概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ロック
その超能力は不可能なことはないと語られ、不死身であるといわれる超能力者。伝説の存在として超人ロックと呼ばれることが多い。相手の超能力を自身のものにするラーニング能力に非常に長けている。ロックが多用するサイコ・スピアはアマゾナの能力をラーニングしたもの。エスパーを受け入れてくれる人が現れると思い続けている。 身体の代謝機能を自在に操ることが可能で、機能不全に陥った体組織の修復や再起動、性別の変更も可能。それゆえほぼ不死身の状態で人類が宇宙で発展していく歴史を傍観し、介入することができた。地球では名門ゴトー家の養子として生活していた。サイバーにまつわる事件が終息後、惑星ロンウォールへ向かっている。
アマゾナ
炎の虎とあだ名される宇宙海賊。ゼノン公ヌールの依頼で、ゼノン公ヌールの叔父であるゼノン公暗殺を行った。その際、軌道を外れたD弾で惑星マイアの一都市エナ市を殲滅してしまう。責任回避のためゼノン公ヌールによって、部下を皆殺しにされたため復讐を誓う。仲間を殺した張本人がエリック・G・ラッセルと思い込み、ロックの制止を聞かずに殺害する。 ロックと共闘してゼノン公ヌールを抹殺。目的を果たしたのち、 ロックに戦いを挑み、故意にESPバリアを外して自殺した。
リュウ・ヤマキ (りゅうやまき)
バレンシュタインの後任として銀河連邦軍情報局長官に就任した。歴代最年少の記録となる。記憶喪失状態のジェシカ・オーリンと恋に落ちる。
ジェシカ・オーリン (じぇしかおーりん)
あらゆる超能力を中和し、分解してしまう特殊能力を持つエスパー。レディ・カーンによって生み出されたロック暗殺に特化したエスパー。レディ・カーン所有の私立トライアック女学院に通っていた。
ロード・レオン (ろーどれおん)
超能力者で四肢がサイバー(サイボーグ)の宇宙海賊。星間企業体アストリス・コンツェルンの総帥グレート・ジョーグの命を狙う。ロンジット鉱山の利権を手中にしようとするグレート・ジョーグによって、父親は殺され、自身は両手両足を切断され、妹のフローラを失明させられた。 サイバーの副作用で脳神経を損傷して暴走する。ロックによって、生体機能を再起動させられ、乳児の状態に戻された。
ビクトル・フォン・ストロハイム (びくとるふぉんすとろはいむ)
太陽系連合軍の大佐。惑星ロンウォールの独立運動阻止のため派遣された。強化装甲服をまとうヘル・ダイバー隊を指揮する。ロックの介入で、ヘル・ダイバー隊は全滅に追い込まれた。ロックへの復讐のため、太陽系連合軍の遠隔操作による多目的ロボットニケを盗み出した。 ニケを操縦するために過度の加速剤を投与したため死亡した。
ジュリアス・フレイ (じゅりあすふれい)
ロックの義姉マチコ・グレースのサイバー開発助手。ロックが脳髄と脊髄しかなかったサイバー実験用の人間レムスの身体を作る作業を手伝った。サイバーが違法と決まった後、惑星ロンウォールへと移民する。独立運動のリーダーとなり、ロックと再会する。 ロンウォール独立後、地球政府の刺客に暗殺される。
ライガー教授 (らいがーきょうじゅ)
テロリストインナークロスの主宰者。恒星間戦争戦争回避のために、銀河系の宇宙船を全て破壊するべきという偽りの思想で、エスパーたちを扇動した。エスパーたちの目がそちらに向いているすきに、惑星破壊爆弾ジオノイド弾を、銀河連邦の惑星に撃ち込み破壊した。 真の目的は汎銀河戦争を勃発させて、銀河連邦を崩壊させることだった。後に銀河系全体を影から支配する銀河コンピューターを作った。
ナガト
元銀河連邦軍人でインナークロスのメンバー。ライガー教授が自ら興した汎銀河戦争を終結させるために作った銀河コンピューターを駆使して、人類文明の再建を目指す。名門オーリック家の婿となることで権利を拡大し、初代銀河帝国皇帝となった。 エスパーコントローラーに操られて、銀河帝国を乗っ取ろうとする勢力に操られ死亡。しかし、死んだのはクローンであったことが、後に判明する。
トレス
ナガトの娘。銀河帝国第三代皇帝。為政能力は姉弟の中では群を抜いて高い。エスパーコントローラーを使ったクーデター計画をロックの助けでなんとか乗り切った。以降もロックに何度となく助けられる。カルダームⅠ世配下の攻撃を逃れるべく、サイバー宇宙船のマウスの生体コンピューターとなった。
プリムラ・レナー (ぷりむられなー)
エスパー専門の賞金稼ぎバムパイヤ。父親をエスパーに殺害され、その際自身も強制若返りを施されて、9歳の身体に戻されてしまった。父の残した強化スーツで賞金稼ぎを行ってきた。失われた連邦の科学技術を記憶したキューブを所持していたため、命を狙われる。瀕死の重傷を負うが、ライザ・マナベに変身したロックによって、乳児に姿を戻されて人生をやり直すことになる。
書を守る者 (しょをまもるもの)
ロックのクローン細胞を使い、200のクローンを生み出した。ロックが出会ったのはリュカーン赤い太陽のサーペント守護者キャンサールパートバーノール公。その正体は銀河コンピューターの支配を覆そうと考え、実行に移した銀河帝国第7代皇帝のカル・ダームIII世だった。 銀河コンピューターに対するために同等の能力を持つコンピュータードラムを建設した。ドラム完成の暁に冷凍睡眠から復活するつもりでいたが、ドラムが進化の邪魔になるとして排除し、すでに絶命していた。
クーガー
プログラムにエラーがある赤い太陽のサーペントを修正するため覚醒したロックのクローン。赤い太陽のサーペントとの闘いで最愛の女性ジョアンを巻き添えにしたことを、ずっと後悔している。
ルパート
ロックのクローン。銀河帝国の将軍にして摂政のバーノール公と自らを合成して、8倍の寿命を手に入れていた。
バーノール公 (ばーのーるこう)
ロックのクローン。惑星ドラムに第2銀河コンピューターを建造していた。
プリンス・オブ・ファントム (ぷりんすおぶふぁんとむ)
