あらすじ
第1巻
日本屈指の財閥、六道財閥を率いる総帥の六道鬼三郎が他界した。数千億円ともいわれる彼の遺産を引き継ぐのは、鬼三郎の三人の兄弟達。だが、鬼三郎には世間には知られていない四人目の息子がいた。彼の名は亜久里四郎。鬼三郎にとっては愛人の子であった事から、公に親子としては認められていなかったため、財閥総帥の息子とは思えないほど質素な生活を送っていた。そして四郎は県内でも有数の不良であり、気に入らない相手であれば、誰でも構わず完膚なきまでに叩きのめす事から、周囲から恐れられていた。そんな四郎のもとへ根古長吉という老人が現れる。かつて鬼三郎に仕えていたというその老人は、四郎に対して鬼三郎の遺産相続を放棄するように持ちかける。もともと遺産には興味がなかった四郎だったが、誰かの言いなりになる事は許せないという自身の信条に従い、遺産相続を放棄する事を拒否する。そんな四郎の存在は鬼三郎の子供の六道龍太郎、六道静流、六道霧男の三人にとって邪魔な存在でもあった。末弟の霧男は四郎を殺害すべく、自身の配下に命じて四郎を拉致させる。
第2巻
六道霧男によって拉致された亜久里四郎だったが、根古長吉の活躍で脱出に成功する。屈辱を味わわされた霧男は、四郎に対して賞金を賭け、街中の不良達に「狩り」を行わせる。不良達の攻撃をかわしながら、とある公園へとたどり着いた四郎達は、公園の片隅にある教会を自身の「城」とするために入り込む。教会の神父の娘、ミハルの協力を得て六道財閥への反撃を狙う四郎は、教会の周囲に数々の監視カメラが仕掛けられている事に気づく。実はこれらのカメラは、ミハルを盗撮するために小鉢という少年が仕掛けたものだった。四郎は教会を拠点とする事を決めたため、邪魔な小鉢を排除しようと動き出す。だがミハルを狙っていたのは、小鉢だけではなかった。小鉢は肉原というミハルのストーカーの存在を四郎に伝え、ミハルを守ってくれるように頼むが、四郎はそれを断る。だが偶然にも肉原と出会った四郎は、行きがかりから肉原を殴り飛ばし、結果的にミハルを肉原から守る事に成功する。
第3巻
亜久里四郎は、六道財閥の現総帥である六道龍太郎に宣戦布告をするための準備を進めようとするが、公の場に出る事がほとんどない龍太郎に近づく事は容易ではなかった。そんな四郎の前に、枕田総司という男が現れる。彼は10代でありながら、これまでに19人もの男性を殺害した全国指名手配の凶悪殺人鬼であった。男ではあるが、女性の心を持った枕田は、かつて四郎と出会った事があり、その時に四郎の持つ人間性に惹かれて結婚したいと思っていたのだ。折しも龍太郎が六道財閥の主催するパーティに出席する事を知った四郎は、そこに潜り込んで龍太郎と会う計画を立てる。龍太郎を囲む厳重な警備を突破するために四郎が考え出した策は、龍太郎の弟である六道霧男になりすまして潜入するという方法だった。その霧男が病院に入院している事を知った四郎は、枕田と共にその病院へと突入する。同じ頃、龍太郎には中国のマフィアが自分の命を狙っているという情報を察知していた。龍太郎は六道財閥の特殊工作チームに命じて自身のボディガードを指示する。特殊工作チームを率いる木津根は、その命令を遂行するために動き出す。
第4巻
