概要・あらすじ
ケンは、自由とは何か、愛とは何かをつねに考える詩人。愛妻ルルは、まだ赤ん坊のランボーを抱えたまま、無職の夫を支えている。ある日、北朝鮮から毒ガスを積んだミサイルが日本に撃ち込まれる。ミサイルは不発だったが、国内は騒然となり、政府は遺憾の意を表明するだけで頼りない。そんな状況のなか、ケンは右翼団体の大物、金をだまし取られた人、余命わずかで拳銃の入手をケンに頼む老人、などと出会いつつ詩を書き続ける。
登場人物・キャラクター
ケン
自由とは、愛とは何かを考え続ける詩人。妻子あり、無職。人に頼まれて詩を書いて渡す時以外、作った詩を発表することはない。金髪のモヒカン、サングラス、迷彩柄のジーンズに上半身裸の上に皮ジャンと、パンク風な恰好をしている。
ルル
ケンの妻。ケンを深く愛しており、無職のケンを文句ひとつ言わず支える。
ランボー
ケンとルルの子供。まだおしゃぶりをくわえる赤子だが、ケンと同じく金髪のモヒカンで、サングラスをかけている。