ラクダが笑う ファイナル・カット

ラクダが笑う ファイナル・カット

バイオレンスヒーローの楽田が、殺しもセックスも本能の赴くままやりたい放題に行う、常識無視のピカレスク・アクション。「漫画アクション」、「コミック激漫」で連載された3つのエピソードをまとめて2002年に単行本化された。本作『ラクダが笑う ファイナル・カット』は、それから10年以上の時を経て「月刊COMICリュウ」に連載された2つのエピソードを追加し、増補新版として刊行された。

正式名称
ラクダが笑う ファイナル・カット
ふりがな
らくだがわらう ふぁいなる かっと
作者
ジャンル
裏社会・アングラ
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概要・あらすじ

大川組の幹部である犬山は、敵対する組織の組長を殺害し、手下の殺し屋楽田にその死体の始末を依頼する。楽田は相棒の赤井と共に死体を車の荷台に詰め込み車を発進させたが、これは犬山が仕組んだ楽田を陥れるための罠だった。

登場人物・キャラクター

楽田 (らくだ)

大川組の殺し屋で、粗暴でキレやすい。背が高く、髪型はツーブロックのオールバック。いつも咥え煙草にジャケットでネクタイは締めず、インナーにヘンリーネックのシャツやスウェットを着用するなどラフな格好が多い。基本的に本能に忠実な乱暴な性格だが、彼女のジローが誘拐された時には、感情を剥き出しにして助けに向うなど、情に厚い一面も持つ。 性欲旺盛で、ほぼ全編に渡って性交シーンがある。ホモ扱いされているが実際はバイセクシャルで、性交する相手はどちらかというと女性が多い。

赤井 (あかい)

楽田の相棒の男性。長い髪をポニーテールに束ねており、左瞼の上に絆創膏を貼っている。ホモで楽田と肉体関係がある。犬山に頭が上がらなかったり、楽田に暴力を振るわれて言いなりになるなど気が弱い。

犬山 (いぬやま)

大川組の幹部の男性。左目に縦長の大きな傷跡があり、室内でもトレンチコートを羽織っている。敵対する組織の組長を殺害し、その死体の処分を楽田に依頼することで楽田を謀ろうとする。

緑 リリ子 (みどり りりこ)

厚ぼったい唇と肩まで伸びた髪を外側に大きくカールさせた髪型が特徴的な女性。夫が大川組から2億円相当のヘロインを盗んで殺害されたが、そのヘロインを2人で横取りしないかと楽田に持ち掛けるなどしたたかな悪人。

ジロー

楽田の彼女。長い黒髪をパーマで軽くウェーブさせている。ボディラインに自信を持っているようで、ジャストサイズのキャミソールやタイトなミニスカートなど、身体の線が強調されるような服装を好む。

右之助、左太郎 (みぎのすけ、さたろう)

楽田の祖父。右之助、左太郎共に容姿はまったく同じで、皺だらけで背が低く、頭髪はまったくない。2人で屋敷に住んでおり、いぬねこを使用人として雇っている。楽田の祖母にあたる女性とは2人で性交していたため、実際にどちらが楽田の血縁にあたるのかは不明。

いぬねこ

右之助、左太郎の屋敷に雇われている使用人。眼鏡をかけており、ピッチリと前髪を右に横分けして、白いスーツを身につけている。楽田の彼女であるジローを誘拐するため、右之助と左太郎の手助けをする。

マサヒコ

金髪でもみ上げだけを猿のようにのばした短髪の男性。ワイシャツの上からスタジャンを羽織っている。右之助、左太郎に誘拐された末に殺されてしまった楽田の彼女ジローの弟であり、姉が殺されたのは楽田のせいだと思っている。そして、姉の敵である楽田の腹部を刺し、その後も楽田の命を付け狙っている。

集団・組織

大川組 (おおかわぐみ)

楽田が所属する、麻薬を取り扱う大きな密売組織。楽田と大川組の幹部が揉めることも多く、内部抗争が頻繁に起こっている。

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