六道霧男が入院している病院に突入した亜久里四郎とその仲間達は、霧男と彼を守るナズナを連れて逃走する。四郎の狙いは、霧男になりすまして六道龍太郎の主催するパーティに潜入する事だった。折しも六道財閥側も龍太郎の命を狙う者がいるという情報から、副総裁の猿滑庄造の指揮のもと鉄壁の警備体制を敷いていた。そのパーティの招待客の中には、六道財閥と長年ライバル関係にあった三界財閥の御曹司、三界星之介の姿もあった。その頃四郎は、枕田総司の協力で霧男に変装しようとするが、体格が全然違うために霧男への変装をあきらめる。四郎はゲームの達人である霧男に、この状況を突破するための計画を立てさせる事を提案、霧男は兄の龍太郎を出し抜くために四郎に協力し、四郎達を自身の看護チームに見立ててパーティへの潜入に成功する。首尾よくパーティに潜り込んだ四郎は、パーティ会場の捜索の末に龍太郎を発見するが、その龍太郎はライバルだった星之介を殺害した直後だった。四郎はそのまま龍太郎に襲いかかるが、龍太郎はそれをかわし、四郎に自身の強力な肉体と力を見せつける。
第5巻
六道財閥の主催するパーティに潜り込んだ亜久里四郎は、六道龍太郎と対峙するが、圧倒的な力の差を見せつけられる。それでも立ち上がろうとする四郎に龍太郎は、四郎の母親である亜久里千鶴子を殺したのは自分だと告げる。怒る四郎だったが、龍太郎にはまるで歯が立たず、根古長吉達の助けを得て脱出に成功、その間際に龍太郎と六道財閥への宣戦布告をする。
一方、六道鬼三郎の息子でありながら、四郎に協力した事で六道財閥から追われる立場となった六道霧男は、自身を守ってくれたナズナを助けるために四郎のもとへと合流する。四郎は、龍太郎に勝つために霧男の力が必要だと語り、霧男とナズナを仲間に引き入れる。しかし、今や六道財閥の総帥となった龍太郎に再び近づく事は容易ではない。霧男は、六道財閥が出資するテレビ局「六道テレビ」の存在を明かし、毎年年末に六道テレビが開催する歌謡祭でグランプリを受賞すれば、それを表彰するために龍太郎が現れる事を話す。四郎は、歌謡祭でグランプリを受賞するための作戦を立て始める。
第6巻
父親に内緒で地下アイドルとして活動していたミハルは、所属するアイドルグループがテレビに出演できると聞いて有頂天になる。しかし、その影にはミハル達を我が物にしようと企む悪辣なプロデューサーの姿があった。ミハルが地下アイドルだったという事を知った亜久里四郎は、彼女を利用して六道テレビが主催する歌謡祭への出場を目論む。しかし小鉢は、思いを寄せるミハルが利用されるのを何とか止めようとする。いじめられていたために、学校から遠ざかっていた小鉢だったが、ミハルを説得するために久しぶりに登校すると、すぐにかつて自身をいじめていた相手に見つかってしまう。事前に根古長吉からケンカの必勝法を授かっていた小鉢は、坂水のサポートで相手を返り討ちにするが、既にミハルは学校にはいなかった。そのミハルは、テレビに出演させてくれるというプロデューサーのもとへと向かっていたが、四郎達の活躍で事なきを得る。だが実際にはそのプロデューサーには六道テレビに対して何の権力もなく、ただ少女達を食い物にしていただけだった事を知った四郎は、彼らに制裁を加え、その場を去るのだった。
第7巻
六道龍太郎は、自身が謀殺した三界星之介の葬儀に現れ、その席で三界財閥の総帥、三界輪一郎から、世界の王となるよう強要される。その頃、ミハルを利用して六道テレビの歌謡祭に出場し、龍太郎に近づく予定だった亜久里四郎は、その計画が失敗したため、自分達でアイドルグループを結成して歌謡祭に出場する事を考える。六道テレビで放送中のワイドショーに乱入した四郎は、その場で星之介を殺したのは自分だと宣言し、龍太郎に対して年末の歌謡祭に出てくるように改めて宣戦布告をする。その様子を見ていた龍太郎の妹、六道静流は、四郎の姿を興味深く見守りつつも、四郎が父親の六道鬼三郎の血を色濃く引いている事を改めて実感するのだった。そして、その様子を見ていた三界財閥の構成員達は、星之介を殺害した相手が四郎だという話を信じ込み、その復讐のために六道テレビを包囲する。
