鏡のむこうの最果て図書館光の勇者と偽りの魔王（漫画）- マンガペディア

あらすじ

第1巻

世界の片隅にひっそりと立つ最果て図書館で館長を務めるウォレスは、図書館にある本を整理・管理する日々を送りながらも、館長になる以前の記憶がないことに悩んでいた。図書館には本を収集する目的で図書館が作り出した魔物が存在しており、ウォレスは自分はいつから図書館にいるのかと魔物に聞いて回るものの、魔物からは答えをはぐらかされている。ある日、倉庫から歌声が聞こえることに気づいたウォレスは倉庫に向かい、そこで大きな鏡を見つける。そして鏡に窓からの光が当たると、そこにルチア・ホワイトが映し出される。一方のルチアも、突然鏡に映ったウォレスに驚くが、二人はお互いの自己紹介後に軽く会話し、これからも鏡ごしに話をしようと約束する。そんなルチアとの世間話が日課となって少し経った頃、ウォレスはいつもは元気なルチアが落ち込んでいることに気づく。その理由を聞いたウォレスは、彼女の悩みを解決するための手助けをすることを決めるのだった。

登場人物・キャラクター

ウォレス

最果て図書館で館長を務める男性。リィリからは「マスター」と呼ばれている。館長になる前の記憶がなく、図書館にいる魔物に「いつから自分が図書館にいるのか」と聞いても答えをはぐらかされている。家族や友人のことも思い出せないため、つねに孤独を感じている。魔物が集めて来る本を目録に追加し、図書館にある本を管理することが主な仕事だが、変化のない毎日に飽きており、仕事態度は非常に不真面目。図書館と見えない鎖でつながっているため、図書館から出ることができず、外の世界にあこがれている。そのため、外の世界の住人であるルチア・ホワイトやアラン・フロックハートとの会話はウォレスにとって非常に興味深いものとなっている。動物好きで、お人好しな性格の持ち主。館長として、外の世界で対立している勇者と魔王のどちらにも肩入れせずに中立を保っている。

リィリ

最果て図書館でメイドとして働く少女。ウォレスの身の回りの世話や仕事のサポートをしている。つねに無表情で、自分の仕事を淡々とこなすため、ウォレスからは「人形みたい」と評されている。しかし、傷ついた鳥をウォレスの命令で完治するまでお世話するすることで何か感じるものがあったのか、その後は傷ついた動物を見つけるたびに保護するようになる。

ルチア・ホワイト

魔女見習いの少女。「はじまりの町」と呼ばれるフレイラに住んでいる。修行をよくさぼっては師匠に怒られている。師匠から逃げている時に不思議な鏡ごしにウォレスと会話し、以降はさまざまなことを相談するようになる。明るく優しい性格で、非常に責任感が強い。新しく勇者に選ばれた少年の旅立ちを後押しして、ウォレスといっしょに親友の鳥のピートを使って勇者の旅をサポートしている。

アラン・フロックハート

世界中を旅する商人の男性。最果て図書館にある本やお宝を仕入れるためにやってきたが、激務のために図書館に着いたところで倒れてしまう。回復後はウォレスと交渉するものの、本やお宝が手に入らないとわかると、図書館をいろいろ見て回って土産話にするなど切り替えが早い。商売を通じて人と接しながら旅をするのが好きで、魔物が多くいる危険な場所にもよく出かける。

場所

最果て図書館 (さいはてとしょかん)

世界の片隅にあるとされる図書館。世界中の本が集められており、御伽噺では「世界のすべてが記してある」といわれている。そのため空想の図書館だと思っている人間も多い。本を集めるのは最果て図書館の空間が生み出した魔物で、魔物が集めた本を館長のウォレスが目録に追加して管理している。

クレジット

原作: 冬月いろり

キャラクター原案: Namie

書誌情報

鏡のむこうの最果て図書館光の勇者と偽りの魔王全2巻 KADOKAWA〈MFコミックスアライブシリーズ〉

第1巻
(2020-01-23発行、 978-4040643021)

第2巻
(2020-09-23発行、 978-4040648835)

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鏡のむこうの最果て図書館光の勇者と偽りの魔王

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第1巻

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