概要・あらすじ
短編集なのであらすじはありません
登場人物・キャラクター
ケン
小学生の時、友人と息止め遊びをしていた最中、暴走してきた車に轢かれ帰らぬ人となった。10年後、友人が事故現場を訪れた際、幽霊となって友人の前に現れたケンは、事故当時の姿のまま、いまだに息を止めていた。
ミヤちゃん
家が貧乏でおとなしい少女。あっちゃんという仲の良い友達がいたが、内心は彼女のことを憎んでいたようで、引っ越しで遠くに行くことになった際、かつてあっちゃんが飽きたからといってくれたクマのぬいぐるみを、針でめった刺しにして返却した。
琴美 (ことみ)
突然「感性が緩やかに死んでいく」病にかかり、恋人の高志の誕生日に絵本を送ったり、葬式に水着姿で来るなどの奇行を繰り返すようになった。ノイローゼになった彼女を心配した高志に「結婚しよう」と告げられた際、「嬉しいときは相手のハサミで突かなければならない」と思い立ち、震える手でハサミを手にした。
愛ちゃん (あいちゃん)
ある女性作家の大ファンで、彼女のマネージャーに応募した若い女性。女性作家の作品から経歴まであらゆる情報を記憶しており、女性作家のデータベースとして活躍していた。その情報網は女性作家の私生活にまで及んでおり、女性作家の性生活や暗証番号をそらんじてみせ、彼女を恐怖に陥れた。