概要・あらすじ
社長と春子ママの新婚旅行を兼ねた「花園自動車修理工場」の社員旅行に同行する事になった武来杏と中園麻里は、バリ島で4泊という時間を一緒に過ごすことになる。そこでついつい張り切ってしまった山本亜也は、半ば強引に麻里を武来の部屋に泊まらせようと画策する。
登場人物・キャラクター
中園 麻里 (なかぞの まり)
武来杏の彼女。気が弱く、ネガティブな思考の持ち主。思ったことの半分も口にできないが、本当に伝えたい大切なことは伝える努力ができる芯の強さを持っている。武来が好きで仕方ないが、彼の心を信じ切ることができずいつも不安を抱えている。
武来 杏 (ぶらい きょう)
中園麻里の彼氏。ハッキリした性格だが口数は少なく、麻里とは反対に肝心なことを言葉にできないタイプ。彼なりに麻里を大切にしているが、言葉足らずのためになかなか理解してもらえない。幼い頃に母親と弟を亡くしており、寂しい思いをした過去を持つ。今現在は結婚や子供など、落ち着いた将来を考えることができず、麻里との考え方の違いに思い悩んでいる部分もある。
矢野 美子 (やの みこ)
中園麻里の高校時代からの親友で、いつも麻里の恋愛相談に乗っている社会人の女性。仕事の関係で現在は博多に住んでいるが、麻里とは電話での交流を続けており、麻里にとっては何でも話せるかけがえのない人。何事にも控えめな麻里の後押しをする大切な役割を担っている。
武来 銀 (ぶらい ぎん)
武来杏の兄で、外見もさることながら、愛想が無く冷たい印象を持つところもよく似ている。実家「武来酒店」の経営者。中園麻里と武来の将来に対する価値観の違いに気づいており、何かと武来の恋愛に口を出し、釘を刺すことが多い。
瞳 (ひとみ)
武来銀の妻。大学卒業後はスチュワーデスとして航空会社に勤務していたが、妊娠が発覚したことで結婚が決まり、寿退社した。その後流産を経て今回2回目の妊娠となり、無事に男児「行」を出産した。武来家の3兄弟の性格をよく把握しているため、武来とのことで考え込む中園麻里の良い相談相手となる。
花井 律子 (はない りつこ)
武来杏の実家である「武来酒店」の近所にある肉屋の娘で、武来の幼なじみ。気が強く自信家で、武来のことを一番よく知っているのは自分だと自負しており中園麻里を彼女と認めていない。おとなしい麻里に対して何かときつく当たりがちだが、それもすべて武来を想うがゆえのこと。
山本 亜也 (やまもと あや)
「花園自動車修理工場」を経営している社長の娘で中学3年生。中園麻里に家庭教師をしてもらっている。武来杏と麻里の関係を一段ステップアップさせようと、実家の社員旅行を機会に強引な行動に出ようとする。
春子 (はるこ)
山本亜也の父親が再婚した相手で、亜也にとっては義理の母親。若い頃に、好きになった人が事故死したという悲しい過去を持つ。そのため、武来杏との関係に思い悩む中園麻里の心に寄り添い、優しくアドバイスを送る。
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