概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
クラリス・ファーレンハイト
ファーレンハイト子爵家の次女。すみれ色の瞳と艶やかな栗色の髪を持ち、儚げな雰囲気を漂わせる少女。幼少期から、両親はもちろん、その美貌から「ファーレンハイトの宝石」と称される姉のマチルダにも虐げられながら育った。そのため、自己肯定感が非常に低く、内気で本心を隠してしまう傾向がある。しかし、心優しく思慮深いため、屋敷の使用人たちからは慕われている。探求心が旺盛で博識なため、薬草を用いた自然薬にも精通している。ある日、姉の身代わりとして、武功の凄まじさから「人喰い辺境伯」と呼ばれるジークフリートのもとへ嫁ぐことになる。誰もが恐れる辺境伯と婚姻したことで、孤独な結婚生活を覚悟していたが、無口ながらもつねに気遣いと温かい包容力で接してくれるジークフリートに、次第に心を開いていく。しかし、身代わり婚という秘密を抱えたまま、ジークフリートに本心を打ち明けることができずに悩んでいたが、その優しさに触れるうちに、固く閉ざしていた心は徐々に解け、彼への思いは本物へと変わっていく。自分の居場所を見つけてからは、ジークフリートの助力を得て、生家と姉の秘密にせまっていく。
ジークフリート・グーテンベルク
輝かしい武功を誇る辺境伯。薄紫色の髪と金色の瞳を持ち、端正な顔立ちの大柄な青年。親しい者からは「ジーン」と呼ばれている。若くして隣国との戦いで数々の戦果を挙げた優れた武人であり、その圧倒的な武勇と寡黙な物腰から「人喰い辺境伯」と恐れられている。しかし、単なる無骨者ではなく、鋭い洞察力と卓越した政治手腕を兼ね備え、絶大な影響力を持っている。隣国に対する戦功により、ファーレンハイト子爵家から「ファーレンハイトの宝石」と称される女性を正妻に望んだが、実際に嫁いできたのは妹のクラリスだった。クラリスが身代わりであることを知りつつも、彼女を責めることなく温かく迎え入れ、その心を癒していく。やがて、溺愛とも言える深い愛情を注ぎ、あらゆる危険からクラリスを守り抜くと決意する。
クレジット
- 原作
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椎名 さえら
- キャラクター原案
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一花 夜
書誌情報
身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 4巻 KADOKAWA〈フロース コミック〉
第1巻
(2022-08-05発行、978-4046816443)
第2巻
(2023-04-05発行、978-4046823809)
第3巻
(2023-12-05発行、978-4046831804)
第4巻
(2024-12-05発行、978-4046840325)







