密かに司竜茅架に好意を抱いている。

チーフ (チーフ)

テーマパーク「LOVE LOVERS PARK」で働くアルバイトを統括している人物。自らもウサギのかぶりものに入って園内で働いているため、性別は不明。かなり神経質な性格で、アルバイトのエスケープは決して許さない。萩乃柚留が一時期、アルバイトをしていた時に世話になっていた。

百合浜 千紘 (ユリハマ チヒロ)

大人気少女漫画家の女性。過激でリアルな作品を多く世に出しており、萩乃柚留も大ファンで、自宅の本棚には全シリーズをそろえているほど。百合丘千駿と知り合いで、よく煉夏可威の話を聞かされている。可威を実際にその目で見た時は、「ナマイキだけどいい男」と評する。

集団・組織

九華科 (クゲカ)

蜂城学院に存在する特別な学科。お坊ちゃんや御曹司などの、「9家」と呼ばれるハイクラスな生徒が所属する。所属する生徒数は18人で、これは9家の生徒9人と、それに従属する「HONEY」が同じ数だけ存在するから。この学科に所属する9家の生徒は「MASTER」の立ち位置となり、自分の「HONEY」を決定する権限を持っている。

ファントム=オブ=ザ=KAGENA (ファントムオブザカゲナ)

煉夏可威と桜樹那由太と久喜絃青の3人が組んだグループ。萩乃柚留の誕生日にサプライズをするために組んだもの。全員仮面にマントと黒いハットを着用しており、柚留に正体がバレないようにしている。ちなみに、グループ名の「KAGENA」は、3人の名前の頭文字を組み合わせたもの。

場所

蜂城学院 (ホウジョウガクイン)

萩乃柚留の通う高校。お坊ちゃんや御曹司などが集う9家の所属する九華科が存在する。それに伴い、学校内でも公式に認められた「MASTER」や「HONEY」などの独自制度がある。ただし、その独自の制度のせいで、頭を悩ます教師や生徒も少なからず存在している。

九華科専門校舎 (クゲカセンモンコウシャ)

蜂城学院の九華科に所属する生徒が勉強をする校舎。1人1台のノートパソコンが備え付けられており、教室にある椅子も高級なソファを使用しているなど、普通の生徒たちの通う校舎に比べて、圧倒的に整った設備を誇る。

LOVE LOVERS PARK (ラブラバーズパーク)

カップルしか入場できないテーマパーク。萩乃柚留がDROPゲームの後に、煉夏可威に連れて行ってもらった。入場する際には、係員の前でキスをしないと入場ができなかったり、園内にカップル2人きりで過ごすことのできる個室があったりと、カップルに人気の独自の施設やルールが充実している。

イベント・出来事

DROPゲーム (ドロップゲーム)

蜂城学院の九華科に所属する生徒たちの間で定期的に行われるイベント。各「MASTER」と「HONEY」が、ペアを組んで出場することとなっている。基本的なルールはバスケットボールに準拠しているが、それ以外はルール無用のなんでもありの試合形式となっている。また、このゲームで最下位となった「MASTER」の「HONEY」は、「DROP」する決まりとなっている。

名門選総合体育大会 (メイモンセンソウゴウタイイクタイカイ)

さまざまなスポーツで順位を争う大会。名門私立中学校に通う中学生のみを対象としている。種目は個人かペアで出るもののみ。百合丘千駿が初めて煉夏可威という存在を知った大会でもあり、これがきっかけで、千駿は可威のことを尊敬するようになった。

その他キーワード

ピアス (ピアス)

蜂城学院の九華科に所属する生徒が、耳に付けているアクセサリー。9家それぞれに異なる、モチーフとなる絵柄が彫ってある。このピアスを装着してしまうと、自分では外せない仕組みとなっている。外すためには、設定された暗証番号を、特定の機器とともに用意する必要がある。

媚薬のお香 (ビヤクノオコウ)

