あらすじ
大学時代の友人の義妹であるヨウ・ユエンとの待ち合わせ場所に着いたジョウ・ナンは、ヨウがバッグを盗まれた場面に遭遇する。ジョウは窃盗犯を撃退してバッグを取り返すと、バッグから落ちたスマートフォンをヨウに渡すために拾う。するとスマートフォンに触った瞬間、ジョウは女子高校生が異形の怪物に襲われている幻覚を見て、ヨウにスマートフォンについて尋ねるのだった。スマートフォンの持ち主である女子高校生が、不可解な事件に遭ったことを聞いたジョウは、「303の最終バス」と呼ばれる都市伝説を思い出し、女子高校生と都市伝説の類似点を語る。ジョウの話を聞いたヨウは、真相を調べるためにジョウを連れて都市伝説の舞台となったバスに乗り込む。最初はふだんと変わりなく走っていたバスがいつの間にか見知らぬ場所に到着し、乗客は三体の異形の怪物に襲われる。
登場人物・キャラクター
ジョウ・ナン
元警察官の男性。8年前に警察学校を首席で卒業して特別班に所属した優秀な人物だったが、任務中に負傷して警察官を辞職した。ジョウ・ナンの任務はすべてが機密扱いとなるほど特殊なもので、ジョウもいまだに任務でかかわった人物のことが忘れられずにいる。物に宿った思念を見ることができる異能力を持つ。ぶっきらぼうな性格ながら面倒見はよく、自分に付きまとうヨウ・ユエンのことを邪険に扱いながらも、危険な目に遭わないように気遣っている。
ヨウ・ユエン
ジョウ・ナンの友人の女性。心理学を専攻しており、修士論文のためにジョウに付きまとっている。ジョウの物に宿った思念を見ることができる異能力のことを知っており、ジョウ自身に興味を持っている。勝ち気な性格で行動力もあり、ジョウから「303の最終バス」と呼ばれる都市伝説と不可解な事件に遭った女子高校生の類似点を聞くと、都市伝説を調べることをジョウに提案して実際にバスに乗り込む。
その他キーワード
303の最終バス
大都会である麓山に伝わる都市伝説。1995年の冬の夜、都市部から郊外に向かって走っていた303ルートの最終バスが謎の三人組に襲われ、のちに別の場所で発見される。発見当時は運転手と乗務員、二人いた乗客のすべてがいなくなっていた。それからも2~3年に一度の頻度で奇怪な失踪事件が起き、「303の最終バス」の事件が話題にのぼるが、警察は関連性を調べていない。
クレジット
- 監修
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王鵬
- キャラクターデザイン
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肖寛
- 編集
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皓月
- 企画
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故郷 安彦高
- シナリオ
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Samuel.S