雨男

雨男

佐藤史生による「七生子シリーズ」1作目。二面性を持つ女子高生加賀見七生子と、幼い日の七生子の絵の才能に嫉妬していたという荘村類の再会を描くボーイ・ミーツ・ガールの物語。

正式名称
雨男
ふりがな
あめおとこ
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

主人公の女子高生加賀見七生子は学校をサボって空き家となった父方の親戚の家で庭をスケッチをしていたところ、雨宿りをしようと入ってきた荘村類と出会う。初対面のはずの類はスケッチを見ると、七生子の名前を言い当て、過去、七生子が通っていた画塾で出会っているのだと告げる。

登場人物・キャラクター

加賀見 七生子 (かがみ なおこ)

桐門高校に通う女子高生。「鉄血委員長(アイアン・レディ)」とも呼ばれる高校での堅い性格で厚い信頼を寄せられている一面と、学校をサボって空き家となった親戚の家でタバコをふかしながらスケッチをするような影のある一面を併せ持つ少女。

荘村 類 (しょうむら るい)

大学を卒業したばかりの20代の男性。祖父がイギリス人のクォーター。彫りが深く野性的な、魅力的な顔立ちをしている。過去、七生子と同じ画塾に通っており、彼女の才能に嫉妬していたが、後にそれは愛だと気づき、現在の七生子に会いにきた。桐門高校の美術教師として赴任してくる。

加賀見 彬彦 (かがみ あきひこ)

加賀見七生子の父。オールバックに眼鏡の中年男性。謹厳実直な性格。過去、七生子が絵以外のことをすべておろそかにしてしまったため、絵を描く事を禁止した。妻である加賀見刀美のことを深く愛している。

加賀見 刀美 (かがみ とみ)

加賀見七生子の母。中年にさしかかっているが、若々しく、線が細く美しい女性。体が弱く、心労が重なると倒れることがある。

八田 (はった)

各地で才能のある若者を探し出し、自身の画塾に集めている。幼い日の加賀見七生子に絵の才能を見いだし、画塾に呼び寄せた。

場所

親戚の家 (しんせきのいえ)

加賀見七生子父方の祖母の家だが、本来の持ち主であるおじが海外から戻らず、祖母が亡くなってからずっと空き家になっており、七生子の隠れ家となっている。手入れするものもなく、荒れ放題で、雑草や伸び放題の植木に埋もれている。

八田画塾 (はったがじゅく)

過去、加賀見七生子と荘村類が通っていた画塾。講師である八田が見いだした秀才たちが集まっていた。

関連

七生子シリーズ (なおこしりーず)

主人公である女子高生が出会う様々な形の愛を通じ、思春期から大人への成長を描いた漫画。 関連ページ:七生子シリーズ

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