男性にしか効かない媚薬入りのお香。司竜家に代々伝わるもの。その匂いを嗅ぐと理性を保てなくなり、女性を求めずにはいられなくなる。司竜茅架が煉夏可威と既成事実を作るために使用した。可威は理性を失いそうになりながらも、自分の手を傷つけて、なんとか茅架の誘惑に耐えきった。使用後は部屋中に甘い香りが漂う。

HONEY (ハニー)

蜂城学院の九華科に所属する「MASTER」に仕える生徒。「MASTER」によって普通科の生徒から1人ずつが選ばれ、「MASTER」の身の回りの世話全般をすることが義務づけられる。また、「HONEY」となった生徒は、学費を全額免除されるという特典がある。

MASTER (マスター)

蜂城学院の九華科に、もともと所属する者だけに与えられた地位。自分の世話係である「HONEY」を指名する権限を持つ。ワガママで自己管理ができないお坊ちゃんを無事に卒業させるため、世話係を付けた制度が元となっている。

DROP (ドロップ)

「HONEY」の任を解かれることを意味する言葉。自ら志願して「HONEY」を辞めるというより、何らかの理由で「HONEY」の地位を剥奪されるという意味合いが強い。DROPゲームで最下位になった場合や、「MASTAR」から直接解任を言い渡されることで成立する。

九華科専用デリバリー (クゲカセンヨウデリバリー)

蜂城学院の九華科に所属する生徒が使用できるデリバリーサービス。さまざまなものをオーダーすることが可能。徹底したサービスが特徴で、例えば「流しそうめん」をオーダーすると、流し台となる竹筒だけでなく、雰囲気を出すための畳まで届けてくれる。

九華科生徒指導要項 (クゲカセイトシドウヨウコウ)

蜂城学院の九華科の仕組みやルールなどが、細かく記載されている本。普段は、生徒がこれを手にしたり見ることはない。しかし、集会で制服を正しく着用していなかった時には、この要項の全ページを書き写すことを強いられるなど、罰として用いられることがある。ちなみに煉夏可威も、過去にこの罰を受けたことがある。

RIBORN (リボン)

ピアスのリセット制度。九華科の「HONEY」9人のうち、半数以上のピアスが24時間以内に外された場合、非常事態と見なされ、すべてのピアスがリセットされる。RIBORN中に起こった「DROP」はすべて無効となり、ピアスの暗証番号も再設定される。かつて、煉夏可威がムシャクシャしたという理由で、片っ端から無理矢理ピアスを奪っていった時に制定された。

空中快楽園 (クウチュウカイラクエン)

テーマパーク「LOVE LOVERS PARK」にある、一周30分の観覧車。普通の観覧車とは違ってマジックミラー仕様になっており、外からは中の様子をうかがえないようになっている。また、観覧車の中にあるボタンを押すと、延長できるシステムになっており、もう一周追加で周ることができる。

カエル・フルコース (カエルフルコース)

罰ゲーム。カエルが苦手な鳥兜独が、DROPゲームで負けた時に強いられた。カエルの揚げものに、カエルの餡をかけたカエル料理を食べさせられたうえに、カエルが大量に入ったお風呂に入れられる。カエル嫌いには非常に苦しい罰ゲームとなっている。

書誌情報

蜜×蜜ドロップス 全8巻 〈少コミフラワーコミックス〉 完結

第1巻

(2004年12月20日発行、 978-4091386434)

第2巻

(2005年1月26日発行、 978-4091386441)

第3巻

(2005年5月26日発行、 978-4091386458)

第4巻

(2005年8月26日発行、 978-4091386465)

第5巻

(2005年11月25日発行、 978-4091386472)

第6巻

(2006年2月24日発行、 978-4091303240)

第7巻

(2006年6月26日発行、 978-4091304698)

第8巻

(2006年9月26日発行、 978-4091305848)

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