概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
翼 (つばさ)
小さな温泉街で、母と三人の妹と暮らす中学生の少年。いつもヘッドホンとマスクをしている。不良グループに属しているがいじめられっ子で、背が低く自分に自信がないヘタレだが、格闘ゲームは得意。超能力の持ち主で、転校してきた口のきけない女子高生・雪(ユキ)の心の声を聞くことができる。ある日、暴行を受けていたユキの声を聞き、格ゲーの要領でユキを操って不良共を蹴散らす。それ以来、自分に超能力があると勘違いしたユキから協力を求められ、街で起きる事件の解決に挑むことになる。翼(ツバサ)の超能力は、一人では小さなことしかできないが、ユキのピンチなどには大きな力を発揮する。ただし、ツバサ本人は小さい時のあるトラウマから、超能力を使うことを好んではいない。作中では通常「ツバサ」と表記される。また、ユキは心の中でツバサのことを「ちびっ子」と呼んでいる。
雪 (ゆき)
麓の街から小さな温泉街に引っ越してきた高校生の少女。吹奏楽部でサックスを担当する。ショートカットの髪型が特徴。口がきけないため、携帯に文字を打ち込んで会話する。翼(ツバサ)には心の声を聞かれているが、本人はそのことを知らない。雪(ユキ)が口がきけないのをいいことに、不良たちから暴行を受けるが、ユキの心の声を聞いたツバサに操られて、不良たちを蹴散らす。それ以来、自分には超能力があると思い込み、超能力で人の役に立ちたいと思い立ち、ツバサに協力を求める。ツバサからは「先輩」と呼ばれている。
続編
雪にツバサ・春 (ゆきにつばさ はる)
同作者『雪にツバサ』の新シリーズ。主人公・翼(ツバサ)の高校進学以降の話に加筆・修正のうえ、タイトルを改めて単行本化された作品。現代の日本、北国のひなびた温泉街にある高校が舞台。不良だがいじめられっ子... 関連ページ:雪にツバサ・春