概要・あらすじ
天才女性科学者の香織は、1秒を2698秒として体感することが出来る加速剤を完成させる。彼女がそれを服用した直後に、窓の向こうは、落雷のトラブルで失墜したジェット機がビルに激突せんとする事態に。残された時間は2.2秒。香織は自分の赤ん坊をカプセルに入れて脱出を試みるが、空気は水の中のように重たく、無理な加速をすれば赤ん坊を引き裂くことになる。
地獄のような果てしない2.2秒の闘いが始まった。
登場人物・キャラクター
香織 (かおり)
高層ビルに研究室を持つ、天才女性科学者。1秒を2698秒として体感することの出来る加速剤を発明する。自ら服用した直後に、ビルめがけて激突しようとするジェット機を発見して、何よりも大切な赤ん坊の息子、俊一を抱えてビルから脱出しようとする。
俊一 (しゅんいち)
香織の息子。まだ赤ん坊で、香織が子守りをしながら研究に勤しんでいる時に、落雷で失墜したジェット機がビルに激突しようとするトラブルに遭遇する。
その他キーワード
加速剤 (かそくざい)
天才女性科学者の香織によって開発された、1秒を2698秒、すなわち約45分として体感する事ができる薬。最初に実験で出来た結晶化された加速剤は0.4グラムで、持続効果は約6時間だった。香織は自らこれを飲み実験台となる。
クレジット
- 原作
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後藤 俊夫