ロックと相対的に位置する正体不明の意思敵のひとり。資産家の青年で、様々な発明品を生み出している。超天才ばかりを集めたファントム・レディーを従えている。
書誌情報
超人ロック 全27巻 ビブロス〈ビブロスコミック文庫〉 完結
第1巻 サイバー・ジェノサイド
(1996年4月発行、 978-4882714118)
第2巻 冬の惑星
(1996年4月発行、 978-4882714125)
第3巻 炎の虎
(1996年4月発行、 978-4882714132)
第4巻 魔女の世紀
(1996年4月発行、 978-4882714149)
第5巻 ロード・レオン
(1996年4月発行、 978-4882714156)
第6巻 光の剣
(1996年6月発行、 978-4882714170)
第7巻 星と少年
(1996年6月発行、 978-4882714187)
第8巻 スター・ゲイザー
(1996年6月発行、 978-4882714194)
第9巻 虚空の戦場
(1996年7月発行、 978-4882714217)
第10巻 ムーン・ハンター
(1996年7月発行、 978-4882714224)
第11巻 流浪
(1996年7月発行、 978-4882714231)
第12巻 ソリティア
(1996年9月発行、 978-4882714910)
第13巻 クロノスの罠
(1996年9月発行、 978-4882714927)
第14巻 プリムラ
(1996年9月発行、 978-4882714934)
第15巻 ソング・オブ・アース
(1996年11月発行、 978-4882714996)
第16巻 シャトレーズ
(1996年11月発行、 978-4882715009)
第17巻 アストロレース
(1996年11月発行、 978-4882715016)
第18巻 ダークライオン
(1997年1月発行、 978-4882715085)
第19巻 黄金の牙
(1997年1月発行、 978-4882715092)
第20巻 書を守る者
(1997年1月発行、 978-4882715108)
第21巻 ファイナル・クエスト
(1997年3月発行、 978-4882715122)
第22巻 デスペラード
(1997年3月発行、 978-4882715139)
第23巻 邪神降臨
(1997年5月発行、 978-4882715146)
第24巻 神童
(1997年5月発行、 978-4882715160)
第25巻 聖者の涙 前編
(1997年7月発行、 978-4882715177)
第26巻 聖者の涙 後編
(1997年7月発行、 978-4882715184)
第27巻 コズミックゲーム
(1997年9月発行、 978-4882715191)
超人ロック 全37巻 少年画報社〈King legend〉 完結
第1巻 炎の虎
(2006年12月発行、 978-4785927141)
第2巻
(2006年12月発行、 978-4785927158)
第3巻
(2007年2月発行、 978-4785927318)
第4巻
(2007年3月発行、 978-4785927394)
第5巻
(2007年4月発行、 978-4785927479)
第6巻
(2007年5月発行、 978-4785927585)
第7巻
(2007年6月発行、 978-4785927653)
第8巻
(2007年7月発行、 978-4785927806)
第9巻
(2007年6月18日発行、 978-4785927967)
第10巻
(2007年7月18日発行、 978-4785928162)
第11巻
(2007年8月18日発行、 978-4785928353)
第12巻
(2007年9月18日発行、 978-4785928483)
第13巻
(2007年10月18日発行、 978-4785928650)
第14巻
(2007年11月19日発行、 978-4785928766)
第15巻
(2007年12月18日発行、 978-4785928919)
第16巻
(2008年1月18日発行、 978-4785929022)
第17巻
(2008年2月18日発行、 978-4785929176)
第18巻
(2008年3月18日発行、 978-4785929251)
第19巻
(2008年4月18日発行、 978-4785929374)
第20巻
(2008年5月17日発行、 978-4785929626)
第21巻
(2008年6月18日発行、 978-4785929787)
第22巻
(2008年7月18日発行、 978-4785929954)
第23巻
(2008年8月18日発行、 978-4785930103)
第24巻
(2008年9月18日発行、 978-4785930271)
第25巻
(2008年10月18日発行、 978-4785930424)
第26巻
(2008年11月18日発行、 978-4785930608)
第27巻
(2008年12月18日発行、 978-4785930776)
第28巻
(2009年1月19日発行、 978-4785930929)
第29巻
(2009年2月18日発行、 978-4785931070)
第30巻
(2009年3月18日発行、 978-4785931261)
第31巻
(2009年4月18日発行、 978-4785931407)
第32巻
(2009年5月18日発行、 978-4785931605)
第33巻
(2009年6月18日発行、 978-4785931766)
第34巻
(2009年7月18日発行、 978-4785931971)
第35巻
(2009年8月19日発行、 978-4785932121)
第36巻
(2009年9月18日発行、 978-4785932244)
第37巻
(2009年10月19日発行、 978-4785932510)