第8巻
六道テレビを三界財閥の暗殺部隊が包囲している事を知りつつも、亜久里四郎は仲間のミハルをテレビカメラの前に出して彼女に歌を歌わせる。日本人離れした声量と美しい歌声にたちまち魅了されるテレビスタッフ達。そんな彼らを尻目に四郎は、六道テレビの経営者である六道静流を人質にとって脱出を図る。龍太郎と正面から渡り合おうとする四郎に興味を覚えた静流は進んで人質となり、四郎が六道テレビから脱出するチャンスを与える。だが静流は四郎が兄の六道龍太郎を倒すために歌謡祭に出場する事、そして三界財閥の御曹司である三界星之介を殺害したのは龍太郎である事を見抜いていた。
仲間達のもとへ戻って来た四郎は、次に三界財閥の総帥・三界輪一郎を訪ねる。星之介を殺したと公言する四郎が自ら乗り込んで来た事に色めき立つ輪一郎だったが、四郎の提案は輪一郎の娘、三界葉月と結婚して三界財閥を継承するというものだった。
登場人物・キャラクター
亜久里 四郎 (あぐり しろう)
県内でも有数の不良少年。周囲からも恐れられている。日本有数の財閥、六道グループの総帥だった六道鬼三郎の息子であり、鬼三郎の血を引く唯一の存在。つねに満たされない日々を過ごしており、不良としてケンカを続けていたのも、自身を満たしてくれる相手を求めていたからだった。鬼三郎の子供達から命を狙われるようになり、ケンカの相手は強ければ強い方がいいという事から、六道グループと全面的に激突する。 性格は自分勝手なうえに、思いつきで行動をするため周囲の人を振り回す事も多いが、我を通す力は知らないうちに多くの人を惹きつけており、根古長吉をはじめとする多くの仲間を率いていく。
根古 長吉 (ねこ ちょうきち)
六道グループで六道鬼三郎に仕えていた男性。既に老齢ともいえる年齢でありながら、高い戦闘力と優れた戦略眼の持ち主。現在の六道グループの暗殺部隊はほとんどが根古長吉の指導を受けており、長吉が六道グループを離れた今なお彼を「師匠」と尊敬する者も多い。かつての主人だった鬼三郎に心酔しており、彼の忘れ形見である亜久里四郎の中に鬼三郎とに通じるものを見出している。 いかなる事態に対しても冷静沈着であり、穏やかな口調を崩す事はないが、ひとたび敵と認定すれば、容赦はしない冷徹さも併せ持つ。
坂水 (さかみず)
亜久里四郎の仲間の少年。かつて四郎が常連客として通っていたバーガーショップでアルバイトとして働いており、そこで四郎と出会う。強くなりたいという願望を抱いており、格闘技のジムに通っていた。ジムのトレーナーが六道霧男と通じており、その関係で四郎と再会する。いじめられたために不登校となり、不良に対して強い敵意を抱いていたため、復讐のために格闘技を習っていた。 四郎に対しても当初は敵愾心を抱いていたが、彼の底知れぬ強さに惹かれて仲間となる。格闘技のセンスは根古長吉をも唸らせるほどであり、そのセンスを活かして四郎の右腕として活躍する。
小鉢 (こばち)
亜久里四郎の仲間の少年。四郎が逃げ込んだ公園の中で、公園の片隅にある教会のミハルを盗撮するためにテント生活を送っていた。小鉢のアジトともいうべきテントには、公園全域をカバーできるほどの監視設備が整備されており、それでミハルの盗撮を行っていたが、監視カメラを四郎に見抜かれたために協力を強いられる。かつて学校ではいじめられており、左目はそのいじめによって定規で抉られた過去がある。 さまざまな情報機器に精通しており、その情報収集能力で四郎をサポートする。
枕田 総司 (まくらだ そうし)
亜久里四郎の仲間の少年。まだ10代の少年でありながら、これまでに19人もの男性を殺害してきた殺人鬼であり、全国的に手配されている。男性ではあるが、美しい少女の外見を持ち、精神的にも女性であるため、料理や手芸といった家事が得意。過去に四郎と出会った際に、その料理の腕を褒められた事から四郎に恋心を抱き、自らを四郎の「妻」と称する。 美しい外見とは裏腹に、残忍な性格の持ち主であり、これまでに殺害した相手はすべて体を切り刻んで殺害している。変装の名人である事から、潜入や暗殺が得意。
六道 鬼三郎 (りくどう きさぶろう)
亜久里四郎の父親。日本有数の財閥、六道グループの総帥であり、日本の政財界に対して多大な影響力を誇ってきた。他界して故人となった今も六道鬼三郎の影響力は大きく、その遺産を巡って兄弟やグループ内部ではさまざまな陰謀が渦巻く事となる。性格は豪快かつ繊細で、総帥としての孤独を紛らわせる事ができたのは四郎の母親、亜久里千鶴子の前だけだった。 世界で最も有能なのは「蟻」だという信条を持っており、自身はその蟻を支配する「蟻の王」である事を自認していた。
六道 龍太郎 (りくどう りゅうたろう)
六道鬼三郎の長男。鬼三郎亡きあと、六道財閥の総帥の座に就き、鬼三郎以上の事業を成し遂げようと、底知れない野心を抱く。ただの金持ちのボンボンではなく、つねに心身を鍛錬している事から高い戦闘能力を誇る。ただ腕力が強いだけでなく、謀略にも長けており、ライバルの三界財閥の嫡男、三界星之介を謀殺するなど、冷徹な部分も持ち合わせている。
六道 静流 (りくどう しずる)
六道鬼三郎の長女で、六道龍太郎の妹。「六道テレビ」というテレビ局を経営しており、自身のお気に入りのアイドルを映画の主演に据える事ができるほど、日本の芸能界に対しても強い影響力を持っている。兄である龍太郎が最も恐れる存在であり、その野心は兄に勝るとも劣らない。龍太郎と同じく腕っぷしが強く、気に入らない相手に対しては直接制裁を行う事も多い。 亜久里四郎に興味を抱き、政敵でもある龍太郎を引きずり下ろすために利用する。
六道 霧男 (りくどう きりお)
六道鬼三郎の次男で、六道龍太郎と六道静流の弟。超潔癖症で、他人が作った料理を食べる事ができないため、レストランなどで外食をする事がほとんどない。ゲームが趣味で、さまざまなゲームを攻略してはその攻略法を公開し、「ゲームマスター」としてその名を知られている。父親の鬼三郎を敬愛しており、自分を除く兄弟がいなくなれば、鬼三郎を継ぐ者は自分だけになると考えたために、四郎の殺害を計画する。 ゲーム感覚で亜久里四郎に賞金をかけて四郎の抹殺を目論むが失敗し、逆に四郎の仲間となる。四郎と年齢は同じだが、生まれた月が早いため四郎からは「アニキ」と呼ばれている。
木津根 (きつね)
六道財閥の特殊工作チームを率いる男性。かつて根古長吉の弟子だった事があり、現在は主に六道龍太郎のボディガードを務めている。優れた身体能力を持ち、任務に対する責任感も強い。つねに冷静沈着を装っているが、自身の予想外の事が起こった際には取り乱す事も多く、精神的には脆い部分がある。
ミハル
亜久里四郎が拠点とする教会で暮らす女子高校生。どんな相手であっても疑うという事を知らない、純真で天然な性格の持ち主。小鉢と同じ高校に通っているが、放課後には地下アイドルとして活動している。小鉢をはじめ彼女のファンは多いものの、天然なためまったくその事に気づいていない。アイドルとしての素質は高く、特に歌唱力は芸能界のトップである六道静流をして最高の素材と言わしめるほど。
ナズナ
六道財閥の特殊工作チームの一人。かつてサーカス団に所属していたため、身軽でアクロバティックな攻撃を得意とする女性。過去に事故のため片腕を失い、その代わりに高圧電流を仕込んだ義手を装着している。六道霧男の護衛として木津根によって派遣されていたが、亜久里四郎によって霧男ごと連れ去られ、その後は四郎達と行動を共にする。 霧男とは当初は主従関係だったが、霧男に助けられてからは恋心を抱くようになる。
猿滑 庄造 (さるすべり しょうぞう)
六道財閥の副総裁の男性。過去に根古長吉によって顔をつぶされており、つねに猿の面をかぶっている。長吉が六道財閥から亜久里四郎のもとへ寝返った事を幸いとばかりに、長吉への復讐の機会を狙っている。六道財閥の中では六道龍太郎に次ぐ権力を持っているが、実際には龍太郎の妹である六道静流に忠実な立場として、静流のために働く事が多い。
三界 星之介 (さんかい ほしのすけ)
六道財閥と双璧をなす三界財閥の御曹司。幼い頃から六道龍太郎とは親友であり、ライバル同士でもあった。子供の頃にボートに乗っていて溺れそうになったところを龍太郎に助けられた事があり、その事に今なお恩義を感じている。龍太郎と共に日本の将来を担っていこうと誓っていたが、底知れぬ野心を持った龍太郎によって謀殺される。
亜久里 千鶴子 (あぐり ちづこ)
亜久里四郎の母親。六道鬼一郎の愛人だった女性で、鬼一郎とは心から愛し合っていた。しかし、愛人である事から六道の籍に入る事はできず、六道財閥とも距離を置いた貧しい暮らしを強いられていた。何者かによって殺害され、その死体は顔のない状態で発見されたが、その死体を見た者は、まるで天女のようだったと証言している。
三界 葉月 (さんかい はづき)
三界星之介の妹。天真爛漫な性格で、将来は六道龍太郎の妻になる事を夢見ている。亜久里四郎が兄の星之介を殺害したという龍太郎の言葉を信じており、兄の復讐のために四郎を追う。
三界 輪一郎 (さんかい りんいちろう)
三界財閥の総帥。自身の父親と六道鬼三郎が親友同士だった事から、六道家とは家族ぐるみの付き合いをしていた。現在は大病を患っており、外出は車椅子という状態だが、その気迫は六道龍太郎すら怯ませるほど。龍太郎が息子の三界星之介を殺したと疑いつつも、三界輪一郎自身の血を残すために、娘の三界葉月を龍太郎に差し出す。
集団・組織
六道財閥 (りくどうざいばつ)
江戸時代に端を発する日本有数の財閥。もともと芸能方面で業績をあげてきた財閥であり、のちに六道鬼三郎が総帥の座を引き継いでからは、日本でも屈指の財閥となった。六道財閥の総帥は時の総理大臣すら上回る権力を持っており、警察組織などの公権力を意のままにできるため、事実上日本の支配者ともいえる存在。
三界財閥 (さんかいざいばつ)
六道財閥と双璧をなす財閥組織。その財力や組織力は六道財閥に勝るとも劣らない。かつては互いの財閥の総帥同士が親しい仲だった事もあったが、現在は互いに敵視しており、機会があれば六道財閥を潰そうと狙っている。
クレジット
- 原作
-
塚脇 永久
書誌情報
蟻の王 18巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉
第1巻
(2015-12-18発行、 978-4253226868)
第15巻
(2022-08-08発行、 978-4253227001)
第16巻
(2023-03-08発行、 978-4253227018)
第17巻
(2023-10-06発行、 978-4253227025)
第18巻
(2024-05-08発行、 978-4253285681)